ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

MG ザクver2.0(その5)

2007年05月07日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 人間の感覚というものは不思議なもので、MGザクF2が発売された当時はあの頭が非常に小さいプロポーションに違和感を覚えたものですが、今はすっかり慣れてしまっていて、逆にあの頭の小ささがカッコ良いと思うようになっています。現在、ver2.0との比較用にF2を手元に置き、常に視野に入っている状態で作業をしているのですが、ver2.0の頭が非常に大きく感じます。

 
 ヘルメットの上下パーツの合わせ目は、けっこう大きめの段差ができます。左の写真のように頭部フレームにヘルメットの上下を取り付けた状態でヤスリ掛けして段差を消しましたが、この合わせ目は動力パイプでほとんど隠れてしまうので、気になるという方だけ消すと良いと思います。ヤスリ掛けをするとパーツの形状が大幅に変わってしまう恐れがありますので…。
 ヘルメットの上下パーツはモノアイスリット下端のラインでまっすぐ分割されていると思っていましたが、ヘルメット下部パーツに凹みがあって、そこにモノアイの支柱がはまるようになっています(写真右)。
 これは筆者にとっては誤算でした。下の図のような頭部小型化計画を練っていましたから…(汗)。

 真ん中の図の赤い部分をエッチングノコギリで0.8ミリほどカットし、上下の高さを詰めようと思っていました。こうすると頭部を小型化できるだけでなく、モノアイより上の頭頂部を薄く(←なぜか書いていてヘコんでしまうフレーズ…:泣)して顔の印象を変えてしまう(ややオッサン臭くする)ことができるはずだったのですが…。実際のパーツでやろうとするとかなり困難な作業になりそうなので断念しました。

 完成した頭部をF2のモノと比べてみると、こんな感じです(右がver2.0)。





 まさかここまでサイズが違うとは…(汗)。後ろから見た写真なんか、1/144と1/100スケールの比較のように見えます(笑)。ver2.0がデカいというより、F2が極めて小さいというのが正解なんでしょうねぇ。ヘルメットの高さは4ミリぐらい違いますよ(汗)。
 ver2.0の頭のサイズなら、グフと並べても違和感がないのではと思います。

 それにしても、写真で見るとかなり成型色が違って見えます。ver2.0のラピッド試作の写真を見た時には、頭がとても大きく見えたので「F2の頭を移植しよう」と考えていましたが、ここまで色が違うと無塗装では無理ですねぇ。


 頭を胸部に取り付けた状態です。こうやって見ると頭と胸のバランスはちょうど良い感じです。初代MGザクのバランスに近くなった感じですねぇ。
 首はヘルメットのスソの形状と首関節の伸縮機構のおかげでかなり上を向くことができます。これならザクキャノンが出た場合にも安心ですね! 
 

MG ザクver2.0(その4)

2007年05月06日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 ザクを始祖とするジオン系MSの魅力の一つとして「モノアイ」が挙げられます。人間的な双眼ではない単眼はメカニックなイメージと、無機的な機械であるにもかかわらず意思を持っているかのように光り、ギョロリと視線を動かします。この「ギョロリ」としたモノアイの動きが再現されているザクver2.0、この部分だけでも今までのガンプラとは違った価値があると思います。


 前回も画像を載せた頭部内部パーツですが、写真中央あたりのギザギザした部分は歯車になっています。これが頭部の動きに連動したモノアイ可動ギミックのコアになっているんです。


 筆者はモノアイレンズの径は小さめが好みです。そのためキットのパーツ(写真右)は使用せず、先日作ったパーツを使用することにしました。


 頭部内フレームにモノアイ基部(F6)と自作モノアイを取り付けた状態です。レンズはF6には直接接着せず、コトブキヤ「丸モールドⅢ」に穴を開けたモノに接着し、丸モールドⅢに開けた穴にF6のはめ込みピンを差し込みました。後で気が変わってキットのレンズに交換したくなった場合のための措置です。


