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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

磐梯山八方台口(1)

2014年10月21日 | 新潟・福島

 10/16の23時頃からずっと降り続いた雨は朝方も止みませんでしたが、テレビの天気予報によると本日は晴れとのこと。道の駅裏磐梯でもここ磐梯山八方台駐車場でも、バッチリとテレビが入ってたのでとても助かりました。駐車場には6:40には着いてたんですが、9時ぐらいに出るつもりで2度寝しました。するとそんな悪天候の中、二十数名の一個団体が登山口に向かってるじゃないですか!? それを見た私は寝てる場合じゃないなと、ようやく始動。バスで降りた団体は4台ほど見ました。平日なのに人気の山なんですね。


 八方台駐車場には、休憩所(左上)ときれいなトイレ(右上)があります。ペーパーも肌触りの柔らかい上質なものでした。ここで車中泊して雨の場合でも、休憩所でストーブを使ってご飯作れますね。


 登山口は駐車場の向かいなので、分かりやすいです。八方台の標高は1,194mで標高差625mを登っていきます。一番最短ルートで人気のコースです。


 台風の影響も多少あるのか、ブナもすっかり葉を落としてしまってました。今年は紅葉が早いですからね。



 赤い葉は、ウリハダカエデとニシキギでしょう。



 中の湯の廃屋の屋根のトタンは、風に煽られて不気味な音を立ててました。硫化水素臭がハンパなく気持ち悪いので裏には回れませんでした。先日バンキシャなんですが、御嶽山噴火で東大教授が硫黄臭を指摘してました。慣用的に硫黄臭で通ってるものを、硫化水素臭に置き換えるヤツって面倒臭いヤツかもしれませんw


 雨だと木道が滑りやすいですし、まして傾いてると尚更です。


 八方台から1.2km来たところで、裏磐梯登山口と合流します。池の名前は不明。


 登山道は窪んだり、少々ガレたりしますが、概ね歩きやすかったです。


 さほど危険とも思えないですが、滑落したら止まらないでしょうね。
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西吾妻山グランデコルート(2)

2014年10月20日 | 新潟・福島

 西大巓って表示してるものを見なかったような。。ガスで眺望はありませんでした。


 標識がバンバン出てくる登山道だけ歩いてる人には、ここでも山頂へ向かう道は分かりにくいかもしれません。板に書いてあるのは折れてましたし。GPSはこういう時に役立ちます。下りに入ると赤土へと変化してました。


 ようやくガスが切れて西吾妻山が顔を出しました。


 ササが道を覆っているところも。買ったばかりのモンベルのフリースを着てきたので、ちょっともったいなかったですね。


 ゴロ岩が終わったと思ったら今度はガレ場。


 そして道は階段、木道と変化します。


 分岐点に出ると一面草紅葉。山頂での眺望はなし。セルフタイマーを使おうとしましたが、置くところがありません。そうこうしてると、天元台方面から総勢22名の団体が来るではありませんか。ガイドさんに撮ってもらい、そそくさと退散。実は西吾妻小屋の分岐を起点に、山頂経由で梵天岩、天狗岩、いろは湿原などを見て回る周回ルートが一般的なようです。つまりピストンで戻ったりはしない、ということです。


 木道は雪でやられてるのか、歪んでました。ただの水溜まりのような池塘も点在。池塘と言いますと、私に限らずミヤマホタルイやミツガシワが生えてる、尾瀬ライクな立派なものを想像するんじゃないでしょうか?



