・・・現在、原発の再稼働について、日本の社会は揺れている。
今、如何するかは、今後日本の社会の目指す姿が定まらないと決まらない。
再稼働の議論はエネルギーの大量生産・大量消費を前提とした、工業化社会の中で、議論されている。
しかし、いまは、私たちの働き方や、暮らし方を基本から、考え直す時だと思う。
今の原発の最大の問題点は電力を生み出すが、その廃棄物の放射能物質を循環使用又は無害化処理する技術がないと云う事です。
限られてた、地球と云う空間の中で生きていく、人間にとって、一方向にしか進めない生産行為は終わりに近づくだけなので、使ってはいけない生産技術だと考えられる。
エネルギーは逆には戻れないのが自然法則ではあるが、一瞬しか存在できない人間にとって、無限と考えられる時間スパンや地球を宇宙という空間に広げて考えれば、あたかもエネルギーの循環はありうるように思える状態がある。
即ち、太陽のエネルギーや重力などをエネルギー源と考えれば、これを利用できれば人間の営みによる時間や、エネルギー消費などはほぼ、消費は無に等しいエネルギー技術と考えられる。
そういう意味で効率やコストで社会の仕組みをか考えるのでなく、一方向でない仕組みを重視して社会づくりを考えていく基本にすることが大事ではないのだろうか。
昨日の新聞に20年前の地球サミットで12歳の少女が行った「伝説のスピーチ」が掲載されていました。
その中に「・・・・、私は子供だから、解決策は判りません。でも、大人も同じように解決策は知らないって知ってほしいのです。オゾン層の穴の綴じ方、絶滅動物を生き返らせる、砂漠に森を蘇らせる、方法だって、誰も知らない。
どう直すかわからないものを壊すのは、もうやめてください。・・・・・」
この少女は日系カナダ人の有名な生物学者の娘さんらしいです。
もとに戻らない原子力の反応を利用したような発電は今の日本の経済状況はどうあれ、大人が次の世代の子供に残すものではないように思います。
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