・・・親になった瞬間はなかなか、この言葉は判らないものであるが、しつけとか言われる期間が過ぎ、子どもが成人した時に、どうにも修正できない自分の子供の行動を見て、「親の子と云う事、知らぬは親ばかり」と云う事を知る。
子供が小さなときは、其れなりに自分流に、色々と考え教育しているつもりであるが、その結果は、親の習慣や、癖、考え方は、子どもを形作っていく。
成人した子供と話をしたり、一緒に行動している時に客観的に彼らを見ていて、ふと、自分の癖や習慣を指摘されているようで嫌になる事がある。
つまりは自分の良くない部分を子供で修正することは無理なことで、今となっては手遅れではあるが、自分を変えなくては、其れは可能にならない。
しかし、子どもの癖を見ていると、一緒に暮らしていない、私の両親の癖を子供が持っていたりして驚くことがある。
これも間接的に、知らず知らずに、親の私を通じて、私の親が、私の子供に影響を与えているのである。
ひょっとして、そうして地域の風習や、もっと大きく云うと、人種の特性などが形作られていくのかもしれない。
私は子供に伝えたい大切な事があります、それは「我慢」と云う事です。
特に、わたしたち以降の世代は、物質的に、我慢が必要でない世界で育ってきた人が多い。
これは戦後の物質不足の厳しい時代に育ってきた我々が、子どもの世代に、しつけとして、残していくべきことかと思う。
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