 頭部外装をフレームに取り付けた状態です。MGザクF2からパーツ分割がさらに進化しており、クチバシ先端部と動力パイプ基部が別パーツになっています。
 ヘルメットはF2と同じくモノアイスリットの下端部で上下に分割されていますが、ヘルメット下半分のパーツはF2では頭部フレームの下側から被せるようになっていましたが、ver2.0では上から被せるようになっています。確認したわけではないので断言できませんが、ヘルメットの上下パーツを接着し、合わせ目を消した後でもヘルメットを頭部フレームに上から被せられるのではないかという気がします。もしそれが可能なら画期的なんですけどねぇ!
 頭部の形状や大きさについてはいろいろと書きたいのですが、それは次回に回すとして今回は割愛します。


 頭部動力パイプも腹部のモノと同様にパーティングラインを処理しました。耐水ペーパーを掛け過ぎてパイプの形がいびつにならないよう注意が必要です。筆者は部分的に削り過ぎてしまいました(汗)。


 頭部内部メカは従来のMGザク系のモノよりも中身がギッシリ詰まった感じです。モノアイシールドも外装とほとんどすき間が無く、気密性が高そうです。


 首の動きに連動するモノアイの可動範囲はこんな感じです。顔を45度ほど横に向けるとモノアイはほぼ真横を向きます。作動は実にスムーズです。この可動の具合は残念ながら文章ではなかなかお伝えできません。キットをお持ちの方は組み立ててみて、お持ちでない方はお店に見本があれば是非手に取って確かめていただきたいものです。カッコ良い動きですよぉ~!
 




MG ザクver2.0(その3)

2007年05月05日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 今日は「こどもの日」ですねぇ。端午の節句にちなんで鎧武者系のネタをやろうかとも思いましたが、ザクやります。


 ランドセルのメインスラスターノズルですが、このキットのノズルは非常に小さいです。写真左がMGザクF2のモノで右がJ型ザクver2.0のモノです。サイズは小さいですが、フチが薄く成型されているので助かります。F2のノズルのフチの厚さはスゴかったですから…(汗)。


 ノズルの底は穴が開いていて(貫通されています)、その穴に小型のボールジョイントが付いた基部パーツを差し込むことでノズルがボール可動します。基部パーツのランドセル本体への取り付け部分もボールジョイントになっていて、ダブルボールジョイント可動します。
 ノズルの底の部分はボールジョイントの先端が見えているだけで少し寂しいので、コトブキヤのモビルパイプの一番小さいモノをボール先端に貼り付けてディテールアップしました。


 ランドセル内部メカはこんな感じです。ノズルがダブルボールジョイント可動になっているのは良いのですが、左右のノズルのポジションを同じように(鏡対称に)する場合はなかなか揃ってくれません。ツマヨウジの先で何度も調整しましたが、とても難しいです。


 ランドセル内部パーツの取り付けは、背中のフレームに開いている四角い大穴に謎のパーツ(F24。流体パルスジェネレーターでしょうか?)をはめ込んで穴をふさいだ後に被せるようになっています。


 外装の取り付けは、胸の左右から装甲を被せ、ランドセルにもカバーを取り付けるという初代MGザク以来伝統の方式です。合わせ目が存在しない素晴らしい方法ですねぇ。


 首パーツ(F3)の下側には細いピンのような棒が4本生えています。この細い棒をガンダムマーカー「メッキシルバー」で塗ると…


 質感バツグンのシリンダーになってくれます。このシリンダー、首の上下振り可動に合わせてちゃんと伸び縮みしているように見えます(!)。でも、頭を取り付けるとほとんど見えないんですけどね(泣)。

 それでは今日はこの辺で…。

HGUCアッガイ(その4)

2007年05月04日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 筆者は頭身が低い方なので(イメージ的には6頭身ぐらい)、アッガイにはとても親近感を覚えます。今回はそのアッガイの頭身をさらに低く見えるようにする試みです。さて、どうなりますやら…。


 まだ組み立てていなかったバックパックを組みました。バックパックの裏側にもちゃんとモールドが入っています。設計者のアッガイに対する愛情を…(以下、同文)。

 
 とりあえず本体の完成です。胴体の底に小さいブロックが付いたので、前回の状態よりも脚が短く見えます。
 このキット、説明書の表紙の写真を見ると「ひょっとして旧キット(わりと頭身が高い)とあまり頭身バランスは変わらないのでは?」と思いますが、ポーズの取らせ方によってはかなり化けます。カトキ氏によるキット開発用画稿を参考にポーズを取らせてみると頭が大きく見えます。
 1.アゴは引いておく
 2.脚は接地の限界までガバッと開く
 3.手を軽く前に突き出す
 4.見るアングルは上の方から…
 以上の条件で撮った写真が上の画像です。

