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その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

乳頭山再(2)

2009年10月22日 | 秋田駒・乳頭

 田代平分岐の草紅葉は終わって、脱色されたように枯れていました。


 池糖など景色を眺めながらの昼食もいいかな、と思ったのですが風が強くて断念。田代平山荘での食事となりました。この温泉卵は美味しかったですよ。どこのかは後日判明することでしょう。


 左上;乳頭山山頂へ向かう途中の風景。山荘後ろの切り取られたような形の山は、白森山です。右上;山頂裏。相当切立っています。


 山頂(1,477m)バックの山は、笊森山(ざるもりやま)1541m。上からザルをかぶせたような形をしているからだそうですが、随分適当なネーミングじゃないですか!? 私だったら乳頭つながりで“桃尻山”ってつけますけどね(笑)


 眺望は全方位で、画像は笊森山とは反対方向の風景。やはり山は晴れてるに越したことはないですね。




 「枯れ木も山のにぎわい」

乳頭山再(1)

2009年10月21日 | 秋田駒・乳頭

 客人は、角館フォルクローロに2泊3日。東京からのパックだと新幹線往復より安いとか。でも1泊朝食付きで夕食はナシです。なので夕食は徒歩3、4分の「土間人」にしたそうです。ここはジャイアンツの原監督も訪れています。

 私もコーヒーだけの付き合いのつもりだったんですが、バイキングの朝食をいただきました。もちろん代金は支払いました。その後部屋を見せてもらうも、水洗トイレの水が流れたまま止まらず係員を呼びロスタイム。その待っている間、この近くの角館南高校へ通う女子高生を観察していました。さすが小野小町のお膝元、皆美人揃いです。なんでも東京のデパートから毎年卒業(予定)生をスカウトに来るんだそうですよ。



 途中角館の武家屋敷も通りましたが、紅葉はまだでした。


 左上は田沢湖高原休暇村前のブナ林。右上;黒湯、先達川向かいの紅葉。客人と一緒に、先日大荒れだった乳頭山へ登りました。ルートは同じく孫六温泉口から登り帰りは黒湯へ。


 登山道の紅葉。


 ホオノキの実が落ちてました。かなりグロテスクな色をしてます。


 ブナの大木と落葉。


 田代平分岐手前から乳頭山山頂を望んだ風景。


 同じ位置から秋田駒ケ岳と田沢湖を。

乳頭山(6)

2009年09月18日 | 秋田駒・乳頭

 左上はいい感じの野湯に見えますが、川なんです。黒湯ルートではこの先達川越えが唯一難所かもしれません。実際は大したことないんですけど。


 ノリウツギは咲き始めは白いですが、次第にピンクになっていきます。2m以上になるオオイタドリも実をつけていました。


 野湯から上がったら雨が小降りになるとは皮肉なものです。山道にも雨がたまっていましたし、砂防ダムからも放流されていました。


 川底からも温泉が湧いているらしく白く濁っていました。今は橋がかかっていますので、川を渡る必要はありません。


 黒湯の源泉だと思われます。スゴイ湯煙でした。


 山道脇に大きさといい深さといい、野湯にぴったりの池があったんですが手を入れてみたら冷たかったです。そううまくはいかないものですね。


 黒湯着15:10。この日は鷹巣までの子どもの迎えも頼まれていたので、時間に余裕はありませんでした。山に行かせてもらうには、それなりのギヴ&テイクがあるのですよ  帰宅したのは20時でした。

乳頭山(5)~一本松温泉たつこの湯

2009年09月17日 | 秋田駒・乳頭

 これが先達川上流です。わずか1~2km下ったところで割りと幅のある川になるとは、ちょっと信じられませんね。


 多少左上のような箇所もありますが、現在は木道もよく整備されておりほとんど問題はありません。4、5年前は確かに荒れはあったようです。


 いい感じのスギゴケがあり、ブレらかして遊んでみました。


 一本松温泉たつこの湯跡地着は14:09。周辺は硫黄泉が流れたような跡がありますが、流体はありません。昔はここに小屋が存在したようです。匂いは強烈なゆで!?卵臭です。私この匂いはわりと好きです。


 左上は跡地から見た光景で、奥に温泉があります。察しの悪い方は、そのまま通り過ぎてしまうかも知れません。右上は、大きさが分かりにくいかと思いますが、子どもでも入れないぐらいです。浅いですが、足湯用でしょうか?


 実際は岩に覆われていて、山道からは見えにくい位置にあるんですが、土日は嫌なので平日にしたわけです。ホントは乳頭山よりこちらの温泉が目当てでした。

 ところが、入ろうとした矢先雨が強くなってきました。傘をさしながら着替えたのは生まれて初めてです。ほとんどキツネにバカされた状態でしたね。先達川から引きこまれた沢水がチョロチョロでしたので、中和されずにかなり熱かったです。源泉は52℃、ph4.9、泉質は単純硫黄泉といったところか。やはり黒湯と似てますね。我慢して入っても水より温泉水の量が多いので、すぐにアチッチとなってしまうんです。



 川の方もいい具合に白濁しておりましたが、川の水はやはり川。冷たかったです。川に入ろうとするなんて、きっとバカされていたんですよ。よく道に迷った人が裸になるって言うでしょ、ちょうどそんな感じだったかも。。

乳頭山(4)

2009年09月16日 | 秋田駒・乳頭

 幾分紅葉が進んでいるのがお分かりでしょうか?


 黒湯ルートの方が景色がいいと思います。特に下りにおすすめです。この日は蜃気楼のように田沢湖が消えたり見えたりで、面白い光景でした。


 長い距離ではありませんが稜線も歩きますので、晴れてると気持ちいいと思います。


 一見鳥海アザミのようでしたが、オニアザミ。右上はウゴアザミの枯れ姿。


 ハクサンシャジンはまだ咲いているのがありましたが、ほとんど右上のように枯れて実を結んでいました。


 山頂から1km下りたところで13:23。ここで小休憩。一応コンパスも使っています、みたいな(笑)


 風によって山肌の草木が動き、晴れ間がさすと緑色が明礬(みょうばん)色に変わり、不気味さで鳥肌が立ちましたよ。広角レンズだと分かったかと思いますが、谷も深かったため緑の濃淡が強調されていましてね。


 シソ科ウツボグサ属タテヤマウツボグサも、ほとんど枯れていました。


 左上;山頂方面を振り返るとこんな感じでした。右上;下りの山道。刈り払いはされていないものの、歩きやすかったですよ。