goo blog サービス終了のお知らせ 

岩波文庫の棚に並ぶ人を見た

2012-10-21 | 読書【未カテゴライズ】

尾崎一雄「暢気眼鏡・虫のいろいろ」(岩波文庫)を購入。

今年の岩波の夏の復刊です。

並んでいる目次を見るだけでもけっこうおもしろそうなのに、いまだ第二版。なんででしょうか?

ほんとは「単線の駅」(講談社文芸文庫)が欲しかったのですが、

今日行った本屋には見当たらず。

4年前の本なのですが、ふつうに置いてないです。

 

今月のチュツオーラの「やし酒飲み」は、考える人の梨木香歩のロングインタビューでも名前が出ていた。

偶然?偶然?

 

来月の秋の復刊では、

「北槎聞略 大黒屋光太夫ロシア漂流記」

「死神とのインタヴュー」

がおもしろそう。

この恒例の一括重版は、リクエストではないのだろうか?

欲しいなと思うのは、だいたい春のリクエスト復刊の時に大量にであるから、

細々とリクエスト出した方がいいのかも、少しは反映されるかも。

とはいえ、岩波文庫を毎回チェックしている人は、全国に何人ぐらいいるのだろうか?

需要と供給という面でも全くもって不明。

 

そうそう岩波文庫は1983年にはじめて、カバーが付き始めたらしいのですが、

その時、フェアの101冊だけが付いたとか。

このリストが知りたい~、誰か教えて~。

岩波文庫の歴史にでも書いてないのかな。

そもそも 最初のカヴァーってどんなだろう?

 ますます謎深まります。

 

 

 


秋風詠み

2012-10-14 | 読書【未カテゴライズ】

最近、読書もマンネリ化です。

ふと立ち寄った図書館で多和田葉子「ゴットハルト鉄道」(講談社)、表題作を読む。

この小説は、オトコの子的な何かを意識して書いているんだと思う。

そういえば、2年前も10月に読んでいたなと思う。

いいかげん、講談社文芸文庫で買えばいいのにと思うは言うまでもない。

この何だか間延びした現実は、季節的な問題で、

たぶん、秋の読書がうまく進まないからなんだと思う。

新しいものを読むより、再読の方がイイのかな。

 

Sony storeでKBV-6のハロウィンversionを2980円で買ってしまった。

キーボードカヴァーなんですが、今月いっぱいだけど、気分転換気分転換。

 

 

読書は、「クリプトノミコン」は2巻がまだ読み終わりません。

「ノラや」は止まってます。

「月を見つけたチャウラ」がおもしろそうです。

とはいえ、第四弾の「羊飼いの指輪」も積読なので、どうしたものか。

ポール・セルー「鉄道大バザール」は来月の下巻が揃ったら読み始めようと思います。

年内にあと何冊読めるか、分かりませんが、頑張ります。

 

 

 

 


きっと世界は簡単に繋がるはず

2012-10-08 | 読書【未カテゴライズ】

クロフツ「黄金の灰」(創元推理文庫)、読了。

したのですが、全く途中から上の空で、オチが分からず。

200ページぐらいから、何が何だかわからん。

うーん、あとで再読か。

 

内田百「冥途」(ちくま文庫)も読了。

夢の中にいるような話ばかりで、こちらも途中から何だかわからん。

とはいえ、表題作はしんみりする話で一読の価値あり。

「昇天」も病人にカツレツが出て来たところで、

三田誠広のいちご同盟のカツ丼を思い出す。

こういう印象的なシーンや言葉使いが短篇のおもしろいところなのです。

 

そして、つぎは「ノラや」(ちくま文庫)、楽しみなネコ本~~。

 

 

 

 


夏読書はつづく

2012-08-26 | 読書【未カテゴライズ】

三浦綾子小説選集(主婦の友社) 全8巻を買ってしまった。

1冊600円だったのでつい。

欲しかったのでこのシリーズ。

このソフトカヴァーが何とも…。

でも、いつ読むんだ、これ?

