ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

第46回静岡ホビーショーレポート(その5・コトブキヤ編)

2007年05月17日 | 臨時ニュース・その他
 今回のホビーショーではコトブキヤさんのアイテムがとても多くてビックリしました。どれも魅力的なんですよ、これが!


 手軽に格納庫の様子を再現できる「メカニカルチェーンベース」。これは良いですよ! 筆者は「そのうち格納庫も厚紙切って作らないとなぁ…」と思っていましたから。複数そろえてつなげると大スケールのモデルにも対応できそうです。


 1/72のシールドライガー、1/50ぐらいのワンコインブルーナイトと。クセのない造形ですので、いろんな作品のメカとマッチしますねぇ。

 
 可動用パーツやディテールアップ用パーツの新作も展示されています。個人的にはマーキング用のシールが気になっています。


 こちらは1/100スケールのアルトアイゼン。スパロボ系では他にビルトビルガー高機動型も展示されています(こちらは1/100ではなかったと思いますが…)。


 ノンスケールのデモンベイン。複雑なデザインが巧みに再現されています。


 「攻殻機動隊SAC2」のジガバチAV。同スケール(?)のタチコマが付属するようです。タチコマ単品売りというのも欲しいですが…(笑)。



 「アーマード・コア」シリーズも新作が続々登場! 息の長いシリーズになってきました。 


 「グレンラガン」は低価格。なんと840円です! 他に数体が展示されていますが、どれだけ出るでしょうねぇ。




 1/72ゾイドシリーズもいよいよ本格化(!?)。ブレードライガーもジェノザウラーも、触るとケガしそうなシャープな造形です。ほぼ製品状態のコマンドウルフも展示されています。これらのアイテムってバリエーション化も期待できますねぇ。

 コトブキヤさんの新作は他にもたくさんありますが、誠に残念ながら全部を載せるだけの余裕がありませんでした(泣)。ゴメンなさいね~。 

第46回静岡ホビーショーレポート(その4)

2007年05月17日 | 臨時ニュース・その他
 (その3)にて「曹操ガンダムはストフリ」と書きましたが、「ダブルエックスじゃないの?」という指摘をいただき、ガンダムDXの設定画を見てみると…あ、ホンマや(汗)、ダブルエックスや(滝汗)。早とちりしました。ゴメンなさい…m(- -)m

 さて、気を取り直してレポートの続きです。

 ハイコンプロ新作はアカツキです。この展示方法、この箱のデカさからして1/100キットと同様シラヌイ・オオワシ両方セットでの販売になるのでしょうか?


 シラヌイ用のエフェクトパーツは、オオワシ装備時にはスタンドとして使用するようです。


 メッキの色は1/100キットよりも濃い感じに見えますが、実際にはどうでしょうねぇ。とにかく箱も中身もキンキラリンで派手です。


 MGゲルググver2.0は、旧MGと比べ、かなりボリュームアップしているように見えます。HGUCをさらにふっくらさせた感じだと思います。


 見る角度によっては意外とスリムに見えます。顔つきがふてぶてしくて良い感じですねぇ。


 商品仕様はこんな感じです。同スケールのララァとエレカが付属って…?


 脚と腕の内部構造。太ももやスネの内部はザクver2.0から発展したような雰囲気です。


 鏡に映った後姿は…シールドでほとんど見えませんね(笑)。シールド裏は今回も黄色成型なのか気になるところです。


 ララァとエレカ発見! 爆風からララァをかばうゲルググを再現するためとしたら、ゲルググver2.0の可動範囲は四つんばいできるぐらいなのかも(!?)。 エレカの窓はクリアーパーツに見えますが、はたして…?

 

第46回静岡ホビーショーレポート(その3)

2007年05月17日 | 臨時ニュース・その他
 ホビーショーレポート、三国伝編です。アイテムが多いので説明は少なめ、とにかく画像をご覧ください!(実はキャラクター名の漢字の変換がちょっと…:汗)。

 説明書の表紙? 劉備、カッコ良過ぎです! 董卓軍のリーオー欲しい…(笑)。


 会場にはリアル頭身の武者ガンダムが! 「ガンダム無双」版ではありませんが…。


 これはポスター(?)。トールギスⅢは呂布だったんですねぇ。


 ピンボケでゴメンなさい(汗)。張飛ガンダム、Zガンダムがベースのようです。


 劉備ガンダム。試作品と比べて格段にカッコ良くなっている気がしますが、気のせい? RX-78系ガンダムがベースと思われます。

 
 この辺は発売されるのでしょうか? 肩アーマーの一部にクリアーパーツが付いていますねぇ。


 司馬…(もはや漢字の変換が出来なくなってきました:泣)サザビー! 白いサザビーって、めちゃくちゃカッコ良いじゃないですか!

