朝焼け(都市計画道路中島-中井間東詰め付近)
これまで定点観測で追ってきた都市計画道路竹田-升田線の中島-中井間
であるが、下記写真の通り東詰め(中井地区)で国道219号線にぶつかりT字交差点でつながっている。目下、道路工事はここで止っているが、沿線では区画整理が進んでいる。
都市計画道路東詰め(中井地区)
同東から西を望む(中井地区)
区画整理が進む高島新屋敷地区
いつのことになるかは定かでないが、どうやらこの先も延長計画があるようで、その沿線にあたる岡山市中区国府市場、同雄町、同中井の3町内の地権者による区画整理組合が近く発足しそうな気配である。国府市場、雄町両町内は、既に前向きに検討中だという。
計画素案によれば我が田圃と倅の宅地がモロに引っ掛かり困った問題が生じる。我が田は、農地相続の減免のため、まだ向こう3年間は売買できず、もし農地を売れば元々の相続税に利息をつけて払わなければならない。
その農地とて家族が食べて行くのがやっとの状態なので、区画整理に伴い減歩にでもなれば、保有米だけでは賄いきれず米を買わなくてはならなくなる。
今は市街化調整区域だが、22㍍という大きな道路がつくことによる地価の上昇に伴い、農地ながら宅地並み課税がくる。安閑と米など作っておれなくなる。追い討ちを掛けるように新聞は米価の下落を報じる。
この際、個人的な事情はさておき、将来を見据えて「小異を捨てて大同に就く」決断をせまられているが、正直なところ悩ましい事案だ。
昔はこの場所に、こんな建物があった、川があった、古いお店があった・・・と記憶しているはずなのに、悲しいもので人間の記憶というのは薄れてしまうものですね。
20年くらい前の自分の地元の道路を、当時の自分に戻って歩いてみたいな。。。
息子が二日ほど帰省しましたが、会津や、自分の知り合いが恋しく・・・今回は何か違うな、とみてわかりました。
帰りたいのか・・・と言ってしまったら、お互い切ないので、遠まわしに、寂しさも修行だから、と言うしかありませんでした。
仕事中、途中からよこしたメールに
「がんばるよ」の言葉。
個展には来れないだろうから、部屋の中で全部広げてみせてあげました。
がんばれ・・・会津人の息子。
都市開発の大義名分のもと、古き良き景観がどんどん消えていくのは見ていてしのびません。
「記憶」は時間の経過と共に薄れていきますので、「記録」に頼るしかありません。こんな時こそカメラの本領発揮ですね。
プレ個展は息子さんにとって何よりの元気付けになったことでしょう。心の中で感謝しておられることと思います。
自分の学生の時いやというほど経験しました。そんな時に祖母がこまめに遣した手紙が励みになり、今も書簡集にして残してあります。
3人の倅達が親元を離れていた4年間は、せっせと小生の半生(反省)記を綴り送ってやりました。
大都市郊外ですから大同小異を考えてもいいかと思います。
孫子の代まで農業を引き継いでくれる保障はなく、ここらが思案のしどころです。
ただ、現実問題として税金が跳ね上がるのは困りモノです。現政権は相続税などの見直しも検討しているようですし。