ウィトラの眼

無線業界のニュースについての意見・感想を書きます

平成21年版 情報通信白書

2010-08-05 12:15:23 | Weblog
図表5-1-2-1 デジタル日本創生プロジェクト(ICT鳩山プラン)具体的施策の概要 
ウィトラコメント: この鳩山は弟のほうですね。官僚の作文の感じがします。


図表5-1-2-2 「スマート・ユビキタスネット社会実現戦略」の基本理念 
ウィトラコメント:このあたりの内容がFCCのNational Broadband Planとかぶっているのですがアメリカは理念から始まってアクションプラン、進捗管理プランまであるのに対して日本は「こういうことができたら良いな」でおわっている感じがします。

ニュース (8/5)

2010-08-05 12:05:21 | Weblog
イー・アクセスは、2010年度第1四半期(4~6月)の連結業績決算を発表した。売上高は前年同期比10.7%減の191億1700万円、営業利益は9.1%減の44億8500万円、経常利益は124.1%増の40億7600万円、当期純利益は440.1%増の24億9300万円となった。EBITDAは8.6%減の62億5800万円、設備投資額は24.9%減の7億7500万円となっている。
2009年の開発者会議で華々しくデビューしたコラボレーションツール「Google Wave」が、期待したほどのユーザーを獲得できなかったとして開発中止になった。
5月にWiMAXからLTEへの方針転換を示したロシアのScartel社(通信サービスはヨタ(Yota)というブランドで提供中)だが、使用する周波数について問題が生じているようだ。
頓智ドット株式会社は7月30日、AR(拡張現実)カメラアプリケーション「セカイカメラ」の新ビジョン発表会「Sekai Camera New Vision 2010」を、同社オフィスにて開催した。
NPDの調査では、複数メーカーが端末を販売しているAndroidが、BlackBerryを抜いて首位になった。
Motorolaが10インチのディスプレイとAndroidを搭載し、テレビ番組を視聴できるタブレットを開発していると報じられている。
米McAfeeは4日、モバイルセキュリティを手がけるシンガポールのtenCubeを買収すると発表した。
ヨドバシカメラが、新たに関東の4店舗にケータイ乾燥機を導入。水没した携帯や水濡れした携帯を約30分で乾かす。
NTTドコモと大日本印刷は4日、携帯端末向けの電子出版ビジネスで業務提携することに合意したと発表した。今後、ドコモが発売するスマートフォンなどで利用できる電子書店を秋にも開設し、両社で「新しいマーケットの創出」(ドコモ辻村清行副社長)を目指していく。

ウィトラコメント: これと下の「ガラパゴス」との関係はどうなんでしょうね? 下は政府が絡むからガラパゴスになっているので、企業はそれを求めてはいない、という感じもします。
7月27日、凸版印刷と大日本印刷(DNP)は「電子出版制作・流通協議会」を設立し、東芝、パナソニック、朝日新聞、毎日新聞、NTTドコモなどが参加を表明した。これは総務省・文部科学省・経済産業省の「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」で決まる予定の標準フォーマットを採用して、日本の電子書籍を標準化しようというものだ。
ウィトラコメント: この人に同感です。変に日本の技術、それも非公開の技術を標準として同意するのはおかしいと思います。
山田隆持NTTドコモ社長の「全面対応宣言」以降、注目の的となっている携帯電話の「SIMロック解除」。NTTドコモは来春以降に発売する全機種を他の通信会社の回線でも使えるようにする方針だが、それを先取りして仮想移動体通信事業者(MVNO)大手の日本通信がSIMロック解除端末向けのSIMカードを7月30日に発売する。
無線データ通信技術であるWiMAXとLTEの間で繰り広げられてきた主導権争いに、ついに終止符が打たれるようだ。英国の市場調査会社であるFuture Horizons社でアナリストを務めるMike Bryant氏によれば、WiMAXは現在、衰退の一途をたどっているという。同氏は、英国とオランダでWiMAXのサービスを提供している企業が、通信事業から撤退していることや、米国の企業の中には、WiMAXで使っている周波数帯をほかの技術で使おうとする動きもあることを指摘した。
早いもので、2010年も既に8月に入ってしまった。以前から再三触れているように、今年を挟んだ前後2年程度は、ケータイに限らず情報通信の世界の激変期を迎えているのだが、それを証明するかの如き激しい動きが、日本はもちろん世界的にも続いている。