 2形態に組み換えが可能みたいです。手の表情が良いですねぇ。


 後姿はかなりノーマルのサザビーの面影を残しています。


 リガズィがベースのようですが、そうなるとニューガンダムの登場が期待できますねぇ。


 これは孫権? 鷲のような姿ですが、ステイメンがベースのようです。


 曹操ガンダムです。いかにも悪役といった雰囲気ですが、ストフリがベースデザインのようですねぇ。

 後頭部や翼など、やっぱりストフリですね!

 あ、関羽がいない…(汗)。





第46回静岡ホビーショーレポート(その2)

2007年05月17日 | 臨時ニュース・その他
 第46回静岡ホビーショーレポートの2回目です。


 1/144スケールで展開される(?)スーパーハイコンプロのRX-78ガンダムです。太ももの装甲スライド機構が写真でも確認できます。

 商品仕様の説明です。内容は 1.フルハッチオープン 2.フル武装 3.超絶可動 4.精密ディテールコアブロックシステム完全再現 5.金属パーツ 6.マットパール塗装 7.リアルマーキング となっています(一部文字が潰れていたので推測した部分もありますが:汗)。


 パッケージはこんな感じです。本体に対して箱が大きいですが、ハンガーを模したスタンドが付属しているのでしょうか?


 予価は7140円! 完成品ではなくキット仕様でも出してほしいと思うのは筆者だけ?


 お次はSDガンダム・BB戦士です。

 ヴェルデバスター、ストライクノワール、ブルデュエルに続いてスターゲイザーも登場です! ヴォワチュール・リュミエールには光輪が取り付けられていますが、取り付け部で折りたためそうに見えます。装甲各部の光帯はHG同様、オーロラシールで再現されるのでしょうか?

 
 CEザクシリーズは、従来の白・赤に加えて緑・オレンジも発売されるようです。ハイネ機はレイ機と違い、シールドのフチの部分がシールで再現されるようになっています。

 この後「BB戦士 三国伝」の登場となるのですが、アイテムが非常に多いので、いったんここで中断します。次のアップまで、しばらくお待ちくださいね!




第46回静岡ホビーショーレポート(その1・「牛」も付くよ!)

2007年05月17日 | 臨時ニュース・その他
 お待たせいたしました! 第46回静岡ホビーショーのレポートをお送りいたします。

 会場のミドリ店長さん&エプロンさんから情報が送られてくるたびに順次アップしていく予定ですのでお楽しみに! 
 また、ミドリ店長さん&エプロンさんが大阪に帰ってきたら(晩になると思います)ホビーショップ ミドリさんにてまとめて公開する予定になっていますので、そちらもお楽しみに!


 なお、これからのレポートは筆者が写真を見て得た情報をもとに書きますので、実際の商品の形状や仕様と異なる場合があります。また発売時期の延期、価格の変更、発売中止などもありうることですので、ご了承願います。
 当ブログには残念ながらサムネイル表示を押すと画像が大きくなる機能はありません。やや見づらい画像もあるかとは思いますが、できるだけ見やすい画像にしますので、よろしくお願いします。

 もうご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ついに100体目のMGの正体が分かりました!

