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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

目から鱗

2010年01月08日 | 
 眞鍋かをりのCMでお馴染みの“Proactiv”。ウチの高校生の子どもも使ってるんですが、一向に改善されてません。決して商品を罵倒するつもりはなく、悪化してないという点においては評価しているつもりです。でも価格は結構なもんですよ。CM代が商品にモロ転化されているとしたら、ゾッとしますけどね。

 石川遼クンもタイへ出発する前はニキビが出てましたので、食生活や運動云々の前に年頃の体質的なものではないでしょうか。かと言って洗顔しすぎも肌トラブルにつながりますので、難しいところです。

 話は変わりますが、CMで流れている歌詞を皆さん聞き取れていますか?なんと日本語ではないと思ってる方が大半のようです。 ♪はSHY(シャイ)という列記とした日本の女性R&B歌手なんです。THEATER というミニアルバムの2曲目に収録されている Lucky Color という曲です。

 CMで使われているのはサビの部分ですが、ナレーションもジャマして聞きづらくなっているんだと思います。

『キスをしたくなってくるでしょ 続きはドラマチックなるタイム
今夜は勝負 ラッキーカラーでLove 手に入れたい
キスをしたくなってくるでしょ 続きはドラマチックなるタイム
今夜はもっともっと あなたのLove いただきたい』

 と歌ってまして、CMでは流れませんがサビパート2は、
『キスをしたくなってくるでしょ 強気がグラマラスなるガール
今夜は勝負 ラッキーカラーでLove 手に入れたい
Special dayのメイキャップ気付かない 男になんてBye-byeね
今夜のネイル ラッキーカラーのRed ひっぱたいちゃえ!!』

 まさしく目から鱗、晴天の霹靂でしょ。

寺井尚子他

2009年12月14日 | 
 忘年会のBGMをCD-Rに焼くことになり、持っているCDを物色。ヴォーカルが入っていないのがいいので、ジャズ中心に。買ってもほとんど聴いてないのもありました。そんな中で耳にとまったのが、寺井尚子のアルバム“Princess T”。2005年“杏里”と婚約(2007年破局)した Lee Ritenour によるプロデュース。日本人が好きとみえます。

 3曲目の“Black Market”は Weather Report の代表曲。出だしの雑踏のざわめきも忠実に再現されておりました。Weather Report はカヴァーされることが少ないですが、バイオリンならではのスイング感がありました。

 6曲目の“St.Thomas”は Sonny Rollins のメロディアスな曲。バイオリンに合っていると思います。Drums は Steve Gadd と並び称される大物スタジオ・ミュージシャンの Harvey Mason。

 Lee Ritenour 色が強いですが、Herbie Hancock のカヴァーがあったり、Dave Grusin の弟 Don Grusin が参加してたりと面白いアルバムです。

 小曽根真のアルバム“Reborn”からは“ドラえもんのうた”も使わせていただきました。ジャズの世界では、日本人も活躍するようになってきました。日本は小さい頃からピアノを習い事にしている人が多いですし、何よりブラバンの層が厚いです。甲子園があるから多くのメジャーリーガーを輩出しているのと同じことではないでしょうか?

 他には、スムーズジャズというジャンルに属する“Kenny G”の“Breathless”というアルバムから“Forever In Love”をピックアップ。溶けますね。You Tube にも色々とアップされていますので、聴いてみて下さい。“As Time Goes By”とか“Titanic”もオススメです。

 PS;牛丼のCMで「選りすぐり」を「よりすぐり」と言ってますが、「えりすぐり」じゃないのと調べてみましたら、どちらでもいいみたいです。それから、羽毛田(はけた)宮内庁長官に髪が少ないのをネタにはしづらいですよね。

時流

2009年06月04日 | 
 「時流に乗る」とは、今や逆の意味で使われることの多くなった「流れに棹(さお)さす」ということです。何の話かと申しますと、カヴァーソングのことでございます。昨今のブームの火付け役は、徳永英明のVOCALIST シリーズかと思います。それも男が女の、女が男の、という逆歌が定番です。

 最近発売された中では、つるの剛士のつるのうた(DVD付)があります。選曲はいいと思いますが、声質が好きではありませんのでここでは触れません。もちろん、全曲聴いてはいます。


No Reason ~オトコゴコロ~ こちらは最近出た、高橋真梨子の“No Reason ~オトコゴコロ~”。もちろん男歌カヴァー。ご丁寧に新旧交互に曲が織り交ぜられていましたが、選曲はいささか疑問があります。お父さんがジャズメンでご自身も14歳から修行されてたわけですから、ジャズのスタンダード集なんかの発売を今後期待したいと思います。実は彼女にはペドロ&カプリシャス時代から魅了されておりまして、当時は「ヘドロ&かぶりシャツ(プルオーバー)」なんてダジャレを言ってましたね。

 ダジャレと言いますと、もっと古くはブルーコメッツの「森とんかつ、 泉にんにく、 かーこんにゃく、 まれてんぷら、 静かにんじん、 ねむーるんぺん、 ブルーブルー、ブルーシャトー、 ブルーシャトー」を口ずさんでいた記憶があります。これを知っている人は相当ご年配です。あの時代は貧しくともよかったですなー。

 めったに目にしない肉が出ると、親は自分が食べなくても子どもらに食べさせたものです。ところが、今は子どもをさしおいて親が食っちゃうでしょ(笑)そういう環境からは、人を思い遣る心は生まれませんよ。

 話を戻しますと、昨年10/31にはデビュー35周年と題して、NYカーネギーホールの2回目のコンサートを成功させています。2回やった人は日本人ではいないそうです。夫であり総合プロデューサーのヘンリー広瀬氏とも、相変わらずラブラブです。ヒットソングは色々あり、2000年に発売されたベストアルバムを聴きなおしてみましたが、私としては火曜サスペンスにも使われてて彼女自身が作詞した「ごめんね」が一番好きです。

