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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

瞬きtour2011

2011年11月14日 | 

 昨夜一青窈“瞬きtour2011”を観て聴いてきました。聴衆の年代は、ざっと見た感じでは高めでした。会場の大館市民文化会館の植え込みは、まだドウダンツツジが紅葉していて真っ赤。17:30~20:00、19曲ビシっと中身の濃いコンサートでした。歌もさることながら語りも面白かったですよ。イタコに至る話とか。。日中は大館を満喫したようで、秋田犬会館を見学し、大館曲げわっぱ工房で手作り体験、昼食は錦本店にて。ラーメンの味は、「普通に旨い」と強調してました。そして東日本リサイクルセンターと言ってましたが、錦本店隣の「くるくーる市場」のことじゃないでしょうか。「年代モノの洗濯機同士が会話してるようでした。」と、いかにも一青窈らしいコメントでしたね。まだツアーが続いてることですし、あとのネタばれ的なことは伏せておきます。

 席が18列とほぼ中間位置でしたが顔は視認できないでいましたら、客席まで下りてきてくれるというサービス。よく握手したりしながら、歌い続けられるものです。衣装替えは2回で、アンコールがかかってからのワンピが一番かわいらしくよかったです。裸足も似合ってました。目をモチーフにしたと言うセットの映像は歌とマッチしてて、今時のコンサートならではだと思いました。セットリストについては多くの方が載せてますので他に譲るとして、てんとう虫、うんと幸せ、受け入れて、凧揚げ、ハナミズキと私の好きな曲もじっくり聴けました。一青窈の詩は、スルメかもしれませんね。韻を踏んでいるので噛めば噛むほど味わい深いものがあります。「うんと幸せ」を例にとりますと、“あなたがうん、と言わなくて  あたしはうんと悲しくて”のように語尾を合わせるだけじゃなく、“うんと”の意味を変えるというようなことです。新曲「らぶれたぁ」でも「破れたぁ」、行進を更新と随所に出てきました。乗ってくると右足が上がりますし、何回しゃがみ込むかを数えてみるのも面白いかもね。

野外ミニライブ

2010年09月18日 | 

 能代エナジアムパークで入場者数200万人突破記念イベントとして、「松本英子ミニライブ」がありましたので行ってきました。基本的に私はヤジ馬なので、特に無料イベントには目がない方です。何を隠そう昔のあだ名は、「馬(ば)」「馬屋(まや)」はたまた「まる馬(ば)産業」。わりと気に入ってました。それほど馬面ってこともないのですが、何なんでしょうかねー。

 夜のエナジアムパークは、クリスマスのようなライトアップできれいですよ。裏には行ったことがないので、広々とした公園にびっくり。テニスコートやスポーツ広場までありました。



 ライトアップされたポプラも素敵でした。コンサートはその一画の特設ステージにて。小1時間ほどでした。歌もさることながらJFNのDJをされてるそうで、語りもうまかったですね。竹内まりやのカヴァーなどを織り交ぜ3曲ほど歌い終わったところで、土砂降りの雨。結局観客もステージに上がることに(右上)。その中で歌ったのが大ヒット曲の“Squall”。何もそこまでオチをつけて下さらなくても。。

Youtube

2010年06月12日 | 
 Youtube では AKB48 総選挙をチェックしたりする訳ですけども、SKE48 とか SDN48 もあるんですね。SKE は名古屋中区栄から名付けられたものだそうです。栄には女子大小路という歓楽街がありまして、昔同僚と昼サロに入りえらくボラれたことがあるので、あまりいい印象はありません。片や SDN は地名ではなくSaturDay Night が由来で18歳以下は鑑賞不可なんだそうです。東北では仙台が有望だと思ってたんですが、SND48 だと紛らわしいので可能性が消えましたね。

 サッカーではキリンのCMの「ヤンバラバラエ~♪」がノリがよく、自然とテンションが上がってきます。アフリカの民族音楽だと思ってたんですが、Nick Wood の“Passion”という曲で歌詞は造語なんだそうです。

 あと70、80年代の曲を探すことが多いんですが、Billy Joel の just the way you are を聴いてみると若い頃に比べて力みがなく、いい感じで歌ってると思いました。その同じリンク内には Barry White の真逆のカヴァーがあったりで、労せずに聴けるところが Youtube のいいところでしょうか。ただ画質音質がバラバラなのとか、英語の字幕の下に中国語や韓国語があるのも困りますけど。

 あの Susan Boyle を輩出した BGT (Britain's Got Talent) の映像も沢山アップされています。中でも Connie Talbot のは再生回数7千7百万回以上に上ります。持ち歌は“Over the rainbow”“I will always love you”他 Ben,Imagine など。6歳の時の方が前歯がなくてかわいいし、小細工がないのがいいですね。年齢を重ねて上手くなると、逆に魅力が失われてくるような気がします。

 この番組をきっかけにオペラ歌手としてデビューした、Paul Potts の歌劇 Turandot も聴くことができます(アルバム One Chance に収録)。彼は、審査員をしているSMEプロデューサーの Simon P.Cowell がプロデュースしています。他の審査員は、いつも真ん中に陣取っていて感極まって泣くことが多い、英女優の Amanda Holden と元タブロイド紙編集者の Piers Morgan。MCの Ant&Dec のこの番組への寄与も大きいと思います。