 チラッと噂が出たこともありましたが、まさかの「∀ガンダム」です! 形式番号はミリシャが暫定的に付けたモノで決定のようですねぇ(「SYSTEM ∀ 99」の方が好きなんですけど…)。

 ラピッド試作の展示は間に合わなかったようで、会場には模型雑誌(写真は「ホビージャパン」のモノ)の作例が展示されています。

 こちらは「電撃ホビーマガジン」の作例です。

 2つの作例の間に立つ書き割りは、どうやらカトキ氏によるMG開発用画稿のようです。


 一見、重田氏によるアニメ設定画にも見えますが、微妙に違うように見えます。


 「カトキ氏による」と書きましたが、詳細は不明です。でも、この設定画の書き方はたぶんカトキ氏でしょう。


 左から2本目までは、シド・ミード氏のオリジナル画稿から抜き出したモノかも。スラスター・ベーンは1枚1枚詳細に描かれている画稿もあります。


 シールドは裏面の背骨状ディテールまでキッチリ描かれています。


 CAD図面。旧1/100と比べるとかなりスリムで、ミード氏のオリジナル画稿に近い雰囲気です。あの名作トイ「ニューマテリアルモデル」にも似ています。頭はもう少し大きくても良いかもしれませんが…。
 胸はミード氏のカラーイラストと同様の塗り分けになっているようです。


 胸部のCAD図面。各部の面構成にまで細かく指示が書かれています。各ハッチのすき間も少なそうです。


 都合により向きを変えていますが、腕です。前腕のカーブもキレイに再現されています。


 CADの背面。後姿は右側にあるミード氏の画稿よりも重田氏のアニメ設定画に近いようですねぇ。


 コクピットボール(上)と牛(下)のCAD図面。こ、こんなところまで…(笑)。こうなったら洗濯物を再現するしかありませんなぁ!

 まずは∀の詳細をお送りしました…。




第46回静岡ホビーショーレポート(その0)

2007年05月17日 | 臨時ニュース・その他
 静岡ホビーショー会場のエプロンさんから連絡がありました。トラブルが発生して画像データの転送が遅れているそうです。
 とりあえずは文字による情報をお送りします。SDファン待望の「BB戦士 三国伝」の情報から…。

 「BB戦士 三国伝」伝は、ご存知の通り中国四大奇書の一つ「三国志演義」をモチーフにした世界観で展開されるそうです。ストーリーの方は、大きな山場である「赤壁の戦い」辺りまでは「三国志」の原作(?)に沿った展開で、それ以降は「BB戦士 三国伝」オリジナルの展開になる予定だそうです。
 気になるキットの方は、パーツ分割の工夫により、パーツ数と価格を抑える一方で充実した可動ギミックが盛り込まれているようです。従来よりもかなりスリムなプロポーションになっています。足の裏のスタンプが気になるぅ~。この辺については画像が届いてから詳しくお送りすることになります。

 画像が来るのが待ち遠しいですねぇ…。 


MG ザクver2.0(その8)

2007年05月16日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 明日はいよいよ第46回静岡ホビーショーの開幕日です! MG100体目の正体も分かる…かな? 明日は会場のミドリ店長さんエプロンさんからの情報が入り次第、順番にアップしていく予定ですので、お楽しみに! あ~ワクワクするなぁ…。

 さて、ザクver2.0の続きです。

 脚のフレームの基礎となる構造部は、これまた意外とシンプルな作りになっています。写真の状態でたった6パーツの組み合わせなのですが、それでもヒザ2重関節、ヒザアーマー連動可動、シリンダー連動可動といったギミックが完備されています。実に合理的な設計ですねぇ。
 ヒザ関節の可動範囲は人間とほぼ同等、可動の固さは程よい感じです。関節部の強度は信頼性の高かったF2のモノと同等以上、「ガラスのヒザ関節」を持つMGグフ系の10倍ぐらいの強度がありそうです(あくまで筆者の実感であり、実際の強度数値ではありません:笑)。


 これまで脚のフレームは左右に分割されることが多く、前後方向のディテールが犠牲になることが多かったのですが、ver2.0のフレームは適度に前後分割のパーツが組み合わされることによってヒザ裏部分のディテールもしっかり入っています。「ポケットの中の戦争」のザク改(FZ)以降、伝統になりつつあるヒザ裏のディテールですが、ガンプラの表現としてはこのver2.0で完成の域に達したのではと思います。


 基本となる骨格はスカスカした感じなのですが、太もも裏にプロペラントタンクが、スネ内部にショックアブソーバー入りのセンターフレーム(?)が入ることによってガッシリしたフレームになります。骨格に筋肉を付けたような状態です。これらのパーツは各バリエーションによって形状が異なるようです。今後が楽しみ♪


