久々のまじめな教材研究です。
今回は、GMTを使っての「天気図」です。
「天気図」といえば、風向・風力・気温・気圧といった観測データを
まず描くことからから始まります。
私もラジオで流れる音声を聞き取り、天気図に書き込んでいったことを覚えています。
(中学生の頃です。これで天気や気象に興味を持つ人が多いのではないでしょうか)
今は、ラジオで聞く必要はない時代なので、
インターネットから簡単に誰でもデータを得ることができます。
気象通報(気象庁)
(まあ、ラジオで聞いた方が良いとは思いますが…)
さて、データは今年の1月1日の昼の12時を使用しました。
ただし、問題は観測所の正確な位置情報がどうも見当たらないのです。
理科年表や他の観測所データから国内の観測所の位置はおおよそ検討がつくのですが、
海外、ロシア・中国は地名・位置すらよくわかりません。
(この点では自分で0から描くよりも本屋さんで売っている天気図を使った方が良いです。)
調べが付いた点のみを、GMTを使って表示してみました。

実際にはもう少し、データは多いです。
でも、これでは天気図は描けません。
次に、低気圧・高気圧・等圧線の位置データを加えてみると
それらしい図ができます。

さて、あとはこの図でうまく等圧線を繋いで描けばよいのですが、
ここはsurfaceを使って適当に繋いでみます。

大体は描けていると思うのですが、微妙なところもあります。
さて、あと気温や風の情報を加えてみるともっと良い天気図になるのですが、
データの加工がめんどくさいので、今日はここまでです。
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参考までにGMTのスクリプト
ポーラステレオグラム(図法)
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