世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

介護の現場は終の宿”人生後半の縮図か”!

2004年12月13日 | Weblog
「はーい、みんな集まってーお昼ですよー。」と介護助手の給食係りの甲高い声で車イスのおばあちゃんやおじいちゃん達が、だだっ広い講堂兼食堂に集められる。スローモーでゆっくりと、そして、てくてくと馳せ参じる。有りっ丈の勢力を使い果たし我先にと食堂へ。・・・最初のうちは、ご愛嬌で微笑ましく見惚れていたが時間が経つにつれ、ある空しさを感じた。まるで“老人委託収容所”の様を呈しているかのようだ。何らかの心身の欠陥(痴呆、ボケ、アルツハイマー、身体障害・・・等など)で家族から離れさせられ、そして収容させられた。人の一生の内の後半を家族一同と共に生活できず他人様の施設に送られ、そこで一生を閉じる。現代人の定着した生活様式が、そうさせたのか、宿命なのか。様変わりした世の中の変化が人の生き方をも決定し影響を与えたのか、人間本来の生存・生活の在り方は“家族という強力な絆の血縁集団”の“家庭という場”で相互に助け合いをしながら共に一生をマットーする。それが本来の“家族の在り方”なのではなかろうか。・・・仕事で介護が、できない。家庭で面倒をみる人がいない。みる事ができない。手間隙が加かって面倒くさい。・・・いろいろ事情は、それぞれの家庭にある。致し方の無い現代人の宿命なのだと諦めるしかないのか。・・・いろいろと考えてみた。いや、考えさせられた。・・・???・・・

E-mail
Masa-ty@mco.ne.jp