ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

スイッチからバリエーションキットを予測してみよう!

2007年05月14日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 ご存知の方も多いと思いますが、ここ数年のガンプラは1つのアイテムを出した後にバリエーション展開をしやすいように、前もって金型の一部を交換したり外したり追加したりしやすいように作られているそうです。ランナーの枝の部分が不自然につながっているように見える(細長い突起が枝の表面に付いています)部分を金型切り替え用の「スイッチ」と呼ぶそうなのですが、このスイッチがランナーのどこに付いているかによって今後のバリエーション展開をある程度予想できます。
 
 もっとも、MGザクver2.0はほとんど全てのバリエーションを出せるように設計されているそうですが…(汗)。シャアザクもすでに成型品が出来上がっていることですし。
 シャアザク(S型)以外にもF型が発売されるであろうことは、ver1.0のようなF型/J型のコンパチではなくJ型だけの仕様になっていることからも予想できますが、それ以外のバリエーションの可能性をランナーから読み取ってみるのも面白いもんです。
 一例として、MGザクver2.0の脚の外装の「D」ランナーを見てみると…

 写真は足の甲の凸部ですが、黄緑色の楕円で囲った部分がスイッチです(分かりにくい写真ですねぇ:汗)。この足の甲の凸部のパーツだけが、このランナーから除外可能になっています。この部分だけ形が違うバリエーションというのはあまり無いので、色替えに対応していると考えるのが自然かなぁ、と…。
 そうなると、この部分だけ色が違うのは「黒い三連星」のザクがまず思い浮かびます。旧ザクの黒い三連星仕様もしくは06R-1A辺りが考えられますが、どっちなんでしょうねぇ?
 この写真の下の方にチラッと写っている、足の甲のパーツもスイッチで除外可能になっています。この部分の色が違う機体というと、06R-2ジョニー・ライデン機でしょうか?


 これは同じランナーの中の、太もも後ろ側のパーツです。この部分も除外もしくは交換可能になっています。MSVのザクバリエーションはほとんどの機体がノーマルザクと太ももの形状が異なりますが、後ろ側だけ違うというのは06R系ぐらいだと思います。ということは、やっぱり…!

 というわけで、Dランナー1枚からだけでもver2.0のバリエーションとして06R系が出る可能性を読み取ることが出来ました。
 ただ、このスイッチがあるからバリエーションキットが必ず出るとは限りません。バリエーションキットを出しやすいようにするための金型の準備がすでに出来上がっているというだけで、「発売決定!」というわけではないんですねぇ(汗)。1機でも多くのバリエーション機が発売されると良いのですが…。

 初代MGガンダムの頃は、このスイッチによる金型の切り替え技術がなかったためか、それともMGのシリーズがここまで長く続くとは誰も思わなかったのか、とにかくスイッチによる金型の切り替えが出来ない初代MGガンダムの金型からMGジムに対応できるようにするには大変な作業だったそうです。
 現在はスイッチのおかげでバンダイさん的には生産や新製品開発が楽になり、ユーザー的には今後の展開を予想する楽しみができるという状態になっています。スゴい技術ですねぇ。

 ところで、手の甲の部分もスイッチがあって色替えに対応しているようです。やっぱり黒い三連星は期待できそうですね!