 股関節はボールジョイントではなく、見栄えと可動範囲、関節の保持力を高い次元で両立した3軸式の可動になっています。股関節軸がMGガンダムF91のように前寄りに付いているのがやや不安要素ですが…(汗)。


 股関節軸の、腰フレーム側の軸受けはポリキャップが採用されています。股関節軸の裏側には押し出しピンの跡が突き出しています(写真の水色の点)が、これがポリキャップを削ってしまう恐れがあります。関節がユルくなるのを防ぐべく、この押し出しピン跡を削り落としてしまいましょう。軸の両サイドにあるパーティングラインも削っておくと良いと思います。


 フクラハギのプロペラントタンクを取り付けた状態のフレームをF2のモノ(写真左)と比較。ver2.0は断面形が丸くなっているのとヒザ関節がコンパクトにまとまっているのが印象深いです。


 骨格に筋肉が付いた状態でも可動範囲は狭くなりません。このフレーム、パーツの切り出しとゲート処理を済ませると、ものの2~3分で組み上がってしまいます。従来のMGでは多用されていた装甲取り付け用のポリキャップが存在しないことが組み立てやすさのポイントになっているのではないでしょうか。


 足首が付くと、ポーズに表情が出ますねぇ。足首関節は脚フレームに「パチッ」とはめ込む方式の取り付けなのがちょっと心配ですが、現段階では強度や可動の固さの不安は無いようです。 

 それでは、明日はホビーショーのレポートでお会いいたしましょう!

MG ザクver2.0(その7)

2007年05月15日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 前回の時点では気付かなかったのですが、ザクver2.0とMGグフを並べても違和感がないかどうかを検証するためにMGグフカスタムを格納庫から引っ張り出してきました(無印グフは今、持ってないんです:汗)。グフとのプロポーションやディテールの整合性についてはもう少し後になって書く予定ですが、非常にうれしいことに気が付きました。

 ザクver2.0の手首は、無加工でMGグフ系に取り付けられます(!)。
 手首が小さく、無可動差し替え式の細い指というMGグフ系の弱点をこれで解消できそうですねぇ(といっても、流用するのがもったいないという問題がありますが…:汗)。
 グフ系のもう1つの大きな弱点、強度不足のヒザ関節は…困りましたねぇ…。

 さて、今回は足首です。サンプル品を組み立てた時に、可動の素晴らしさで「うひょ~!」っと小躍りした部分で、非常に楽しみです。

 実際に可動するタイプのシリンダーのシャフトのパーツをメッキシルバーで塗りました。このキットには無可動ダミーのシリンダーも数多くモールドされているんですが、フレームと一体成型されたシリンダーはけっこう塗り分けがめんどくさいです。しかもほとんどが隠れてしまうので、塗るのをやめておきました(笑)。


 足首の内部フレームです。ツマ先部分は独立可動で、ツマ先が上を向くように動きます。足の甲のシリンダー受けパイプはボールジョイントでグリグリ動きますが、写真では分かりにくいですねぇ(汗)。
 写真はありませんが、足フレームの裏はJ型専用パーツになっています。足の裏にバーニアノズルが無いタイプです。


 カカト側の外装を取り付けたところです。アキレス腱側にもシリンダーが付いています。


 足首関節フレームは思ったより簡単な構造ながら、実に味のある動きをします。足の甲とアキレス腱にあるシリンダーが足首の動きに連動するのですが、ひねりのある動きにも追従してくれます(!:写真下を参照)。



 足首の前後方向の可動はこんな感じです。左:伸ばした状態、右:かがんだ状態(?)。


 ザクのデザイン上、どうしても可動の妨げになってしまう足の甲の凸部ですが、F2(写真右)の機構よりもさらに進化した可動部により、可動範囲が広くなっています。装甲のすき間は大きいですけどね(笑)。



 ver2.0は足首が小さいプロポーションになっています。写真は左からHGUCザク、ver2.0、F2の順ですが、ver2.0はHGUCとF2のほぼ中間のサイズです。ver1.0はツマ先がF2よりもやや長いので、ver2.0とのサイズ差は大きいでしょうねぇ。

 さて、いよいよホビーショー(プララジショー?)が近付いてきました。当日(17日)は会場のエプロンさんと連携して速報をお送りする予定ですので、お楽しみにね!
 

