乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

鬼の矢柄

2009年07月27日 | 植物(草)
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林道を走っていたら,ひょろ長くて,背が高い草を見つけました。注意深く探しましたが,葉がありません! こいつだけ地面から垂直にニューッと伸びて,たくさんの花を穂状に付けているのです。
遠くから見たときには,まるで矢が地面に刺さっているように見えました。
家に帰って図鑑で調べたら,オニノヤガラというそうです。ヤガラとは漢字で「矢柄」と書き,まさに「矢の幹」のことだそうです。「葉緑素を持たない腐生植物」で,ナラタケの菌糸から養分をもらって(取って?)いるのだそうです。不思議な生き方をしている植物ですよね。
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小さなエビフライ

2009年07月27日 | 動物(けもの)
湿地の木道でおもしろいものを見つけました。写真中央ちょっと下に,エビフライのようなものが2個並んでいます。これ,何だと思いますか?
ナチュラリストたちは,動物が何かを食べた後に残すものを「食痕」と呼びますが,これは,リスの食痕。カラマツの実(に入っていた種子)を食べた痕です。
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湿地の大柄美人

2009年07月27日 | 植物(草)
湿地に大柄美人な花が咲いていました。春先,巨大な葉っぱが,他の草に先駆けて出てくるので,びっくりする草は,花もはやり巨大。一つの花はそんなに大きくないのですが,それが集団化すると,大柄に見えます。バイケイソウの花です。この時期,花を愛でる方は草原ばかりに足を運びますが,湿地にだって,きれいな花はたくさん咲いています。
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