大麦小麦 ビアカフェDAYS

長野県・八ヶ岳のふもとから送る、カフェの気取らない日常

毎年恒例のクリスマス&ニューイヤーカードできました!

2020-12-12 01:58:00 | DAYS


いろんな野菜みたいな絵を並べたこのイラスト、今年のクリスマス&ニューイヤーカードです。
なんとなく明るい感じかな?
毎年こむぎが描くのですが、今年は今まで何回かグループ展に出展したいくつかの作品の一部分を組み合わせてみました。
いかがでしょう〜
実物はいくつか店に飾っております。
良かったら見てくださいね。

そして、メッセージの文面に今年は「メリークリスマス&ハッピーニューイヤー」の文字は入れませんでした。
今年はなんとなく違う気分ですね。。
静かに祝いたくて。



☆12/11(金)〜15(火)のランチメニュー

◎塩豚ソテー バルサミはちみつ照り焼きソース

◎鮭のトマトクリームパスタ

◎ホタテのココナッツカレー

◎オニオングラタンプレート

◎スコーンセット





久々のバルサミしょうゆ。
バルサミコ、赤ワイン、はちみつ、お醤油の合わせ調味料を作り、ソテーした豚肉にからめ煮詰めます。
照り焼きの作り方ですよ〜
ああ、日本人で良かったなー




まったりしたトマトクリームソースにはニンニク少し。
なんだか白いご飯をイン!したい味。




ホタテといろんなお野菜のカレー、飽きないですよー。




さ、書きますよ。
18年前の2002年開店までの道のり。


〈大麦小麦Early Days〉

第7話『カプチーノでHくんやけど!』

2002年年明けには店名を決め工事が始まり、厨房機器、什器備品、事務用品、などもリストアップしはじめ、同じ頃から毎週お互いの家で、メニューを試作しようということにもなっていた。
この時期かなり、オープンに向けてリアリティある緊張感の中にいたように思う。
いまや人気店であるような店をやっている経営者も、かつてはこんな気持ちを味わっていたのか、なんて思いながらいちにちいちにちを過ごしていた。

いま思うと、あんな細かい準備よくやったな‼︎‼︎と驚愕する。
とても今じゃめちゃくちゃ面倒で、誰かにやってもらいたいと思ってしまう(そういうコーディネート業もあるんでしょうね。店舗経営や店舗デザイン業の中には)。

そんな中、食品業者や酒屋、店内マットやモップなどの会社、廃棄物業者、なんかも決める必要があった。
Mさんもこむぎも、茅野市内の別のレストランで働いていたので、そのレストランでお取引きしていた業者と打ち合わせをはじめた。

食品といえども、野菜は日々買うにしても、肉魚、特殊な素材、輸入材料、スパイス、乳製品、お菓子材料、コーヒー、酒、ビール、などと数限りないアイテムが必要になる。
私達は、以前からの顔馴染みの業者さんに内装工事中の店舗に来てもらい、打ち合わせを繰り返していた。


そんな中、今でもたまに思い出す「エスプレッソマシン事件」が起きたのだった!

Kコーヒーの若い営業マンHくんとは以前の蓼科のレストラン勤務の時から顔馴染みで、ノリが良く明るくコーヒーをすごく愛する男だった。
サービス精神が通常の営業マンの10倍くらいある彼なので、新規開店するなんて言ったらかなりのことも親身に考えてくれた。
例えば、通常のブレンドをハンドドリップできちんと美味しく抽出する技術を私達に叩きこんでくれて、今でも大麦小麦のコーヒーはとても美味しいとお客様に褒められる。

開店当初は、ブレンドの他にエスプレッソ、カプチーノも絶対に置きたいと思っていた。
しょっちゅうオーダーが入らないことを想定して、コーヒー豆もブレンド、エスプレッソ、カプチーノ併用で酸味の少ない深煎りのローストを、コーヒーミルで挽き方を変えてそれぞれ抽出する、なんて打ち合わせもしていた(ブレンドとエスプレッソの豆の挽き方は全然違う。エスプレッソは細挽き)。 
たぶん通常だったら、複数の種類の豆を買わせるんだろうけれど、無理のないようにしてくれた。

そんな中、エスプレッソマシンを使ってみようということになった。
なったものの、内装がまだ終わっていなくて店は工事中。
そのため、Mさんの昭和感溢れる豊平のアパートにて、エスプレッソマシン講座が開かれることに。
Hくんは「個人宅にエスプレッソマシンを持ち込むのは初めてのことです」
、、、女性のアパートに行くということもあったかな?いささか緊張感溢れるバリスタ講座が始まった。

こむぎは、それまで働いていたイタリアンレストランで高機能なチンバリー社のエスプレッソマシンを使っていたが、これからは最低限の機能のいわばマニュアルシフトなエスプレッソマシンを使うことになるので、心して覚える所存であった。

カプチーノを作るには、いくつもの行程がある。
細く挽いたコーヒー豆をぎゅうぎゅうに圧をかけて抽出し、さらに別のカップで冷たい牛乳が泡立つ性質を利用してなめらかな温かい泡を作り、それを合わせるという手間のかかった飲み物。

Mさんは、ちゃぶ台のうえに置かれた小さなエスプレッソマシンと格闘していた。
牛乳をかなりの圧をかけながら泡立てていたら、ぶおぉ〜〜 溢れてしまった!
確かHくんが、素手でカップやそれを受け止めたため、かなりのやけどを負うことになってしまった‼︎
「いや大したことないないっすよ、大したことない!あ、え?あれ?!つー!やばいかも!?え?」
なんてことになり、、、
ああーほんとに申し訳ないHくん‼︎

牛乳は、思っているよりかなりひどいやけどになります。
Hくんも医者に通いしばらく包帯を巻いていました。
労災おりたよね、きっと。。
彼は違う営業所に行ってしまったため、どうなったかわかりませんが、もしかしたら今でも痕が残ってるんじゃないかとかなり気がかりです。


しかも、開店10年くらいしてから作業性が悪いのでエスプレッソ、カプチーノはメニューから無くしてしまったのです。
ごめんHくん‼︎

(続く)



(あれから、コーヒー豆はランチとお茶と変えたりしています。
ほんとうは急いで入れたくないんだけどね。
ハンドドリップで入れる時は、水を沸騰させたあとは、必ずやかんの蓋をあけてくるくると回し温度を90℃くらいまで下げてから、のの字を書きながら入れること。かなり豊かな時間になりますよ。こむぎ)













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