以下は料亭柴田庵の『冬の恵会席』と題した御献立です。『懐石』との違いはと言いますと、本来懐石はお茶を美味しく飲むための料理に対して、『会席』は酒を楽しむための料理です。
【先付(さきづけ)】 珍味 自家製唐墨
台湾土産で頂いたりしますが、量が多いと諄(くど)くなるのでこのぐらいでちょうどいいです。
【八寸(はっすん)】 小鯛黄身寿司、焼き栗、トンブリ豆腐、明太子チーズ豆腐、紅葉ムース、博多三昧
八寸とは洋食で言うところの前菜にあたりますが、色んな味や食感が楽しめました。博多三昧には干柿がサンドしてありました。
【お椀】 紅白山芋すりみ団子、柚、紅葉麩、三ツ葉
【酢の物】 河豚(ふぐ)皮、茗荷(みょうが)、すだち、もずく、水母(くらげ)、蟹湯葉巻
河豚皮のコリコリ感はたまらんですね。
【造り】 虎河豚、博多ネギ、紅葉おろし、ポン酢
器に河豚が栄えます。やはりポン酢以外考えられません。
【焼物】 魳(かます)両妻(りょうづま)焼、うにひしお、あられ、レモン、紅白ひょうたん
「わらさ」だと言っていた人がいましたが、漢字では「稚鰤」と書きます。魚偏は難しいですね。両妻とは、「つま折」という魚の串打ちの一種で、細長い切り身に良く用いられ、切り身の端の両方を折り曲げて串を打つことを言います。
【揚げ物】 ズワイ蟹葛(くず)衣、朝鮮人参、串銀杏(ぎんなん)、干柿
この一皿は、食べる順序を考える必要がありましたね。揚げ物としての朝鮮人参は、初めて食べました。食べた瞬間土のえぐみみたいな苦さが口一杯に広がりましたが、体によさそうな感じはしました。
【替り鉢】 真鱈白子揚げ葛餡、鱈真子、ウニ、エノキ茸、糸唐辛子、白髪ネギ
替り鉢とは、一般的に「蒸し物」のことを指します。
【お凌(しの)ぎ】 安肝ソテー野菜サラダ和風ソース
お凌ぎとは、それまでの料理と流れを変えるという意味で、箸休めとか口替りに相当します。
【食事】 ムキソバ、鶏つくね団子、卵豆腐、しめじ、三ツ葉、生姜汁
熱過ぎずかと言って温くもなく、ちょうどよい加減でした。料亭のおもてなしの心が伝わってきました。
【香の物】
ご飯の場合には、ここで香の物と一緒に「止椀」としてお味噌汁が出てきます。
【水菓子】 季節果物、甘味
マンゴー他冷たくすっきりしていて、後味爽やかでした。
ずっとビールを飲んでいたのですが、お酒は北鹿純米酒雪中貯蔵をいただきました。冷酒のためか、コクがあるのに口当たりがよく飲みやすかったです。
料理はテンポよく運ばれてきて、器の色合いや盛り付けもすばらしかったです。あっという間の二時間でした。
量的にはやや少なめな印象を持ってますがこれまた料亭を感じさせます^_^;
道路が広くなったので、入り口が即
道路に面してしまったんですよね。
量は少ないながらも品数が多かった
ので、楽しめました。
知りません。でも素敵なところっぽいですね。
こーゆー懐石って食べてみたいです。非常に興味アリ。
こんなおしゃれなところには奥様と二人で行くんですか?
数年前、柴田庵の裏にある料亭北秋くらぶでも食べたことがありますが、柴田庵の方が繊細な感じがしました。
昼食もありますが、少々奮発して会席の方が面白いと思います。季節によって食材が変わってきますので。
気の合う仲間と静かに語り合うのもいいものです。
カミサンと一緒ではありませんでした。
私は明日行く予定です。
みかんの出し方が可愛いです。
出来たら、春夏秋冬行きたいものです。
私はたまにしか行けませんが、ジュミさんは明日もですか !?
そう言われると、みかんを剥いて出すという発想がないかもしれません。同じく四季折々の食材を味わってみたいものですね。
この料亭もまた素晴らしいですね♪
こんなところで夜に食事してみたいです(*^。^*)
最近ちょっぴりだけ忙しくて、読み逃げばっかりでコメ残せませんでした^^;
もうちょっと器用ならサクサク出来るんですが(苦笑)
また今後ももしかしたら読み逃げばっかりしてるかもですが、よろしくお願いします(*^_^*)
年末でも今年は急激な経済環境の変化によって、大変な方が増えてますので、忙しいことは喜ばしいことです。柴田庵は予約が必要なだけで、かたくるしい処ではありませんので、お泊りでいらして下さい。
私も読み逃げしていますので、おあいこですね