名作はいつでも読めるからいいか。

 

この夏の読書は、それなりに読んだと思います。

(井上靖「化石」(角川文庫)以外は何とか、読んだことにします)

岩波文庫と講談社文芸文庫は相変わらず減りませんでした。

いや、むしろ増えた気がします。

 

今は何を思ったのか、本棚からディヴィット・ブリン「グローリー・シーズン」(ハヤカワSF文庫)

を取り出して読んでいます。

あと、内田百もはまりつつあります。

来月は、恒例の創元文庫の復刊です。

地味にクロフツを復刊し続けているので、うれしくてたまりません。

ヴォークトの「終点・大宇宙!」なんていう復刊もあります、これは流石に驚き。

秋の読書へはまだ、涼しさが足りないです。

 

 

 

 

 


違う人生を選んだら

2012-08-18 | 読書【未カテゴライズ】

恒例?の夏の大遠征により30冊ほどまた購入してしまった…。

1200km近く爆走してしまいました。

少しずつ収集は進んでいます。

でも、そろそろ部屋の底が抜けるのでは思います。

 

倉橋由美子はあと6冊。

安部公房はあと4冊。

新潮文庫の復刊シリーズはあと49冊…(無理だろ)。

 

読書はボーヴォワール「人はすべて死す」(岩波文庫)。

タイトルがすごいなと思う。

たぶん、タイトル通りのはなしなんだろうけど、読みやすくておもしろい。

 

 

 


国書刊行会40周年~!?

2012-08-13 | 読書【未カテゴライズ】

見出しのとおり、知らんかった。

今月下旬、ボルヘス編纂の「バベルの図書館」の新装版(合本)と

マチューリン「放浪者メルモス」の新装版(合本)が出るとのこと。

両者とも定価6000円、ぐはっ。

なんじゃその値段。

でも、バベルは欲しいな。

全6冊か、悩む。

それなら新潮社のボルヘス・コレクションでも買った方が…。

うーん、でも文庫本と違って置き場所に困るので買うのは気が引けるなあ。

 

それよりスタニスワフ・レム・コレクションはどうなったのだ?

 

 

 

 


夏読、数学、旅に出よ

2012-08-10 | 読書【未カテゴライズ】

読書の夏だぜ!

ということで休暇取得してしばらく休みです、やっと。

ドラクエ10は、とりあえずスルー。

ゲームする時間がもったいない。

 

コニー・ウィリス「ブラックアウト」(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

ボーヴォワール「人はすべて死す」(岩波文庫)

ジョージ・オーウェル「カタロニア讃歌」(ハヤカワ文庫NF)

横光利一「上海」(講談社文芸文庫)

堀田善衛「上海にて」(集英社文庫)

井上靖「化石」(角川文庫)

 

さて、何冊読めるか、乞うご期待~(笑)。

 

 

 

 

 

 


二番目の月

2012-07-23 | 読書【未カテゴライズ】

サルトル「水いらず」(新潮文庫)を読了。

最近、フランスばかりなのです。

精神的に病んでいることを武器にして、何だかこっちもヤミヤミに。

「嘔吐」は図書館だな。

 

そういえば、サガンの新潮文庫は28冊もある!!

ということに気付いて少々茫然。

そのうち、一冊しか残っていないなんて、悲しすぎる。

こういう商売なんだからといっても、おかしい、実におかしい。

 

 

 


思い込みの肖像

2012-07-22 | 読書【未カテゴライズ】

デュレンマット「失脚・巫女の死」(光文社古典新訳文庫)を読了。

期待しちゃだめですよ、と思いながらも軽く読む。

最初の短篇「トンネル」、ふつうに面白い。

「失脚」も、おお、面白い。

「故障」、「巫女の死」は流し読みでした。

amazonの商品の説明にほとんどのあらすじが書いてある。

何だかなと思いながらも、これで1100円。

光文社古典新訳文庫は、値段を抑えているあたりが評価が高かったと思うのですが、

「ブラス・クーバスの死後の回想」は1380円。

読みたいなと思っても手が出せる値段ではない。

紙が安っぽいのはしかたないが、値段はもう少し頑張って欲しいところ。

折角、埋もれた名作を紹介しているのだから。

 

売れない本が少量印刷され、いつしか本屋から消える。

その繰り返し。

この状況は止まらない。

うーん。

 

 

 

 


ツバメ舞う空のにぎわい

2012-06-24 | 読書【未カテゴライズ】

今年もはや半年、購入本が200冊越えた。

かつてないハイスピードです。

やば、年末には400冊近いということでしょうか…。

泣きそうです。

 

本日の読書は、朝永振一郎「科学者の自由な楽園」(岩波文庫)。

当然、死後の編纂によるものである。

似たような文章の集合体になることは予想できていたが、

人となりが分かる様々な雑文集という感じで、テープから起こしたであろう講演録など、

なかなか他では読めないものが多く、良かったと思う。

オタマジャクシを子どもたちに配るエピソードが良かったです。

 

次は漸く手に入れた井上靖「化石」(角川文庫)でもと思っています。

「小川洋子の偏愛短篇集」(河出文庫)も併読していきたいです。

ただ谷崎潤一郎の過酸化マンガン水の夢を読みたいだけなのです。

と言ってもココに書いたとおりに読書計画が進んだ例はないのですが…。