その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

ビリギャル

2015年05月15日 | 映画・DVD
 ビリギャルを観てきました。主演は、あまちゃん女優の勝ち組と言われる“有村架純”。テレビではワンパターンの笑顔しか見てなかったので、かわいいけど厭きる顔だなと思ってたんです。ところがこの映画では、怒ったり、凹んだり、泣いたりと色んな表情を見せてくれました。演技もスクリーンに釘付けになるような迫力がありました。ミニスカのみならずヘソ出しのホットパンツルック、ジャージやトレーナー、ちゃんちゃんこまで衣装の方も目まぐるしい替わりようで。入浴シーンのサービスカットもあり、男性は鼻の下を伸ばすことでしょう。

 「ケーオー」はせめてKOって書いて欲しかったです。しかし聖徳太子を知らない、日本地図を書けないなんてレベルは信じられないですよ。その昔、傾向と対策って受験参考書がありましたが、学校によって毎年どこから出るか決まってることがあります。例えば、古文なら古今和歌集以外からは出ないとか。だとしたら、受かるためだけならその他多くの知識を詰め込むことは無駄になります。またそれを知ってるのと知らないのでは、スタート地点が違うことになってしまいます。

 そして何と言っても塾講師の伊藤淳史の好演でしょう。残業時に食べてたカップ麺は、名古屋だけに“スガキヤ”でした。母親役の吉田羊は、塾の費用を捻出するため佐川急便の配送センターでパートしてるんですが、あんなにキビキビした動きは想像できませんでしたね。(ドラマなどはほとんど見ませんのでね) 父親役の仲間由紀恵の夫田中哲司は、名古屋弁がどえりゃ~うみゃ~もんで調べてみましたら、三重県鈴鹿市出身だったんですね。どうりで。身近でもみてきましたが、(自分の夢を子どもに託すとか)子どもに思い入れが強すぎるというのはよくないです。最近では不登校も多いですが、どんな状況でも子どもを信じてやれるのは親しかいないですから。家庭崩壊寸前だったのが合格によってどうにか食い止められたのも、エンディングとしてはダブルで嬉しいことでした。

 興行収入も20億円を超えそうな勢いで、波及効果として日本全体の偏差値が上がっちゃうかもしれないですね。おそらく二匹目のどぜうを狙うヤツが出てくると思いますが、早速ネットで14歳(少年院在籍中)にして漢検1級と秘書検定1級を取ったガングロギャルの「あゆたま」さんが話題になってます。

PS;帰途FM秋田を聴いてましたら、大涌谷を「おおくわだに」としかも2回も間違えてました。間違いは仕方ないとして、局の周りの人は気づかないんだろうかと不思議に思います。

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