アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

2週間で1,000km踏破 自転車で…  

2010年09月17日 | Weblog
 あのー…日本は、いつから歩道を自転車で走っても良いことになったのでしょうか?自転車レーンがない歩道を自転車で走行してはダメですよ…ねぇ。ところが、歩道の自転車通行が当たり前になってしまっております。横断歩道も、自転車に乗ったままスーイスイですから。自転車後進国日本ですが、先進国に追いつこうという努力がない。

 自転車泥棒…白書を見ていないので数は分からないが、窃盗の中で自転車泥棒が占める割合は堂々たるモノだと推測できます。そんなものに、「堂々たる」を使うなってか?不適切ですかね。なぜそのように推測するかといいますと、盗んで乗り捨てたと思われる自転車の多さを目にするからです。持ち主には気の毒ですが、私の力ではどうすることもできない。1台や2台なら警察へ届けることが出来るが…そんな生やさしいものではない。

 自転車泥棒の大半は、自転車がほしくて盗むのではない。「歩くのが面倒だ。おっ、自転車があるぞ。カギを壊して乗っちゃおう」こうして、目的地近くで乗り捨て。目的地まで乗りつけると、足がついてしまうかも知れないから。
 これって、万引きと酷似した心理ですね。「万引き=窃盗という意識がない場合が多い」のだそうですが、「自転車泥棒=窃盗」という意識も低いと思います。

 自転車泥棒のチャンピオンは、厚木市の30歳の男でしょう。なんと、東京・神奈川で2,000台盗んだ!2,000回乗り捨てたのかって?実はこの男は廃品回収業で、「自転車泥棒=仕入れ」だったんですけど…。1台1,000円で売っても、2百万円の儲けです。全部純利益。

 自転車泥棒を讃えてはいけませんが、「やるなあ!」と感心させられた自転車泥棒がおりました。
 東京都(豊島区)で盗んだ自転車に乗って下関まで旅行した…。東京-下関は、およそ1,000kmですよ。8月28日に東京をスタートして、9月12日に下関で捕まった。およそ2週間で1,000km踏破。25歳という若さですから、そういうことができたわけで…捕まらなかったら、沖縄まで行っていたかも知れません。
 捕まったきっかけは、下関のショッピングセンターで飲み物を万引したから。警察が、自転車の登録番号を調べたところ、盗難車と判った。それにしても、このような元気な、自転車で1,000km走る若者が、住所不定無職。辛い仕事でも耐えられると思うが…。
 自転車走行の道交法違反問題から、盗品売買問題、さらに雇用問題になってしまった。え?「そうゆう問題ではない。自転車の強度の問題だ」だって?つまり、問題は複雑多岐ってこと。世相を反映してるってことですかね。