ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

真鍋さんの研究内容に思う

2021年10月08日 07時57分11秒 | 新聞・ラジオ・テレビ

・・・毎年、この時期のノーベル賞受賞内容について思う事は、受賞された人はとても幸運でしたね、と云うと偉そうに聞こえてしまいますが。

   つまり、とてつもなく素晴らしい研究、発明がされていて、且つ、そのノーベル賞の対象となった時に、世の中で、注目を浴びている技術、社会問題などと深くかかわる内容であることが、大事なので、その為に、それが合致するという運がとても大切と感じました。

   今から、五十年くらい前はコンピューターが普及し始め、研究のスピードが、早くなったように思う。
   1960年頃、日本の大学にコンピューターが設置され始め、コンピューターを使った研究がスタートしました。
   理科系や工学系、経済学など、一斉に世の中の事象・現象を簡単化し、仮定を立てて、数学のモデルを考えシミュレーションして、実際の測定値と照らし合わせ、精度を競う事が一斉に始まったように思う。
   その研究対象分野はとてつもなく沢山あったと思う。

   今回のノーベル賞受賞された、地球環境についても、そのうちの一つだった。

   私たちが関連した工学系においても、生産ラインを高速化した時の機械制御にコンピューターを用いるために、加工で起こっていることを数値モデル化して、コンピューターで高速制御を可能にする分野で、このコンピューター制御による技術がとても進化した。

   コンピューターが見ている間に、進化し、学問の進化と、その相乗効果で、この技術はどんどん進歩していきました。

   真鍋さんの場合は、地球の気象をコンピューターでシミュレーションすることに取り組んでおられた云う事で、今の世の中の地球温暖化問題とマッチングしたテーマであったため、ノーベル賞を受賞された。
   勿論、気象の分野の研究では、彼のアイデア、発想が素晴らしかったという事はもちろんのことで、今更云うまでもありませんが。

   このコンピューターを使って、シミュレーションをしている仕事は、世の中に、幾千個とあると思いますが、地球温暖化という人類の究極の課題に行き当たった真鍋さんは幸運でした。   

   50年先のテーマを見つけて、その分野で成果を上げるという、先を見る目も、研究者には重要な能力なのかもしれません。 
   


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