おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

日本が壊れちゃった…。その7。

2011-03-17 04:25:32 | 我思う、故に書くなりよ。
被災しているワケでも無いのに、モノが街から無くなったのを実感したのは地震からそれほど経ってない日。

妄想の貴公子がやって来て、カセットコンロのガスボンベがどこにも売ってない…と言うので、探しに出掛けた。

「パンも無いし、米も無い。水も無いし、カップラーメンも電池も無い…」

との事。前日に地元のスーパーを覗いた限りじゃ、そうした事は無く、にわかに信じられなかったが…ホントに無かった。だが、特に買い占めをしている感じで買い漁っている人も見受けられず、不自然な感じは無かったのだけれど、モノが無い…。どう考えても、日持ちしそうに無い食品すら無い…。

電池も、単1だけが突出して消えており、単3あたりはまだまだ買える量が置かれていたが…これが不思議だったのである。

単1を使う家電製品って、今時はそれほど多くも無いんじゃないか? 懐中電灯にしたって、単1にしなけりゃ保たない、明るくない…ってのも、ずいぶんと昔の話のように思っていたんだけれど…大きめの電池を使う懐中電灯(?)は軒並み消えていた。

ウチは…ほぼ単3で統一しているし、エネループ主体なので、単3で使うLEDライトを買った。以前買って、印象の良かったモノの電池1個仕様。¥800弱。以前買ったものは、母が使うことになったので…。

「単1なんて、そんなに使うかい? 今時…」

そう、貴公子に問うと…

「世間じゃまだまだなんじゃないの…」

彼も同じモノを買った。この手のグッズはあれこれ買うタイプの人間だが、安物買いの銭失い的な結果に終わることも常であり、状況が状況だけに、そうであっては困る事態だったりする。

ま、今時のLEDライトにしては暗いんだろうけれど、必要にして十分であれば、大きく困ることもない…。

アジトにはそうしたライト類はごろごろ…しているので、主として使うモノとしてはオススメな部類だが、単1を使うモノもある。マグライトのでっかいの。中くらいのもそうだったな…。だけれど、LEDの進化はめざましく、小さくても十分に明るく、時間も保つ…って製品が多くなったので、常用するのはそちらにスイッチしてきた。

結局、カセットコンロのガスボンベが売られているのを見つけられず、アジトにあったものをあげた。
アジトじゃカセットコンロは使ってないし、なぜだかボンベだけ見つかったので。

アジトじゃ…ガソリンを使うコンロなのである。コールマンの。車のガソリンでもいいので、調達も容易い。
ガソリンすら売ってないのに、調達は難しいのではと思うが、緊急時にはその辺はどーにでもと。

明かりは…優秀な灯油ランタンがある。缶コーヒー1缶分の灯油があれば、十分な時間は使えるし、暖房に使っているストーブと燃料は一緒だし…。

でもまあ、普通に生活していれば、無くなるモノを買うのも普通で、それらが売ってない、買えない…ってのはやはり困るし、そうした状態が地震1つで簡単に起きてしまうのもおかしな話だ。

…原発4つも吹っ飛んだら、そうなる気持ちも判らなく無いか…。外出禁止になっても、政府が日常に必要なモノを届けてくれる…なんて話にもなってないだろうし、被曝覚悟で買いに出なきゃならなくなる事を考えたら、買い占めに走るよなぁ…。

そんなワケで、無いんである…。被災地優先にしても、無さ過ぎる…。

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