 それでもなんとなく頭が小さく見えるので、軽くプロポーション改修することにしました。


 これは全塗装可能な場合の改修プランですが、ヨダレ掛け(?)のパーツの裏側にパテを裏打ちしてグリーンの線で示した部分を斜めに削って整形します。この後、首のジャバラ状パーツを1段切り詰めてやると首が浮いた感じがかなりマシになると思います。

 無塗装の場合でも可能なプロポーション改修は、肩幅を詰めることです。肩幅を狭くすると頭が大きく見えるという目の錯覚を利用するわけです。

 まず肩関節の付け根パーツ(D16・17)の裏側の突起物(水色の線で示した部分)をニッパーやデザインナイフで切り落とし、ヤスリで削ってパーツの裏側を完全に平らにします。


 写真の右側が加工後です。胴体パーツの内部に肩関節付け根パーツが密着するようになります。片側約1.5ミリの短縮です。この時点ではまだ接着しません。


 上腕に被せる半球状の肩カバーのパーツが奥まで入り込むように、胴体内部の仕切り板の切り欠きを削って広げます。3つ上の写真とよく見比べてくださいね。


 半球状肩カバーは胴体表面・肩付け根の穴よりもやや大きく、奥まで入らないことが分かりました。そこで胴体の穴を広げます。
 道具には肩カバーのパーツに荒めの耐水ペーパーを両面テープで巻き付けて貼ったモノを使います。これを胴体の穴にはめ込んでグリグリと回して削っていくんです。
 削る際には削れ方が片寄らないように肩カバーヤスリの向きを変えながらグリグリ回すと良いです。胴体内部の干渉する部分も同時に削れてくれますよ!


 写真右側(左肩)が加工後です。腕の可動範囲は若干狭くなったかもしれませんが、これで良しとします(汗)。両側を加工すると合計約3ミリ肩幅が狭くなります。その分、頭が大きく見えるはずです。両肩の加工が終わったら、胴体内部に肩関節付け根パーツを接着します。


 ヨダレ掛け(?)裏側に6枚並ぶ板状の部分の外側2枚が、胴体内部で肩カバーと干渉するようなので削りました(写真右)。写真のグリーンで塗った部分も干渉するようなので削ります。あまり削り過ぎるとパーツに穴が開いてしまいますので、ほどほどに…。


 肩幅を詰める加工が終わったアッガイ。肩カバーのポジションによっても肩幅の広さが違ってきますので、いろいろポジションを工夫してみると良いと思います。


 前回撮った写真(左)との比較。ポーズの取らせ方とカメラアングル、肩の幅詰めによってかなり印象が変わったのではないかと思います。無塗装でもできることは、この辺までが限界でしょうか? でも個人的にはこれで充分満足です。

 やっぱりアッガイは可愛いなぁ…(笑)。
  

MG ザクver2.0(その2)

2007年05月03日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 部屋の掃除をしていたら、数年前に使っていた流し込みタイプの「タミヤセメント」が出てきました。よく見ると接着剤が茶色くにごっていました(汗)。ドロッとしたタイプのプラセメントが黄色っぽく変色するのは知っていましたが、樹脂を含まないさらさらタイプの接着剤がにごるとは…。接着剤も塗料も、鮮度が高いうちに使ってしまうのが良いようですねぇ。

 今回はザクver2.0の動力パイプです。

 パーツの紛失防止&組み立ての簡略化を実現した、新機軸のランナーになっています。グレーのポリ製ランナーの一部が動力パイプの芯のパーツとつながっていて、そのランナーの上からプラ製のパイプのパーツが成型されていて、ゲートを切り離すとランナーをスライドレールとしてパイプのパーツを移動でき、芯のパーツにパイプを通すことができるようになっています。
 文章では分かりにくいですねぇ…(汗)。


 腹部動力パイプのランナーを切り出した状態です。写真右端が動力パイプの芯のパーツです。芯のパーツはver1.0(脚のパイプ除く)やF2ザクではアサフレックス製でしたが、ver2.0ではポリ製になっています。塗装はできませんが、目立たない場所ですので問題はないと思います。


