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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

槍~大キレット~北穂~涸沢縦走記(4)

2017年08月08日 | 北ア・南ア縦走記

 ミヤマタンポポとテガタチドリ。ハクサンチドリはよく見かけますが、ノビネチドリとテガタチドリはほとんど見ませんね。


 サマニヨモギかタカネヨモギ。実はどちらか区別できてないレベルです。右上はエゾシオガマ。


 オタカラコウとシロバナタカネグンナイフウロ(白花高嶺郡内風露)。蕊(しべ)が花の外に飛び出しているのを見るとミヤマクワガタを連想しますが、白花はなく花はもっと小さいです。それにグンナイフウロはフウロソウ科フウロソウ属なのに対して、ミヤマクワガタはオオバコ科ルリトラノオ属。


 水沢は水場なんですが、矢印と一緒に書かれてるともっと先かと勘違いしてしまいます。つまり、進む方向は矢印方向でここは水沢ですよ、という意味です。


 その先に雪渓のトラバース道がありました。誤って滑り落ちるとピッケルでも持ってないと止まりません。


 槍が見えてます。急勾配なので息が切れます。


 残雪の影響でまだゴゼンタチバナが咲いてたりします。


 キバナシャクナゲとハクサンイチゲ。キバナシャクナゲはこれからです。


 チングルマも咲いてました。


 有名な播隆窟(ばんりゅうくつ)。


 アオノツガザクラ。そしてまたまたトラバース道。


 殺生ヒュッテには寄る予定はありませんでしたが、トイレと水分補給のため立ち寄り。水は1リットル200円でした。


 雨水を溜めておく貯水タンク。雪融け水が豊富な所を除いては、これを濾過して使用している山小屋がほとんどです。右上はミヤマダイコンソウ。



 長距離を歩いてきてのラストの急勾配は、ホント嫌になっちゃいます。殺生ヒュッテの向こうに常念岳が見えてますね。



 槍ヶ岳山荘には14:15着。なんと11時間10分もかかってしまいました。これでも標準CTに照らし合わせると、1.1~1.2倍ほどなんですよ。暗すぎて上高地での道迷いもありましたが、何より暑過ぎてバテバテでした。競ってるわけじゃないので、それほどCTは気にしてません。

槍~大キレット~北穂~涸沢縦走記(3)

2017年08月07日 | 北ア・南ア縦走記


 一の俣、二の俣橋を渡りました。この辺はまだ川幅があります。



 槍沢ロッヂには8:20着で25分ほど休憩してますね。ちょっと休み過ぎかもしれません。まぁその分早出してるわけですが。


 コバギボウシとニッコウキスゲ。ちなみにニッコウキスゲはユリ科ではなくキスゲ亜科。


 石が茶色くなって残雪も出現。茶ということは鉄分が多いんですかね。


 スイバとコウモリソウ。高山植物ではなく野草の部類です。



 ババ平のテント場は、槍沢ロッヂで管理してます。水場は建物脇に蛇口があるそうですが、未確認。



 水俣乗越分岐を左折して大曲りへ。ハクサンフウロが出てきました。



 ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ、シナノキンバイの御三家。




 雪渓は亀裂が入ってたり、落石もあるので注意が必要。アイゼンは必要ありませんが、ストックはあった方がいいです。


 天狗原分岐。ここから槍へ行かず南岳へ向かう人もいました。行動食に台湾のドライスターフルーツを。繊維質っぽく不味かったです。

槍~大キレット~北穂~涸沢縦走記(2)

2017年08月06日 | 北ア・南ア縦走記

 河童橋の袂で東京組のYさん、Mさんと合流。第1日目の宿は、上高地の中でも比較的リーズナブルな西糸屋山荘。朝食は弁当にしてもらって1泊9,300円。5人なので別館でした。



 早速喫茶ルームで乾杯。コーヒーは無料です。信州ナチュラルビールという地ビールは3種類で、ポーターという黒ビールもありましたが、やはりピルスナー系が飲みやすかったです。


