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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

大深温泉

2011年07月13日 | 温泉

 昨年後生掛自然研究路を歩いた際、茶屋のところに大深温泉への看板があったのをチェックしておりましたので、迷わずこの道を選択。昨年工事中だった茶屋手前の遊歩道は、写真のように完成しておりました。


 ところが、このような山道を行けども行けども着きません。一度戻って茶屋で聞いたら片道2.5kmもあるって言うじゃないですか!? 登山で疲れてましたが、ここで諦めるわけにはいきません。気をとりなおして歩きましたよ。ところどころぬかるんでましたが、概ね歩きやすかったです。道に落ちている枝が多かったので、ほとんど歩かれてない道だと思います。すると着いてみたら大きな駐車場があるじゃないですか。でも歩いたことによって、貴重な体験として強く記憶に残ることでしょう。大汗をかきましたので、水が冷たくておいしかったです。


 母屋で入浴料金を払います。450円でした。


 浴槽はひとつだけで、シャンプーも石鹸もありませんでした。掛け流しなので当然川へ直接注がれることを考えれば、シャンプーなど使えるはずがありません。ここはお湯を堪能することに専念しました。それにしても熱かったですね。源泉77.1℃が直にきてますから、加水によって温度を下げます。温泉成分は薄まりますが、加水以外で温度を下げるのはお金がかかりますからね。泉質は単純硫黄泉でした。

玉川温泉食堂

2011年07月12日 | 温泉

 バスで後生掛に戻るには時間があったので、玉川温泉の食堂で昼食。その前に登山靴の泥を洗い流す必要がありました。マイナーとはいえ一応登山口があるわけですから、靴洗い場は必要でしょう。温泉関係者に聞くと、一ヶ所だけ水道にホースがつながれてるのがある、とのことでした。行ってみるとハケとかブラシがないので、靴底が洗えません。そこで苦肉の策でしたが、ホースの先をすぼめて水流を強くしたらなんとか取れました。

 ご存知の通り玉川温泉の食堂は、過去何度もノロウイルスによって営業停止になっています。さすがにその辺は徹底されていました。まずは「手を洗って下さい」と促され、足踏みで水が出る洗面所へ。蛇口に手が触れないようにとの配慮でしょう。次に霧吹きで消毒液を手に噴霧され、お手ふきウェットシートを渡されました。注文は、秋田弁当700円を。高齢者が多い客層に配慮したような内容と量でした。(五目酢飯、いなにわうどん、天ぷら、ハタハタ寿司、いぶりがっこ)



 この日玉川温泉で降りた客が一人、乗った客が私一人。料金は玉川温泉→後生掛温泉710円でした。一日に数本田沢湖駅⇔八幡平山頂のバスがありますが、平日は客がいないのでミニバンでも十分じゃないでしょうか? そして人数の多い時には予約してもらって、その時に大型バスを出したらいかがでしょう。

焼山縦走(3)

2011年07月11日 | 八幡平

 再び上からのアングルで火口湖。



 名残峠でもガスが晴れず、景観もキモチ悪いので下山を急ぎました。硫黄臭もハンパなかったですね。ちなみに硫黄は無臭で、硫化水素の臭いを一般的に硫黄臭と言ってます。硫化水素は、空気よりも比重が重いため、噴出し口などの窪地にたまりやすいです。


 水場着11:16。水場とはいえ飲むのは控え、顔を洗うだけにしました。どうしても飲む場合には、煮沸するといいと思います。それからこの手前には「叫沢分岐」がありましたが、廃道のようです。叫沢は、玉川温泉から車で行くと、大場谷地の手前にあります。


 ハナニガナとシロバナニガナ。イソツツジは、玉川温泉近くでは実を結んでました。


 コンクリの階段が現れると玉川温泉が近いです。あちこちから噴煙が上がってました。登山口着11:44でした。4時間23分かかりました。逆に玉川温泉から後生掛へ向かう場合には、登りが多いのでもっと時間がかかります。万歩計では、15,816歩、11.14kmでした。



 遊歩道からは、噴出口を間近にみられます。


 岩盤浴のテントと大噴湯。

焼山縦走(2)

2011年07月10日 | 八幡平

 コイワカガミも咲いてましたが、上を向いてるのは見たことがないですね。白もありました。


 大きな石がゴロゴロしていて歩きにくかったです。全山行の1/3はこんな感じでした。国見台着は8:58。7:21に後生掛を出てますから、1時間37分もかかってしまいました。大沼向かいの八幡平スキー場がはっきり見えました。


 アカモノとガクウラジロヨウラク。


 ところが10分もするとガスってきて、あたりの様相は一変しました。こんな時に力強いGPS、ソニーのナブユー。アウトドアモードは等高線がはっきりしていて見やすいです。使いこなせると頼れる味方になりそうです。


 毛せん峠着9:29。依然とガスったままで、タケノコシーズンも終わり山中には人影なし。イソツツジが一面咲いててキレイでした。チングルマをこんなアングルで見ることはありますが、花が違うとまた新鮮ですね。


 ハクサンシャクナゲ。ツボミがピンクなのに咲くと白くなります。でもツボミも白いのもありました。


 焼山山荘を経て鬼ヶ城へ。山荘手前でゴゼンタチバナが咲いてました。鬼ヶ城では、大岩が迫ってきて下りになるため、背中が寒くなりました。


 息つく暇もなく、今度は地獄沼のような火口湖が出現。湖縁から煙が立ち昇っていました。

焼山縦走(1)

2011年07月09日 | 八幡平
 後生掛温泉から国見台→もうせん峠→鬼ヶ城→焼山→名残峠を経由して玉川温泉まで縦走してきました。




 後生掛温泉の中を通って、登山道に出るまでが面白いので載せてみました。


 まずは、ここで登山の安全祈願。 


 歩き始めは木道があり、標高差もないので楽勝かと思われましたが。。


 ハクサンシャクナゲとギンリョウソウが盛りでした。他にはツマトリソウ、マイヅルソウ、ヤグルマソウが咲いてました。


 こうなるとガマズミだかオオカメノキだか分からなくなりますが、花が終わって実をつけていました。