スイッチからバリエーションキットを予測してみよう!

2007年05月14日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 ご存知の方も多いと思いますが、ここ数年のガンプラは1つのアイテムを出した後にバリエーション展開をしやすいように、前もって金型の一部を交換したり外したり追加したりしやすいように作られているそうです。ランナーの枝の部分が不自然につながっているように見える(細長い突起が枝の表面に付いています)部分を金型切り替え用の「スイッチ」と呼ぶそうなのですが、このスイッチがランナーのどこに付いているかによって今後のバリエーション展開をある程度予想できます。
 
 もっとも、MGザクver2.0はほとんど全てのバリエーションを出せるように設計されているそうですが…(汗)。シャアザクもすでに成型品が出来上がっていることですし。
 シャアザク(S型)以外にもF型が発売されるであろうことは、ver1.0のようなF型/J型のコンパチではなくJ型だけの仕様になっていることからも予想できますが、それ以外のバリエーションの可能性をランナーから読み取ってみるのも面白いもんです。
 一例として、MGザクver2.0の脚の外装の「D」ランナーを見てみると…

 写真は足の甲の凸部ですが、黄緑色の楕円で囲った部分がスイッチです(分かりにくい写真ですねぇ:汗)。この足の甲の凸部のパーツだけが、このランナーから除外可能になっています。この部分だけ形が違うバリエーションというのはあまり無いので、色替えに対応していると考えるのが自然かなぁ、と…。
 そうなると、この部分だけ色が違うのは「黒い三連星」のザクがまず思い浮かびます。旧ザクの黒い三連星仕様もしくは06R-1A辺りが考えられますが、どっちなんでしょうねぇ?
 この写真の下の方にチラッと写っている、足の甲のパーツもスイッチで除外可能になっています。この部分の色が違う機体というと、06R-2ジョニー・ライデン機でしょうか?


 これは同じランナーの中の、太もも後ろ側のパーツです。この部分も除外もしくは交換可能になっています。MSVのザクバリエーションはほとんどの機体がノーマルザクと太ももの形状が異なりますが、後ろ側だけ違うというのは06R系ぐらいだと思います。ということは、やっぱり…!

 というわけで、Dランナー1枚からだけでもver2.0のバリエーションとして06R系が出る可能性を読み取ることが出来ました。
 ただ、このスイッチがあるからバリエーションキットが必ず出るとは限りません。バリエーションキットを出しやすいようにするための金型の準備がすでに出来上がっているというだけで、「発売決定!」というわけではないんですねぇ(汗)。1機でも多くのバリエーション機が発売されると良いのですが…。

 初代MGガンダムの頃は、このスイッチによる金型の切り替え技術がなかったためか、それともMGのシリーズがここまで長く続くとは誰も思わなかったのか、とにかくスイッチによる金型の切り替えが出来ない初代MGガンダムの金型からMGジムに対応できるようにするには大変な作業だったそうです。
 現在はスイッチのおかげでバンダイさん的には生産や新製品開発が楽になり、ユーザー的には今後の展開を予想する楽しみができるという状態になっています。スゴい技術ですねぇ。

 ところで、手の甲の部分もスイッチがあって色替えに対応しているようです。やっぱり黒い三連星は期待できそうですね!



MG ザクver2.0(その6.5)

2007年05月13日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 先日、テレビで米・英共同開発中のステルス戦闘/攻撃機F-35の飛行実験の映像が流れていました。F-35には3つのバリエーションが最初から開発されているそうなのですが、垂直離着陸が可能なタイプは機体後部のエンジンノズルがグニャっと下に折れ曲がり、機体上面のカバーがグイッと開いて垂直離陸モードに変形(!? ←ハリアーよりも派手な動きをするんですよ)していました。この時のノズルやカバーの動きが機械というより生物的な動きだったのがとても印象的でした。
 現代の、人型をしていない機体の動きでも生物的なのですから、MSが実在したならその動きは人間そのものなんでしょうねぇ。

 さて、製作に入ります。

 肩シールドは従来のキットとは全く違う取り付け方法です。L字型のアームで接続され、とても自由度が高くなっています。トールギスのドーバーガン支持アームを思い出しました。このアームは左右の肩で同じ構造です。