山下達郎秋田公演

2009年03月14日 | 

 昨夜山下達郎全国ツアー『Performance 2008-2009』秋田公演に行ってきました。全公演 SOLD OUT はさすがです。でも大型ツアートラックには装飾なしでした。左上;秋田県民会館前の行列。指定席ですが、開場時間に合わせてどうしても行列が出来てしまいます。 右上;唯一撮影が許されたパネル。

 全国ツアーは5月の沖縄と中野サンプラザ追加公演も決定しまだ道半ばです。山下氏からもブログでネタバレをしないようにと釘をさされましたので、曲目や*MCについてはここでは触れませんが、私的にはかなり受けましてツボでした。新譜プロモーションではないのですが、なぜ全国ツアーをやることになったかの経緯(いきさつ)についても伏せておきます。またカミサンが買ったキーホルダーや2枚のTシャツなどグッズについても、写真は控えます。

 さて今日も八戸公会堂で今頃盛り上がっていると思いますが、3時間という充実した時間を過ごすことが出来ました。何より最初から最後までオールスタンディングだと疲れますが、立ったのは最後ぐらいでしたのでちょうどよかったです。年代も私前後がほとんどでした。

 全国ツアーは6年ぶりなんですが、秋田公演はその時なかったので10年ぶりです。10年前はカミサンが妊娠中で7ヶ月ぐらいでした。胎教というには大音量なので、妊娠中のコンサートってお勧めはできません。前から7列目で唾が飛んでくるぐらいの座席だったんですが、今回は14列目。あまり前より全体も見れて、かえってよかったですよ。

 56歳とは思えないぐらいの声量でしたね。髪の方は薄くなってきてるんですが、長いので毛糸の帽子を被るとアーティストっぽい風貌になるという訳です。カッコよく決めたかと思うとオヤジが垣間見えたりで、アーティストとかミュージシャンというよりはパフォーマーの方が当たってるかも。

 各パートに振られた時の*インプロビゼーションが若干長く感じられましたが、*アカペラによってメリハリが効いてたと思います。アカペラは息遣いさえも聞こえますので、し~んと静まりかえってました。

 バックバンドについてはネルソンが基本ですが、ドラマーの小笠原拓海氏とセカンドキーボードの柴田俊文氏が新入りでした。他のミュージシャン(おそらくMISIA)に取られたのが理由のようです。小笠原氏は弱冠24歳ですが、山下洋輔バンドでも活躍してるとかで巧さがありました。今後注目です。自前バンドでない限り、スタジオミュージシャンはあちこちに引き抜かれますけどね。ちょっと残念だったのは sax の土岐英史氏が、お年のためか後半バテぎみでした。

 あとコーラスの佐々木久美さんが3/13誕生日だというのを知ってたので、いつ紹介されるのか気になってましたがようやく最後に言ってくれました。それと秋田県民会館は改装したんですが、ステージの狭さや天井の低さは相変わらずで評判はよくないですね。だから秋田を抜かして岩手や青森での公演が多いんですよ。

*MC・・・司会者(master of ceremony)のことで、転じてコンサートなどで、演奏の合間に演奏者が話をすること、またはその時間。
*インプロビゼーション・・・(improvisation)即興演奏、アドリブ。
*ア・カペラ・・・(イタリア語 : a cappella)無伴奏での合唱・重唱。

ジャズコンサート

2008年06月28日 | 

 先週ジャズコンサートを聴きに秋田市に行ってきました。時間があったので秋田駅前の「ぽぽロード」を歩いてみました。


 こちらは、駅前広場にあったオブジェの昼と夜。今日明日とヤートセ祭りが行われますので、この辺は賑わうことでしょう。


 こちらは、アトリオンの裏にあったオブジェ。


Piano;早川泰子 Drums;大坂昌彦 Bass;日景修 Flugelhorn;土濃塚隆一郎 Trombone;佐藤春樹 のクインテットでしたが、二部の前半は金管楽器なしのトリオも披露してくれました。DrumsとBassのダブルリズムセッションを従えてのピアノは引き立ちます。私としては、トリオの方がしっくりきますね。それと素人耳にはドラムがきつすぎました。Flugelhorn だと Chuck Mangione の Feels So Good が無性に聴きたくなりましたね。

曲目は、
1.No Problem「危険な関係」のテーマ・ソング(Duke Jordan)
2.Straight,no chaser(Thelonious S. Monk)
3.Lament(J.J. Johnson)
4.You don't know what love is(Art Blakey)
5.Are you real(Benny Golson)
6.Night in Tunisia(Dizzy Gillespie)
7.Cleopatora's dream(Thelonious S. Monk)
8.Everything happens to me(Matt Dennis)
9.This can't be love(Jimmy Forrest)
10.Jordan(Duke Jordan)
11.Love for sale(Cole Porter)映画「The New Yorkers」で使われる
12.You and the night and the music(Bill Evans)
アンコール;Moanin'(Bobby Timmons作曲 - Art Blakey)

 早川さんのコンサートは3回目です。選曲は、1920,30年代とか古過ぎてスタンダードとはほど遠い印象を持ちました。一緒に行った友人はThelonious S. Monk,Dizzy Gillespie,Art Blakeyは大好きなので絶賛してましたが、いつもやっている“On the sunnyside of the street”みたいな明るく分かりやすい曲があってもよかったのではないでしょうか?


 一番奥にあるのはパイプオルガン。さすがにアトリオン大ホールは音がよかったです。