ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

障害って言うけれど

2006年08月30日 | 雑談
以前より、何らかの障害をお持ちの方にはパソコンは健常者以上に便利な道具となる…と考えてきました。が、現実にはなかなかそうした講座を提供するチャンスに恵まれませんでした。

…ところ、最近はチョコチョコとお話が舞い込むようになり、これまでの自論を実践してみる機会に恵まれるようになりました。

何人かの方々とパソコン講座の場を持っています。いずれの場合も、お話をいただいた後の準備期間は、考えられる様々な事態を想定して計画を練ったものです。それなりに、不安も意気込みも期待も山ほど抱えて臨みました。

ですが、現実にご一緒してみると…当初の「身構え」が跡形もなく消えている自分自身を感じます。「障害を持たれている」ことは紛れもない現実なのですが、講座という場で出逢ってしまうと、「障害」ではなく単なる「個性」に過ぎないと感じます。というより、ご一緒している時間の中でその方の「障害」を私が意識する場面がないという感じです。

「障害」ではなく「個性」だと考える、これはこのような状況を説明する際によく使われる言葉ではありますが、頭で考えているうちは単なる「理解」にしか過ぎません。ご一緒してみて、その方を目の前にし、言葉を交わし、心を通わせて初めてその言葉の意味が理解できたような気がします。

「パソコン講座」以外の出逢い方をしていたら、感じられなかったかも知れません。抱えておられる障害や環境に負けず、果敢にいろいろなことにチャレンジしていただきたい。そうしていただくことによって、私達は初めて大切なことに気づくのだと思います。そして健常者の方は、ご自分の一番の得意分野でそうした障害をお持ちの方と向き合ってみていただきたい…そんな風に思います。


描画キャンバスは要らない
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