 ふと思ったんですが、「全英が涙した」とか「全米を震撼させた」という表現はありますが、「全日が~」というのはプロレスしか思い浮かびません。

Kenny G Japan Tour 2010

2010年06月05日 | 

 今回の東京記はこれがメインだったんですが、順序立てて書いてたらもう2週間が経過してしまいました。会場は有楽町の国際フォーラムA。一人で行くのもなんでしたので、妹を巻き添えに。結局チケット代を私が払うことになり墓穴を掘りました。9千円なので送料込み2万8千円の出費。その妹なんですが、上のが仕事の関係で遅れてきて1曲しか聞けず。2ヶ月も前からチケットを取っているんだし、万障繰り合わせの上来場するというのが筋ってもんでしょ。隣の席が空いてるとコンサートに集中できませんし。

 国際フォーラムAは、椅子が互い違いになっているので、前の人の頭がジャマになりません。椅子そのものも座り心地がよく、なにより音がよかったです。チケットを取るのが遅れたため、後列でちょっと遠いなと思ってた矢先、開始早々すぐ横からKenny G が現れホントにサプライズでした。顔が小さく愛想がよく気さくな感じでした。思ってたより日本語が上手で。それとなぜか階段の移動中だけは、アルトサックスを吹いてましたね。

 バンドの面々は
Bass・・・・・・・・・Vail Johnson
Guitar・・・・・・・John Raymond
Keyboard・・・・・Robert Damper
Percussion・・・Ron Powell
Drums・・・・・・・・Daniel Bejarano
SopranoSax・・・Kenny G

 何と言っても“Forever in Love”は最高でした。背中に電流が走りましたもの。ただ今ツアーは新アルバム“Heart & Soul”をひっさげてのもので、Smooth Jazz の第一人者にしてはやや Fusion 色が濃いかなという印象でした。

 途中サプライズゲストとして、Nobu Tokyo の「のぶさん」こと松久信幸シェフが紹介されました。コンサート終了後打ち上げをすると言ってましたね。でも「のぶさん」ってほとんどの人は知らないと思います。となるとサプライズがサプライズでなくなる訳で。。またコンサートでは毎回やってるらしいのですが、Kenny G モデルのソプラノサックスが1名(若い女性)にプレゼントされました。やっかみですが、彼女は一生分の運を使い果たしたことでしょう。

 演奏に関しては、最初ソロになるとマイクにノイズが出てたのはブーイングものです。そのあとは、バンドの音を大きくしてカバーしてたんじゃないでしょうか。ブレスレス奏法(鼻から吸いながら息を吐く呼吸法で、音が途切れない45分45秒のギネスを持っています)も披露してくれましたが、あまり長いとこっちが疲れてきます。Ron Powell のタンバリンを使った道化師的パフォーマンスは、箸休め的な意味でよかったですね。

 アンコール曲の“My Heart Will Go On”もバンドの音が大きすぎてダメ。てか気持ちが入ってなかったです。完全に新アルバムにサインして売らなきゃ、という方にいっちゃってましたよ。そのため、そそくさと切上げてしまい尻切れトンボ状態。アンコールという名のやっつけ仕事か、っちゅうの。それも2時間ちょい欠けに9千円ですよ。比べたくはないですが、世界の歌姫 Celine Dion は3時間で6,800円。コンサートはコンサートでしょ。CD売りに来てんじゃないんだから、来てる客を楽しませることの方が大事だと思うんですがねー。まぁ二度と観ることはないでしょうけど。

 
 そんなこともあって、コンサート後有楽町で聴いたプロストリートミュージシャンの中村健佐(けんすけ)のアルトサックスが心地よく響きました。ヘタするとこちらの方が上手いんじゃないのってね。あと Smooth Jazz ですと、小林香織もいいですね。試しに YouTube で“Nothing's gonna change my love for you”を聴いてみて下さい。ハートウォーミングなサウンドに痺れること間違いありません。

一青窈

2010年05月08日 | 
 フジテレビの音楽番組で毎週金曜23時半から30分番組の“僕らの音楽”ってのがあるんですが、昨日は一青窈+スペシャルゲストに平山みき。なんと1971年のヒット曲「真夏の出来事」(作詞;橋本淳、作曲;筒美京平)をコラボ。録画できましたので、一生もんの宝になりそうです。あの独特な低音かつハスキーヴォイスは健在でした。淡々と風景描写していく歌詞もまたいいんですよねー。平山みきは、御年60歳で十数年前に大腸癌手術を受けていますが、そんなの微塵も感じさせませんでしたね。それどころか、足細でスタイルのよさに目を奪われていました。テンション上がりまくりの完全ロックオン状態。それと一青窈のカヴァーアルバムをぜひ出してもらえませんでしょうか。2曲ほど披露してくれたのが、どハマリでしたので。

 トークの方も清水ミチコ、三浦靖子、篠原ともえの面々で会話が噛み合っていました。組み合わせによっては、会話が成立しないこともありますからね。特にパジャマの話が面白かったです。私も着なくなったTシャツをパジャマ代りにしてるんですが、どのタイミングで捨てるか分からなくなって、カミサンに「こんなクビがヨレヨレので、万一病院運ばれたらどうするんや」って常々言われてますから。「病院運ばれることを想定して服が着れるか!」って思ってますので、それには反応しませんけど。そんなのにいちいちカウンター出してたら、身が持ちませんわww

 それから4/21出たニューアルバム『花蓮街』は当然聴いていますよ。6-Dolce、7-ほおずき、13-凧揚げ、15-うんと幸せ、といずれも作曲は小林武史ですが、このぐらいのスローテンポの方が一青窈の歌詞を噛みしめることができていいと思います。特に凧揚げは、ひぐらしとかオタマジャクシといった喉かな風景を想像できて好きです。武部色回帰を請う人もいますが、アルバムとしては毎回同じというのもどうかという気がしてます。