・・・久しぶりに小説を読みました。主人公は上田宗箇と言って戦国武将で茶人、庭造作師です。私は残念ながら、彼のことをこの小説を読むまで知りませんでした。
「上田宗箇の具足」
私の住んでいる尾張の国の星崎出身で信長の重臣丹羽長秀の小姓からスタートして、88歳で広島浅野家の重臣として死ぬまで、波瀾万丈の生涯を送ります。
詳しくは ja.wikipedia.org/wiki/上田宗箇 を見てください。
・・・この本の内容で感じたのは戦国武将であれ、今の私たちであれ、その属する社会でどう生きるかはその人の考え方を示しています。
彼の場合は武将としての武術で活躍し、且つ教養も並外れていたので、サムライ社会に迎合して生きていけなかったようです。
作者がそのように表現しているからか知れませんが、今の私たちサラリーマンと重なる姿に共感します。