 おかげでシールドがよく動きます。アニメの作画によってはザクのシールドは後ろに向いていることがありましたが、その状態も再現できます。
 シールドはF2のモノと比べ、やや幅が広く長さが短くなっています。良い感じの幅だと思います。


 左肩アーマーはABS樹脂製の内部構造材がこんな感じでセットされます。PGザクにもなかった構造で、豪華な感じですねぇ。

 アーマー自体はスライド金型を使用した一体成型になっているため、断面の形状がΩ字型ではなく逆U字型だろうと思っていましたが、ちゃんとΩ字型でした(!)
 ver1.0のような「プリンッ」とした形ではありませんが、けっこう好みの形状です。
 F2ではアーマーと一体成型されていたスパイクですが、今回はver1.0と同じく別パーツになっています。模型雑誌の作例の定番工作ともいえる「スパイクがアーマーの内側から生えている」ように見える状態が、キットのままで再現されるようになっていますよ!


 指が可動式の手首は、最近ではすっかりおなじみの「つながっている部分を切り離せば独立可動になる指」が採用されています。が、さらに指の第二関節も可動になっていて、少しの加工でMGドム系やサザビーと同等の可動を得られるようになっています。
 とりあえず、つながっている中指~小指をデザインナイフで「トンッ!」と切り離し、切り取った跡を整形しておきました。
 この「切り離せば…」の指、ちょっと困った点があるのですが、それはまた別の機会にお話しすることにします。


 指の第二関節まで可動にするために必要だったのでしょう、ver1.0やF2と比べるとかなり大きな手になっています。でも、プロポーションを崩すほどのサイズではなく、安彦氏によるアニメ設定画のザクに近い雰囲気になっています。


 やや擬人化した、空手の構えのようなポーズを取らせてみました。ラピッド試作を見た時には「弱そうなザクやなぁ」という印象があったver2.0ですが、ポーズによっては強そうに見えますよ!


 同じポーズを別のアングルから見たところ。うわぁ、微妙…(汗)。

 

コーションマークの貼り位置って…?(その2)

2007年05月12日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 当企画「コーションマークの貼り位置って…?」の「その1」の時に探していたPGガンダムの説明書がようやく見つかりました!

 キットの説明書にマーキングの意味が書かれたモノはこれぐらいかもしれません。とにかく貴重かつ信頼性が高いと思われる資料です。今回はこの説明書の記述をもとに、コーションマークについて考えていきます。


 前回登場した「踏むな」の補足です。まるで蜂の巣のように正六角形が並んだ図案になっていますが、これは「ハニカム構造材」で出来ている部位を表しているそうです。軽量で丈夫な部材を実現するために蜂の巣(ハニカム)を参考に考案された、薄い金属板の組み合わせによる構造材だと思われます。やっぱり翼の部分に貼るのが良さそうですねぇ。


 これは「係留用ポイント」を示したマークだそうです。母艦の格納庫や甲板上の戦闘機あるいはMS等が、艦の動きで位置がズレたり転倒しないようにつなぎ留めておくためのワイヤー類(?)を引っ掛けるフックの類の位置を表しているのでしょう。
 PGガンダムでは靴底(赤い部分)の周囲にこのマークを貼る指示があります。ガンプラ的表現におけるMSのフック類(組み立て・分解・整備時に装甲パーツをクレーンで吊り下げる場合のフックも含めて)は装甲などのカドの部分の凸あるいは凹モールドの部分だと思われます。このマークを貼るとすれば足回りの凸または凹モールドの近くに貼るのが良いかもしれません。


 これは「関節のニュートラル・ポジション」を示すマークだそうですが、ガンプラ用に考案された架空のモノかもしれません。各部関節がニュートラル(中立。ヒジやヒザ関節の場合、まっすぐな状態)の位置にある時に、このマークの上の逆三角形と下の三角形の頂点どうしが揃うのだと思います。下図のような感じでしょうか?