 田中陽希氏のサインも発見。フォーデイズのアミノアクティは、顆粒状のサプリメントでBCAAとグルタミンを配合。宿にサンプル的に置いてありました。1本あたり180円と高いですが、足が攣りやすい人はぜひ飲んでください。私も毎回攣るのですが、今回は1回もなかったです。


 夕食は厚いトンカツでしたが、ソースが多すぎという声が多かったです。お吸い物はマツタケ入り。


 夕食後「山の日」制定協議会代表幹事の成川隆顕氏のトークショー。我々5人が参加しなかったら成り立たなかったでしょう。


 翌朝は、槍ヶ岳に向けて2:30起きの3時過ぎに出発。


 梓川は大規模な工事中。流木も沢山散乱してましたね。


 徳沢ロッヂには過去に一度泊まったことがあります。昨年春リニューアルしてから、宿泊料金が上がりました。


 ソバナとホタルブクロ。


 コキンレイカとクガイソウ、トリアシショウマ。


 センジュガンピとタマガワホトトギス(咲き始め)。



 横尾には6:20着。ここで朝食タイム。おにぎりが大きかったです。


 横尾大橋のバックは、屏風岩の頭と前穂高岳。

PS;本日コザクラインコのゆずが、止まり木に爪をひっかけて落下し亡くなりました。もしかしたら、私の身代わりになったのかも。北アでは滑落事故が多発してますからね。

槍~大キレット~北穂~涸沢縦走記(1)

2017年08月05日 | 北ア・南ア縦走記


 予告通り北アルプスを縦走してきました。上写真は新潟豊栄SAの3種類のトレニア。夏花の代表格。ただし花期は短いです。自宅を3時に出発して、途中2ヶ所の道の駅でNさん、Uさんと合流。車移動とはいえ夏なので水分補給は欠かせず、コンビニ他山形道の駅あつみ、新潟豊栄SAでトイレ休憩&飲み物購入。



 阿賀野川を経由して、見晴らしのよい米山SAで大休憩。天気がよいと佐渡も見えます。



 赤にし貝、えびつくね、いか浜焼きで小腹満たし。


 松代PAでも休憩。産直コーナーがあり結構売れてました。


 一路沢渡へ。昨年第1回山の日に上高地で記念全国大会が開催された折、道路整備され道路幅も拡幅されたようで走りやすくなりました。




 上高地へはマイカー乗り入れできませんので、沢渡に車をおきバスへ乗り換え。4日滞在なので2,400円の駐車料金を前払い。バスは往復券2,050円を購入。帰りのバスに乗る際バッグの中をゴソゴソやることになるので、帰りの券は財布の中に入れておいた方がいいです。


 アルピコ交通で15時過ぎに上高地バスターミナルへ到着。実に12時間かかってます(食事・休憩含む)。


 アップルパイで有名な店や土産物店などお洒落な雰囲気がありつつ、汗臭い登山者と観光客、外人が行き交い、その人種のるつぼ的渾然一体感が上高地の魅力かもしれません。




 どこを切り取っても絵になる梓川。遊歩道沿いはクサボタンが盛りでした。

男の隠れ家別冊ー夏山特集

2017年07月05日 | 北ア・南ア縦走記

 8月に槍-大キレット-奥穂縦走という話が舞い込んできました。あまり乗り気がしなかったものの、単独では行けないところですし、これを逃したら二度と行けないだろうと思い直し参加することに。パーティ(5人)に過去このルートを歩いてる人がいるというのも心強いですね。まぁ我々も全くの素人集団というわけではありませんけども。しかし今年は未だ低山にすら登ってないのですよ。そろそろスイッチを入れないとヤバいので、とりあえずICIでヘルメットとカラビナ、スリングを購入。これら3点で約1万5千円。登山靴やザックも欲しいところですが、今回は間に合わせるしかないですね。

 サンエイムック男の隠れ家別冊で特集を組んでましたので、ボチボチ読みますか。てか山行かんのかい?という声がww

PS;韓国人のねちっこさ、執拗さにはあきれかえります。慰安婦少女像のミニチュア、バッヂ、ナノブロックまで製作して販売してるらしい。