庭に鳥の落とし物とみられる5裂のヤツデ。
若葉のときは卵形だが、やがて3裂して、次第に数を増して5、7、9、11の奇数に深く裂ける。ヤツデの名のように、8裂はしないそう。
花言葉には「分別・健康・親しみ」などがあり、葉が末広がりで昔から縁起が良いといわれている。さらに魔除けの効果もあるという。
庭の其処此処に、自生した風もなく、植えた覚えのない木々が芽吹き一段と成長している。多分小鳥が運んだり、風に吹かれてやって来たものだろう。
我が庭のベスト3は、「マンリョウ」「サンショウ」「ビックリグミ」だが、新たに「ヤツデ」まで加わり多種多様。サンショウとグミは盆栽用に鉢上げしている。
マンリョウを例にとると、本を正せばただ一粒の種が、沢山の赤い実を付けて、それを小鳥がついばみ、またフンをしては次々に芽生える。
うまく種の保存が図られており、自然界の摂理には感心させられる。
谷川俊太郎の「朝のリレー」のフレーズを思い浮かべながら。(お断り:facebookに同文掲載)