 これは「アース接続口」のマークです。機体に溜まった静電気を逃がす(静電気が溜まっていると、おそらく出火の原因になるのでしょう)ためのアース線を接続する部分と思われます。
 メカニックマンが作業しやすいように、MSの場合は足元にあるようです。「MGザクver2.0」では靴底の側面にマーキングの指示があります。


 これは「外部電源接続口」のマーク。エンジン始動用の電源を供給するための送電線を接続する部分を示しているようです。アースと同じく足元にあるのが作業しやすそうですが(「MGザクver2.0」では靴底の側面にマーキングの指示があります)、「ガンダムSEED」の核エンジン搭載MS以外の機体は背中に貼ってみるのも面白いかも…(←確か、背中でしたねぇ?)。

 今回登場したマークは黄色いモノばかりですねぇ。黄色いマークは小さいモノでもアクセントとして有効ですので、積極的に利用していきたいなぁと思っています。そのためにはマークの意味と貼るのに適当な場所を覚えておく必要がありますねぇ…(汗)。

MG ザクver2.0(その6)

2007年05月11日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 前々回・前回と短縮版でお送りしましたが、今日から通常モードに戻ります。「カラ元気でも元気」という歌がありますが、とりあえず通常モードでやっていれば精神的ショックからも立ち直るのが早いかなぁと…(泣)。

 さて、製作に入ります。

 肩ブロックの内部のパーツ構成はこんな感じになっています。中央の四角いパーツはボディー側の肩関節ボール軸に接続される部分です。従来のMGザクではこのパーツに相当するのはポリキャップC(+ポリキャップ隠しのカバーパーツ)でしたが、今回はシリンダーっぽいディテールが入ったABS樹脂のブロックで見栄えを良くしています。
 写真の真ん中より少し上、筒状のパーツは写真中央のパーツに差し込むポリキャップです。かなり長さがある筒で、ボディー側のボールが内部でスライドできるようになっています。これにより可動範囲を稼ぐことと関節部の間延び感を減らすことの両方をクリアしています。
 ポリキャップの左斜め上に置いている小さいパーツは肩アーマー取り付け部のボールジョイントです。

 組み立てるとこんな感じです。雰囲気的にはPGザクやMGグフに近い感じですが、肩付け根の軸部分が太くて力強いイメージになっています。ちょっと各可動部がユルめかなぁと思いますが、ザクの武装はそれほど重くないので大丈夫…かな?
 今回は今後出るであろうバリエーションキットのための実験台として、各関節部はポリキャップに差し込む軸のパーティングラインを消す以外は調節しない予定です。


 ヒジ関節パーツ(G14・16)の内側、パーツの合わせ目部分に押し出しピンの跡を発見しました(赤い点の部分)。相方となるパーツ(G15・17)との間にすき間が開かないように、デザインナイフで削り落としておきました。
 腕フレームは構造が良く練られていて、簡単な組み立てで複雑な動きをこなします。特に難しい部分は無いと思います。


 ザクのヒジは意外とプラモ向きではないのか、従来のMGザク系キットでは90度強ぐらい曲がる程度でしたが、ver2.0では人間並みに曲がります。可動の固さはちょうど良い感じです。このキットのABS樹脂は軟らかい材質のモノで、「ヌタッ」とした感触(?)です。可動のスムーズさに一役買っています。


 腕の装甲はパーツの合わせ目が目立たないようにパーツ分割が工夫されています。見事な分割です。前腕外側カバーとヒジの丸い部分は接着して合わせ目を消した後でもフレームに取り付けられるかもしれません。前腕の手首に近いブロックは別パーツで、ボールジョイントで独立可動します。この部分が一段太くなっているバリエーション機(08小隊系とか…)への対応も万全です。



 腕の装甲を取り付けた状態。装甲の形状はクセのないプレーンなモノで、しかも可動範囲を狭めることはありません。ヒジのアーマーはヒジの曲げに連動して可動するようになっています。これには異論があるでしょうが、個人的には好きです、こういうの。


 腕と頭+ボディーのバランスはこんな感じです。HGUCに近い感じですねぇ。

 この腕、組み立ては簡単ですけど、手首や肩アーマーを除いた状態で記事1回分使ってしまいました。可動やパーツ構成など内容が充実しているからでしょうねぇ。





今、帰りました…。

2007年05月10日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 昨日の記事にも書きましたが、身内に不幸がありましたので本日も超・短縮版でお送りいたします。
 明日からは通常モードに戻ります。筆者のマウンテン・サイクルにて有力な資料(PGガンダムの説明書)が出土しましたので、先日好評をいただいた企画「コーションマークの貼り位置って…」の続編を近日中にお送りすることができそうです。お楽しみに!

