おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

ヤバイの出てきた…。その2。

2011-03-08 13:10:45 | 我思う、故に書くなりよ。
こ、これは…全く記憶のかけらも無いぞ…。

おそらくだが…この箱絵が気に入って引き取ったか、頂いたかしたんだと思うが…。

MGCのコルトのACPー32です。箱絵の真ん中に、裕次郎らしき人物が…って事は、あの、

『日活コルト』

って、事なんでしょうな…。あの頃は実銃借りて来て撮影していたらしいし…。日本には結構ごろごろしていたらしいのですな、この銃は。弾も日本で作っていたとか…。モダンなデザインですけど、意外にも古い銃で、昔の日本の将校は好んで使っていたと言います。戦争が終わって、余ったのは行政関係で使われてもいましたしね…。

とはいえ…この手の中・小型な銃ってのは、モデルガンのラインナップに必ずあっても、少年たちにはなかなか選ばれなかった銃だと思うのです。思い返してみても…そうしたタイプの銃を、お年玉貯め込んで買っていたヤツに出会っていません…。

ま、映画とか、ドラマ、コミックの影響が大な世代ですから、もうマグナム全盛なワケで、大口径リボルバー万歳!な感じでしたのでね…。小口径で見た覚えがありそうなのは…ウッズマンかなぁ。これだって『ワイルド7』の影響ですけれど、他は…見なかったねぇ…チーフ・スペシャルなんか安かったけどなぁ。

お小遣いをはたいて買うのだから、銀玉鉄砲や水鉄砲みたいなのはイヤだ…って事もあったでしょうか。
得てして、こうした中・小型のモデルからデザインが選ばれ、デフォルメされてそれらに変わるワケですけれど、モーゼルHScなんかね…水鉄砲じゃ王道のデザインでしたしね…。銀玉鉄砲だとありそうで無さそうなデザインの架空銃も多かったですが。

…銀玉ですらなく、緑色の円盤飛ばして仲間外れにされてたヤツもいましたからねぇ…。

しげしげと、今見ても、武骨なイメージが無いので購入意欲が全く沸かなかったのも理解できますな…。

ハンマーは内蔵されて外に出ていないし、あちこちが丸味を帯びていて、手でなでまわしても痛いと思うところも無い感じにラウンドフォルムなのです…。全然、攻撃的なイメージが浮かんでこない。ま、ディフェンスガンなのだから、当たり前なのですけれど、少年たちの心を掴んで離さない…ってモデルでは無いですね…。

そうしたところから「女々しい…」と感じ取ったんじゃなかろうかと思うんですね。だから、手頃な値段で買えるモデルガンであっても、周囲の人間は買っていなかったんだと…。

あたかも、ルパン三世に出てくる不二子ちゃんの太ももに、ガーターベルトで挟まれていそうな…って感じがピッタリなのですな。(公式にはブローニングのM1910だそうです…)

…あの頃、エロは禁止だったんだ、俺たち…。

いつしか、エロ気付いてエロにまみれて精進するうちに、このフォルムがエロさ爆発! な感じにも受け取れるのはなぜなのかしら…。きっと、ゼネティクス学園のサテライザー先輩の太ももならアリでしょ! な、妄想を掻き立てるに相応しい銃なんじゃなかろうかと…。

今時のアニメじゃ、かわいい女の子がやたらと武骨な大型銃器を振り回したり…な、ってのが主流みたいですが…しっかりと大人の女性が目的に沿って選ぶ銃…ってリアリティからすると、まだまだ消えちゃいけないモデルじゃないかと思いますな。

手元のモデルガンにはカートリッジは4発残ってました。それらにキャップ火薬を押し込むための器具とデトネーター・レンチも。

まぁ、劣化もしているでしょうから、今更発火は出来ないでしょうけれど、元々はブローバックが快調だったモデルガンだったみたいですな。

残念な事に、独特のイラストと、うんちくが楽しみな説明書は付いておりませんでした。シルバーモデル…と見えたのですが、これは前のオーナーが塗ったみたいで、そこそこキレイに塗られており、ファクトリーメイドかと思いましたが…さすがに剥げが目立ちます。プラ製のグリップは、これは気をつけなければ「もろっ…」と、崩れる様に崩壊してしまうのですけど、亀裂はあれど、まだ無事の様子。オイル掛けると直ぐに…ってのは当時も言われていましたからねぇ…。シルバーと合う赤みを帯びたグリップが余計にエロっぽいんだよねぇ…。

箱裏には当時のプライスシールが残っており、\7500。あの頃の感覚としては、フツー…って感じ。金属モデルじゃない…って所に抵抗があったり無かったりで、価値観も変わって来るワケで、メンテナンスも容易でブローバックも快調…って値段だから、お手頃には違い無かったでしょう。

このエロさ満点なモデルガンは…今でも製造販売がされており、チャンスが訪れればゲットできる…って事みたいです。MGCはとっくに倒産してしまったので、おじたんの手元にあるモデルガンとは違いますが、このモデルガンを元にリアルさを追求したモデルガンがCAWさんと言うメーカーから販売されています。少量生産みたいですけれど、元々は同じ金型から…って感じらしいので、異母兄弟って感じじゃなかろうかと。

てなワケで…次回は…何にすっかなぁ…残骸紹介してもなぁ…ワルサーP38あたりで…。
その前に…これ、どうやって分解するんだろう…?

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