最近観たＤＶＤ

　これは先月上旬岩手へ旅行した際に、バスの中で観ました。１８のロケ地は岡山でしたが、全国的に誘致合戦が激しいようです。なにしろ経済波及効果が３０億円とも言われておりますので。１５でも書きましたが、三國連太郎さんのお年が気になりますけど。。

　シリーズに共通することですが、相変わらずストーリーの繋がりが唐突に感じました。それと地元民とからんでの結婚式もよく出てくるパターンでしたね。しかしながら自然破壊につながるリゾート開発はやめるべきだ、と建設会社の社主と社員なのによく話の筋を通したものです。そこのポイントを押さえたことで評価は高まりました。

　フィンランドのヘルシンキが舞台の映画です。フィンランドの国土面積は日本よりもちょっと小さいぐらいですが、人口は５００万人だそうです。実はかもめ食堂の営業資金は、宝くじの当選金なんだとか。風景がすごくキレイで空気が澄んでそうでしたね。時間の流れ方もゆったりとしていて違うような気がしました。最後はお店が満席になるというハッピーエンドなんですが、シンプルライフの提唱でもあろうかと思われました。

　それは主人公のサチエこと小林聡美さんの無駄のない動き、家具や調度品のシンプルさからくるものかもしれません。食堂での立ち居振舞いはもちろん、買物で歩く姿、プールや合気道の練習と全てに颯爽としていて無駄がありません。ホント器用な方だと思います。フィンランド語も映画を観たフィンランド人から、家系にフィンランド人がいるのか？と問われるぐらい流暢だったとか。

　小林さんの他にはマサコこと「もたいまさこ」さんも、独特の丁寧さとスローテンポを持った方です。「ALWAYS 三丁目の夕日」にも出演しています。もう一人ミドリこと片桐はいりさんも個性派俳優です。サングラスをかけたシーンは、オノ・ヨーコさんとそっくりでしたよ。

　この三人でお店を切り盛りしていくんですが、三人組のご婦人方が店に入ってくるまでの過程が面白かったですね。最初の客はガッチャマンが縁で知り合ったトンミ・ヒルトネン（ヤルッコ・ニエミ）ですが、店に入ってくるシーンが多すぎじゃないでしょうか？しかも、ただでコーヒーを飲んでるし。。

　後半お店が混み始めると、箸を器用に使っている人が多いのも不思議でしたね。サウナの話が出ても実際の映像が出てこなかったのも、何か訳があるのでしょうか？それとフィンランド人って、寡黙な人が多いみたいです。

　日本の文化もさりげなく披露されてました。おにぎりを始め、ガッチャマン、ワラ人形、蛙の折り紙、合気道など。

　落し物の定期券とかブレスレットを拾った人が次々といなくなり、原因をさぐりながら探していきます。映画を観ながら、トンネルのシーンとかではＦＦやドラクエでバトルしているのを思い浮かべてました。入り込めない映画は最悪ですね。ホラーなのでしょうがないんですが、場面の切り替わるところでやたらと音を大きくするのはやめてもらいたいです。