どこの親御さんでも子を思う気持ちは、山より高く、海より深かし!
である。古今東西、その気持ちは不変だと信じたい。
でも、現今はどうだろうか?
新聞報道に接する度に心が痛む事件が頻発している。何処でどう固く結ば
れた絆の糸がプッツリ切れたのか、惨憺たる惨状に眼を覆いたくなる。この子
に、この親あり、で美談は枚挙にいとまがなかった。現今、現状は、もう、隔世
の感がある。今日の「こども日」を、もう一度、振り返り噛みしめてみたい。自分
の情欲の為に、いたいけな我が子を邪魔者扱いし殺す。人の顔をした鬼の親
と化したのである。人として踏み行う道とか、人倫とは、と、もう一度、今日の
“こどもの日”を契機に考えてみたい。まじまじと我が子を見つめて、この子を
思う親の気持ちの復権を期したいものと思う。子や孫達の元気で、すくすくと成
長する姿を一人前になるまで、しっかりと視続けていきたい。今日の「こども日」
は、そういう日にしたいと思う。・・・