 西吾妻小屋は、きれいではなかったです。マットが2組分だけありました。持ってこないと、固い床に寝ることになります。ここで腰をおろして昼食をとっているとハプニングが。さっきの女性中心の22名の団体が次々とトイレを使用してましたが、私がいるのを知らないでか、ズボンを下ろしたまま私の前に現れたのですよ。その慌てぶりが可笑しくてね。


 左上;コルから雲の下にわずかに見えてるのは猪苗代湖。右上;西大巓。


 オオシラビソの林の一部が、おそらく地盤の緩みで崩れ落ちてると思われる箇所がありました。全国的にも多いんじゃないでしょうか。右上;ゴンドラに乗る前に靴を洗浄。


 ゴンドラからの写真は、ガラスの汚れが映り込み。売店で500円のバッヂを購入。CTは登り2:45、下り2:25でした。標準CT6時間となってますが、この時期だと水分補給もそれほどいりませんし、ピストンで5時間前後ではないでしょうか。逆に真夏でバテバテの登山ですと、もっとかかりそうです。
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西吾妻山グランデコルート(1)

2014年10月19日 | 新潟・福島

 西吾妻山には、山形側の天元台からも登れます。でも1時間半ほどで山頂に着いてしまいますのでもの足りませんし、RWとリフトを合わせた往復料金が3,500円と高いのですよ。山バッヂもグランデコの方が好きなタイプでした。その他、小野川林道を通ってデコ平駐車場まで行く手もありますが、道が最悪らしいので断念。早稲沢ルートは、マイナーで距離が長く熊が出る危険が高いのでヤメ。あとは白布峠登山口と若女平登山口、一切経山・東大巓からの縦走ルートなど意外とありますね。
参考までに吾妻連邦略図



 コカ・コーラの分別ボックスって初めて見ました。ゴンドラは6人乗りとなってますが、片側大人3人だときついと思います。乗車口も狭いので、大型ザックだと入らない可能性大。


 グランデコのHPにゴンドラ割引券がありますので、写真に撮ってチケット購入前に提示すると往復1,440円で乗れます(印刷する必要はありません)。あれ、よく見ると日付が10/16なのに10/13になってますね。時間も9:01と違いますし。



 ゴンドラは8:30からですが、10分前から始動してました。ゴンドラからの眺めはいいです。カラマツの黄葉が中心なので派手さはありませんが、上質だと思います。


 ゴンドラから撮りますと、どうしてもガラスの汚れとか光の反射が写ってしまいますね。上に行くに従って、枯れ木が増えていきます。頂上駅では、ほとんど落葉してました。


 左上;ゴンドラ頂上駅レストラン「ブナブナ」 駅舎を降りて、左がデコ平湿原方面、右が西大巓(だいてん)経由の西吾妻山方面。デコ平湿原へ行く人がほとんどで、右へ行く人はいませんでした。すれ違ったのは、避難小屋に泊まったと思われるカップルと、下山時に会った老夫婦と単独のじいさんぐらいでした。デコ平湿原は、湿原特有の高山植物の他に、ヤナギランの群生地や渡り蝶のアサギマダラで有名だとのこと。アサギマダラは特別珍しい蝶ではないですが、登山しない人でも手軽に見れるので人気なのかも。その奥には百貫清水、布滝の名所もあり。


 矢印が逆なのは、設置位置が反対側だからです。山頂駅が1,390mなので標高差645m、往復で8kmになります。西大巓から一旦コルへ下って登り返しがあるので、累積だとその限りではありません。



 ゴロ石のゲレンデを九十九折りに登っていきますと、リフトの終点が見えますが、その手前で右に入る登山道があります。青い棒が立ってますが、分かりにくかもしれません。赤丸が途切れますので、気づくはずです。


 手前の石は、人の横顔に見えませんか?ちょっと気持ち悪いですよね。花がない時期なので、コケや石を観察しながら歩くといいかもしれません。ずっとゴロ石・岩だらけの道なので、歩きにくかったです。先日ローカットでもOKみたいなことを書きましたが、ここはハイカットの登山靴じゃないとダメでしょう。スパッツも必須です。


 葉をつけた木がないのに、切られた木が紅葉。一面背丈の低いササだらけのところも。


 台風一過で晴天を期待したのに、徐々にガスがオオシラビソの樹林帯を覆いつくしました。
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高妻山(4)