 成型の都合上、パイプのパーツの側面にはパーティングラインが生じています。しかし、パーティングラインの部分は「UCハードグラフ」のラル隊セット付属ザクヘッドのパイプのような合わせ目のモールドとして処理されています。そのままでもカッコ良いのですが…

 完成後にパイプのパーツが回ってしまい、合わせ目モールドの位置がバラバラになってしまうことが予想されるので、このモールドは削り落とすことにしました。デザインナイフで止め具のモールドを削り落としてから、パーティングラインを耐水ペーパーで消していきます。ランナーにつながった状態のまま作業できるので非常に助かります。


 パイプパーツのランナーを切り離した状態です。こちら側も反対側と同様、ゲート跡をデザインナイフで削り落とし、耐水ペーパーでパーティングラインごと整形しました。この後、パイプを耐水ペーパーで挟んでクルクル回し、パイプ全体にペーパー掛けして仕上げます。

 ペーパー掛けは力を抜いてやると良いようです。


 パイプパーツを1個ずつランナーから芯のパーツに移動させていきます。案外ランナーがキツいので、力が要る作業ですが、変に力を掛けて芯のパーツを曲げてしまわないように注意が必要です(芯パーツのカーブの部分には特に注意!)。


 パイプの移動が完了しました。両端から3番目ぐらいまでのパイプの向きは芯のカーブにうまく沿うように調整してやると、芯の長さが足りないということがなくなります。


 芯のパーツをランナーから切り取る前に、動力パイプの腹部側の接続用パーツ(A9。濃いグリーンの丸いパーツ)をランナーから切り出してゲート処理まで済ませておきます。そうすると動力パイプ芯のパーツをランナーから切り出してすぐにはめ込むことができ、パイプパーツの紛失を防ぐことができます。
 このパイプ接続部パーツ、内側にモールドが入っていてカッコ良いです!


 パイプを胸部フレームに取り付けた状態です。ザクのキットというと、動力パイプは最後に取り付けるモノというイメージがありますが、このキットでは装甲よりも前にパイプを取り付けるようになっています。なんというか、メカとしての魅力を感じてしまいます(!)。

 以前はMGのザク・グフ系MSの動力パイプは1個1個綿棒の軸に差し込んでペーパー掛けしていましたが(パーティングラインの段差が大きく、1個あたり1~2分ぐらい掛かってました:汗)、ver2.0のパイプは非常に作業が楽で、作業時間もかなり短くて済みます。素晴らしいですねぇ!

MG ザクver2.0(その1)

2007年05月02日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 HGUCアッガイの組み立てが楽しくて、ちょっと遅れてしまいましたがザクver2.0の製作に入ります。アッガイと交互に進行する予定ですが、今度はザクばっかり進んだりして…(汗)。

 このキット、ランナーにつながっているパーツ数からは想像もできないような複雑な可動をこなすスゴいキットです。しかも今後のバリエーション展開が期待できる設計になっていて、ランナーを見ているだけでワクワクしてきます。
 おそらく今後、いろんなバリエーションが登場してくるのでしょうが、まずはその基本となるこのキットをじっくり味わう(可動の具合、製作時の注意点などを把握する)のが、今後展開されるであろうザク・バリエーションを楽しむための近道だと思います。
 意外と少ないパーツですのでサクサク組みたくなるのが人情ですが、ここはゆっくり見ていきます。筆者にしては珍しく、説明書の順番どおり胴体から…。

 いきなりビックリのパーツです。背面フレームのパーツですが、内側の部分に箱状の出っ張りがあります(背中側は大きな窪み)。この出っ張りの写真で見えている面が、左右スライド移動式コクピットが納まる胸郭の内壁になっているんです。
 写真右側は珍しい板状のポリパーツです。背中側の動力パイプ基部の接続部になっています。


 「なるほど、こうなってたんや!」その1。完成状態ではどうなっているのか分からなかった肩付け根関節ですが、肩付け根関節軸パーツを前にグイッと回すとシリンダー状のパーツが連動してスライドするようになっているのでした!(写真下側が機体の前側です)。


