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理科の行方は、後ろ向き

2007-09-13 | 読書【未カテゴライズ】
 理科がまた改革されるそうです。
中学にイオン復活とか天気復活とか、やる前からやめろって言ってたのに、全部ゴテゴテ。
高校は理科基礎、理科総合A、Bを一つにするそうです。
あと4教科のⅠとⅡも変更するそうです。


これって、理科離れ対策なんでしょうか?
しかし、相変わらず理科教育の悪いところがわかってないです。
理科といっても、結局、物理・化学・生物・地学と縦割りにしているのがダメなんですよ。
分野毎に分けるからダメダメなんだって。
教員も得意分野だけしか教えられない人ばかりでしょうが。
環境問題とかエネルギー問題を教えるのに、分野の垣根はむしろ邪魔なのでは?
科学と人間生活を実感させることがどれだけ難しいか。
特に科学的思考をするためには、教え込みではなく自分で考える力を培わないと話になりません。
つまり、一つ一つのテーマに対して、総合的に考える力が必要です。
そのためには、分野に拘らず、あくまでサイエンスとして、教えたり学ばせないと。
うーん、いつまで経っても新しい“理科教育”の姿が見えず、非常にお粗末。


昨日、光易 恒著『海の波を見る ― 誕生から消滅まで ―』(岩波科学ライブラリー)を購入。
そういえば、海に関しても教えないんですよね。理科の中で。
自然科学としての理科、そして総合科学を目指して欲しいです、できるだけはやく。