2014年08月30日 | 新潟・福島

 最後の登りに喘(あえ)いでたら、青づくめのMさんが下りてきました。一昨日雨飾山と昨日下の駐車場で会って話してるので、3度目の再会です。顔が外人っぽいので、どこの国の人かなと思ってたら純日本人なんですと。「よく言われるんですよ」と苦笑いしてました。百名山は66座目とのことでしたが、雨飾山では中腹にテント泊し、ここでは泊まれない一不動避難小屋に泊まったということで重々反省してましたが、日程の関係でやってはいけないことをしてしまうことは、ままあることかもしれません。このことを反面教師として、きつきつの日程を組まずに、緩く百名山を目指したいと心新たにしました。右上は、結構手こずった岩場ですが、上から撮ると何でもない登山道になってしまい、とても心外です。


 左上;クジャクチョウ 右上;十阿弥陀。


 十阿弥陀からは稜線歩きになりますが、序盤は大岩に苦戦します。






 雲の上に雲。この風景を目にしたら言葉が出ませんよね。孫悟空になった気分です。北アルプスの南西側はよかったんですが、妙高など北東の眺望はダメでした。さらに高妻山から片道1時間で乙妻山へ行けます。


 帰りは新道の弥勒尾根経由で。六弥勒のところに赤テープでマーキングされてますが、気にとめてないと見落とす可能性大です。


 飯縄山(飯綱山)に向かって、眼下に牧場やスキー場を見ながら下りていくことになります。ただし樹林帯に突入すると、花があるわけでなし、刈られたササは滑るわでかなり凹むことになります。


 花が輪生してないのでツリガネニンジンじゃないことは確かなんですが、フクシマシャジンかソバナかと聞かれると素人には判断がつきかねます。


 下山は3時間15分でした。下山では写真をほとんど撮らなかったのもありますが、やはり新道は早いですね。結局駐車場を起点にすると周回で11時間かかりました。恐ろしい山です。牧場にはキンミズヒキが群生してました。



 戸隠牧場は、夜中の歩きを含めて考えるとかなりの広さですね。そしてこちらの道が正規の登山ルートのようです。


 手打ちそば‘岳’に山バッヂがありました。何点かありましたが、その中の新デザインと思われるものを。540円でした。逆サ川では川遊びや川原でのバーベキューと、皆さん夏休み最後を満喫してました。
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高妻山(3)

2014年08月29日 | 新潟・福島

 四普賢で来た道を振り返ってみました。ガスが下から湧いてきてました。


 20分ほどするとほとんど何も見えなくなってしまいました。


 ツリガネニンジンの白花。普通紫なんですが、白は清楚な感じがします。


 ノリウツギとオオカメノキの実。


 二釈迦から九勢至までは所々稜線歩きがあって道も歩きやすいですが、アップダウンで徐々に体力を消耗します。


 五地蔵は広くなってまして、休憩に敵地なので行動食をとりました。ゼリーとソイジョイといういつものヤツなんですが。


 少し行ったところに五地蔵山頂があるんですが、標識だけで殺風景なものでした。


 六弥勒は、新道を登ってくるとここに出ます。なので五地蔵山に行くには、山頂とは反対の左へ行かなければなりません。


 要所要所で下りが出現。下ると登り返さなければならないのですよ。


 ツルリンドウとオオカニコウモリのピンク。ピンクは珍しいんじゃないでしょうか。


 八観音のちょい手前で撮りました。中央やや左の尖がっている山が鹿島槍。双耳峰の片方は後方に隠れてます。そして五竜、唐松岳と続いてます。


 カメラを右に振ると、白馬岳の大雪渓が見えてますね。


 九勢至でスタートから既に5時間半が経過。ここから山頂に至る急登に苦しむことになります。谷も深いです。


 ガスってますが、これが一応これから向かう高妻山の全容。
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