 肩付け根関節を背面フレームに取り付ける時は、関節部の動く方向が斜めになっている状態で組み込むようになっています。従来のガンプラと大きく異なる部分です。

 
 「なるほど、こうなってたんや!」その2。コクピットの個室(?)が左右にスライドするギミックはレバー自体が可動軸になっている、意外と単純な構造でした。これがけっこう良い動きをするんですよ(笑)。


 マーカーで適当に塗ったジオン兵を座らせました。このジオン兵の塗り分けは、一番最初にやっておいた方が良さそうです。ザク本体を組み立てている途中にジオン兵の塗り分けというのは、せっかく乗ってきた作業が中断してしまうもとになりますので…。


 コクピットハッチは左右独立開閉式です。胸部の内壁に設けられたABS樹脂製可動軸によるスムーズな可動で、なんとなく高級感があります。


 胸部正面装甲を取り付けた状態です。正面装甲は思ったよりもシャープな造形です。ラピッド試作ではフニャッとしたイメージがあったんですけどねぇ(笑)。


 このパーツが超小型反応炉のようです。腰側のボールジョイントを受けるポリキャップが入っています。意外と小さい動力機関で動いているんですねぇ。


 その反応炉は、ウエスト部分のフレームに納まるようになっています。ちょうどカゴの中に漬け物石が入っているような感じです。実はこのウエスト部分のフレームと胸部との間に「パチン」とはめる式の可動軸があって、若干ですが胸を前かがみにすることができます。MGストフリやHi-ニューガンダムは胸を反らせる方向に可動してましたねぇ。ガンダムタイプのMSとザクとのキャラクターの違いがこんなところにも出ているんですね(!)。


 胸フレーム完成状態です。この写真を撮った時点でデジカメの電池が切れました(汗)。装甲を取り付けるところまで進まなかった…(汗)。でも、ここまで組んだだけでもかなりの充実感です。こんなスゴいフレームが今後の標準になるのかなぁと考えるとうれしくなってきましたよ!

 それではまた…。 


HGUCアッガイ(その3)

2007年05月01日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 ザクver2.0と交互に製作記事を書くつもりでしたが、なぜか今日もアッガイです。このキット、ガンダムタイプやザクタイプの機体のキットと全く構造が違うので、作っていてとても楽しいんです。


 足首です。足の裏はもちろんのこと、靴の内側(?)の底の部分にもモールドが入っています。昨日の記事にも書きましたが、完成後にはブロックごとに分解しないと見えないような場所にモールドが入っているあたり、設計者のアッガイに対する愛情を感じます。
 つま先側には2個のポリキャップで支えられた可動用アームが付いています。


 くるぶしの部分に付く丸いパーツは、靴の側面にすき間無くピタリと付きます。スゴい精度です!


 ヒザ関節とスネ内部フレームは、このようにつながっています。ヒザは2重関節なんですが、上側の関節パーツの軸の先端にはマイナスモールド状になるようにスジ彫りモールドが施されています。こんな細かい所までMG並みです。
 ヒザ関節ブロックは下側の関節軸よりも下の部分が非常に長くなっています。ヒザを大きく曲げた時にすき間が出来ないようにするための配慮ですねぇ。


 スネフレームの下端、靴のカカトに入り込む部分にはダクト状のモールドが入っています。こんな見えない部分にまで…(汗)。設計者のアッガイに対する…(以下、同文)。


 スネ内部のメカディテールはこんな感じです。陸戦用や宇宙戦用MSの内部構造とはずいぶん雰囲気が違います。カニの関節周りのような雰囲気が漂います。


 写真は太もも上端部の関節パーツですが、太ももの途中にある回転軸の可動が少しユルめです。写真のように6ヶ所に瞬間接着剤を少量付け、完全に乾いてからパーツを組み立てました。


 脚の可動範囲はこれぐらいです。ヒザはかなり深く曲がります。足首は形が形だけにあまり動いているようには見えませんが、けっこう動いていますよ~。


 本体に脚を取り付けた状態です。頭が大きいので重心が高いですが、わりと安定性は良いです。それにしてもデカい! 14センチ近くあります。1/100でエビル・Sが出たらこれぐらいのボリュームなんでしょうねぇ(笑)。


 テディベア座りとあぐら。MGのような体育座りはできませんが、良い感じに座れます。正座をさせるのを忘れていましたねぇ…(汗)。
 
 第3回でほぼ形になってしまいました。ホンマ作りやすいですよ、このキット♪