once in a blue moon

.:♪*:・'゜♭.:*韓国で子育て.:♪*:・'゜♭.:*

笑う男 SAC on Screen スクリーン版

2019-04-30 | ミュージカル・演劇・コンサート
 
韓国のミュージカル賞を総なめにした「笑う男」のスクリーン版が昨年12月から国内各地で無料上映しています。
 
 
現在、日本でも公演しておりますが…うーん…
動画を観たのと実際に韓国と日本で観劇した方の話を聞く限り
まったくの別物だなぁ、という印象です。
とりあえず歌のパワーは全くなさそうです^^;
 
あくまで好みなのでそれぞれの良さはあると思います。
韓国版はかなり強引に派手な歌で魅せていたのでそれが「微妙」でもありますが
俳優さんが辻褄の合わない部分を歌でねじ伏せるだけの力があったのは確かで
説明不足な設定や感情も歌をとおして伝えるそれだけのスキルがあったからある意味成立していました。
なので歌でカバー出来なきゃ、まぁ微妙にはなりますよねぇ………
 
 
今回観に行った劇場は光明市民会館
無料ですが光明文化財団のホームページから予約でした。
500席以上のホールの巨大なスクリーンであの美しい舞台と歌が聴ける贅沢…!
 
昨年、初演をむかえ来年の年明けから再演が決まっている作品を無料上映するなんて太っ腹です!^ ^
 
スクリーン版は生の舞台でははっきりと観られない俳優さん達の繊細な演技や表情がみられたり
少数回の観劇では気づかない物語の伏せんを映し出してるので2回しか観劇しなかった私は
「おお!」と気づく部分もあり、後半は涙、涙でした。
 
また初回観劇時に圧倒された絢爛豪華な舞台セットと鮮やかなお衣装が
美しく映し出されて信じられない映像美でした。
 
スクリーン版の主人公グウィンプレン役はパク・ガンヒョンさん。
韓ミュ界の期待の星です^ ^
可愛いらしい雰囲気と低く響く歌声は特異な存在です。
 
韓国の国宝歌手パク・ヒョシンさんで2回観た笑う男でしたが今回のスクリーン版を観て
グウィンプレン役としてはガンヒョンさんの初々しさ、若さ、すこし危なげな雰囲気が作品にマッチしていて
笑う男という作品がようやくわたしの中でストンと落ちました。
 
ヒョシンさんは本当にヒョ神様でしたが間違いなく大人だったんで…(笑)
 
ウルスス役もチョン・ソンファさんでしか観られなかったんですが
スクリーン版で念願のヤン・ジュンモさんが観られました^ ^
 
ジュンモさん…ジャン・バルジャン感つよめのウルススでした!
とても素敵でガンヒョンさんと歌う행복한 권리(幸せの利)の得力は凄まじかったです。
去年二回劇した時も非常に印象にったシーンでしたが
今回スクリーン版をてこのナンバーをきちんと歌ってえられる俳優さんじゃなきゃ
クライマックスの「幸せ」が客にわらないんだな、と思いました。
歌も難しいですが演技力と表現力を要する難しいナンバーだとつくづく感じました。
結末がモヤモヤとしてしまう原因はこの曲の意味がわらないのかなぁ、と。
 
ヒョシンさんの表現力も良かったんですが、ガンヒョンさんは上回って良かったです。
スクリーン版だからなのかは分かりませんが、とにかく凄い説得力でした。
 
再演にもガンヒョンさん、ジュンモさんは必ずキャスティングして欲しいです。
 
そして 눈을 (その目を開けて)から웃는 남자(笑う男)へのながれは際に劇した時も「へっ?」とびっくりしましたが
スクリーン版になるとより「グウィンプレンどうした?」とギョッとしてしまう展開です。
役者さんのパフォーマンスが素晴らしいだけにもう少しクッションあった方が「笑う男」の演技と歌が際立つと思います。
少なくとも韓国の俳優さんたちにはこの二曲を圧倒するだけの力はあるので
この流れをもう少し丁寧に描いてくれたら初演以上のインパクトになると期待してます。
 
クライマックス、デア役ミン・ギョンアさんの演技と表情が映像ではっきり観られて
生でお芝居を観たとき以上に泣きました。
 
そのあとのガンヒョンさんの歌と表情、ジュンモさんの頷き…舞台版では繊細な演技で表現されていた部分が
しっかり映し出されてスクリーン版の強みを感じました。
 
この為にスクリーン版があるのかな、というくらいに。
 
ただスクリーン版はジョシアナのシーンのカットがあり残念でした。
わたしは笑う男のなかではジョシアナが一番好きなキャラクターです。
 
ガーデンパーティーの女王とジョシアナの対決シーン、グウィンプレンが父母の肖像画を見つけるシーン
グウィンプレンが笑う男を歌ったあとのジョシアナのカッコいい歌シーン
気づいたのはこの3つでしたが、いずれもジョシアナを知る大事なシーンがカットされていたので悲しかったです。
 
ぜひフル映像でBlu-ray化して販売して欲しいです。
再演の会場で売らないかなぁ^ ^
 
今回のスクリーン版を幸運にも観られて幸せでした!
再演も期待します^ ^
 
スクリーン版ハイライト
 
おまけ。
パク・ガンヒョンさん千秋楽のカーテンコール映像
 
 
 
 
この作品は特にある一定以上の歌のスキルある俳優さんのキャスティングが望ましいと強く思います…アンサンブル含めた全キャスト。
 
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