・・・天声人語に「日本最古のおにぎり」と云う話が紹介されていたので、インターネットで調べてみました。
「日本最古のおにぎり」が発見された石川県鹿西町のホームページの写真です。
現物は石川県埋蔵文化センターに行けば見られるそうです。
下に、インタネットの写真の紹介文を引用します。
この出土品が見つかったのは石川県鹿島郡鹿西町にある「杉谷チャノバタケ遺跡」
その集落の1つの竪穴式住居の壁際の跡から昭和62年(1987)に出土した、日本最古の「おにぎり」の化石です。
弥生時代中期頃のものと推定されています。
もちろん、中に梅干しなどは入っていませんが、米はもち米で、どうやら当時は葉で包んで米を蒸して、このような形にしたようです。
蒸した後焼いてありますが、これは故意に焼いたものなのか、偶然焼けてしまったのか、よくわかってはいません。
いずれにしても、稲作が盛んに行われ、ご飯を保存したり、よりおいしく食べようとしたりといった工夫が盛んにされた時代だったということができそうです。
弥生時代の有機物は遺跡では残りにくいのに、良く残っていた貴重な遺物です。