・・・南海沖地震や首都直下地震など、最近、マスコミで、近未来に起きるであろう地震が取り上げられている。
自分の知識を整理するつもりで、巨大地震(MEGAQUAKE Ⅱ)という名のタイトルの番組を見た。
以下に番組の内容を紹介する。
一番近い将来に起こりうる巨大地震は東北沖地震につながっているとよそうされる、関東沖地震らしい。
千年前の巨大地震は9年後に関東沖地震をもたらし、さらに、その9年後に東南海沖地震が発生している。
そして、その間、列島の内陸部の各地に地震(赤〇)を発生させ、火山の噴火(白△)も発生している。
即ち、其処から、読み取れるのは東海沖大地震がトリガーとなって、列島の地下の地殻に引っ張りのストレスと陸地の最大5M位の移動(上の囲みの図の⇒)が発生しており、プレートの境に発生する大地震や断層に発生する直下型地震、火山噴火がおこると予想される。
今、関東地方のちかのプレート境には小地震(赤丸 M3以上)が頻発している。
上図の赤い点は大陸プレートとフィリッピン海プレートの間とフィリッピン海プレートと太平洋プレートの間に起こっているマグニチュード3以上の地震の発生点を示している。
それらが集中している場所にはいずれ大きな地震が起こる可能性が考えられる。
次に火山噴火を考えると、
過去100年間に起こったM9以上の巨大地震は去年の東北沖地震を除いてすべて火山の噴火を直後に起こしている事を上図は示している。(白△が噴火を示す)
今、富士山の噴火と関係する、引っ張り応力の状態はチリで起こった火山の噴火時の地下の応力状態に非常に似た状態になっており、何時、噴火してもおかしくない状態になっているらしい。
もし噴火が起こると関東周辺に大変な被害が発生することが予想される。
これらの地震を予想する方法としてはこの前の東北沖地震から色々な知見が得られている。
その一つは、東北沖地震の数日前から、前日にかけて、地震が起きる大陸プレートが少しづつ隆起したこと、二つ目は、上空の電離層が非常に活発になっていたこと、三つ目は上空のエネルギーが常より高くなっていたことなどが観測されていた。
これらを活用することによって新しい地震予知ができそうである。
地震前の海底や電離層も観測から、地震の予知の精度が上がると良いですね。
しかし、富士山などの地下のマグマの動きなどは、専門家による十分な監視が必要なのではと、素人ながら心配になります。