 ここ数日にいただきましたコメントへのお返事は明日に書きますので、もうしばらくお待ちくださいね。よろしくお願いします!m(- -)m 

MGザクver2.0のプロトタイプを発見!?

2007年05月09日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 身内に不幸がありましたので、今日・明日は超短縮版でお送りします。

 HGUCアッガイとのサイズ比較用に格納庫から引っ張り出してきたHGUCザクは、やっぱりMGザクF2(ジオンカラー)とほぼ同じ成型色でした。MGザクver2.0とはなぜか違う色です。MGザクver2.0の成型色って、どこかで見た記憶があるなぁと思って作業台のスミの方をチラッと見てみると、ありましたよ!小さなザクが…



 ケロロ軍曹の幼年期バージョンに付属の1/6スケールの1/100ザク(つまり1/600)です。
 このザク、よく見てみるとMGザクver2.0のプロポーションにソックリです。ひょっとしてver2.0のルーツもしくはプロトタイプなのではないかと思います。さて、真相はいかに?

 誠に申し訳ございませんが、いただいたコメントへのお返事は少し遅れます。よろしくお願いいたします。

HGUCアッガイ(最終回)

2007年05月08日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 筆者がやってみたいこと:着ぐるみを着てみたいです。怪獣とかヒーロー系よりも可愛いキャラクターの方が…。最近では「国宝・彦根城築城400年祭」のキャラクター「ひこにゃん」の着ぐるみが良いなぁと思っています。着てみたいんですよぉ~。
 さて、今回は「ザクが着ぐるみを着ている説」がある可愛いヤツ・アッガイの最終回です。

 HGUCアッガイはさまざまなシチュエーションに対応できるように豊富なオプションパーツが付属しています。右手の武装ポッドはアイアンネイル収納状態・アイアンネイル展開状態・メガ粒子砲+ミサイルポッドの3種類が付属、「第08MS小隊」版の取り外した腕のフタも付いています。
 写真の下2列は腕(フレキシブル・ベロウズ・リム)を伸ばした状態を再現するための差し替え式ブロックです。

 MGアッガイでは伸縮式で再現されていましたが、1/144ではサイズ的に無理なのでしょう。その代わり断面にはしっかりモールドが入っていて見栄えが良いです。取り付けはABS樹脂のボールジョイントなのですが、着脱時はけっこう固いので、軸が折れないように注意しながらまっすぐに力を掛ける必要があります。

 上の写真は左右に3個ずつ使用して両腕を伸ばした状態です。ブロックの組み合わせによっていろんな状態にできます(数学が苦手なので何通りかは分かりませんが…:汗)。右腕の方は説明書の指示通り、上腕側から「大・中・小」の組み合わせにしましたが、左腕は逆に「小・中・大」にしてみました。微妙にパースが付くので距離感が出るかなぁと…。


 「わーい♪」…アッガイ独特の、洞窟の天井に伸ばした腕の爪を突き刺しての移動状態です。


 一応「カッコ良いポーズ」を目指したのですが…可愛いです(汗)。


 ザク、ゲルググとの比較です。やっぱりアッガイがデカい! ゲルググの後頭部トサカの先端とアッガイの頭頂が同じ高さです。確かにザクがスッポリ入りそうに見えますが、アッガイの肩の位置はかなり低いので無理でしょうねぇ。


 同系機のジュアッグとの比較。ジュアッグは自走砲的な機体なので脚の構造が一部省略されていたり、頭部レドームを薄くしたりして身長を低く抑えています(その分狙い撃ちされにくい?)。設定ではアッガイとの身長差は3メートル近くありますので、並べてみてもちょうど良い感じですね。

 あ~楽しかった♪。HGUCアッガイはズゴックやゴッグと比べると高価ですが、その分遊べる上にMG並みのぜいたくな作りになっていますのでオススメキットですよ!
 ジュアッグに流用できるパーツがあるかもと期待したのですが、ぜんぜんありませんでした(泣)。足の裏ぐらいかなぁ…。