ここ数日日本列島は酷暑と言われる状態でして,熊谷や多治見で40.9度になるなど,体温より高い気温を記録した場所がかなりありました。一方で,熱中症等で亡くなる方々もかなりいたようです。
この時期,屋外の運動は極力控えるか,水分をこまめにとるなどして,水分不足と体温の上昇を押さえる必要があるようです。
そんな中,新党デブ党首としては,非常に悲しい出来事が起こりました。メタボ対策として減量のためのジョギングをしていた伊勢市課長がジョギング中に亡くなってしまったようです。
「メタボ侍」急死 減量作戦の伊勢市課長 休暇でジョギング中(産経新聞) - goo ニュース
屋外での無理な運動は慎みましょう
まずこの課長や今回熱中症でお亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈りいたします。同時に,改めて,「熱中症対策は万全にとるように」と強く主張します。特に,水分については,喉が渇いてから飲むのでは手遅れです。30分間隔で適量の水を飲む必要があるそうです。更に,お茶は利尿作用があるため水分補給には不向きで,いわゆるスポーツドリンクがミネラル分も補給できてベストだそうです。
さて,ダイエットについてですが,健康管理のための運動はどんどん行うべきですが,無理な運動というのは,医学的に見ても体にはあまりよくありません。まして,真夏の屋外での運動というのは,本来ならば止めた方が良いくらいです。夏はやはり「水泳」に限ります(と言いながら,この夏は全く泳いでいません(^_^;)。
といいながら,実際は「必要に迫られて」運動をする人が多いのも事実でしょう。ただ,それでも「無理をする」ことは命に関わる問題となるのです。
日本では,長年に渡り,根性論がスポーツ界でまかり通ってきました。「心頭を滅却すれば,火もまた涼し」という格言をネタに,「暑いと思うのは気合いが入っていない証拠だ」などといって炎天下を走らされ,また「水を飲むとばてるから飲むな」などと言われて,数時間全く水を飲めなかったなどいう練習メニューが数年前までまかり通っていました。ひょっとしたら,今でもまかり通っているかもしれません。
このように,根性論というのは,結局「無理をすれば,いつかは結果が出るだろう」というものなのです。言ってしまえば,旧日本軍の太平洋戦争における戦術とほとんど同じです。
しかし,根性でかわせるものには限界があります。根性だけでは体力は維持できません。もちろん,ここ一番という場面では根性論が必要であることは否定しませんが,やはりこれからは「スポーツ科学」をベースにした合理的な運動が望ましいといえるでしょう。
ただ,ここで誤解してはいけないのは「頑張るな」という意味ではないということです。頑張るというのは,合理的な運動の枠内において,自分の実力の120%を出せるようにするということです。したがって,枠内においては無理をする場面もあるかもしれませんが,枠を超えてまで無理をすることは頑張るとはいえないのです。
しかし,実際には,スポーツ,特にダイエットをする人は,事前にスポーツ科学を学び,自分にあった運動法や,どこが合理的運動の枠内なのかを把握しない人が大半ではないでしょうか。だから,どこかで「根性論的ダイエット」がまかり通っているといえるでしょう。しかも,「業務命令」などというプレッシャーがかかれば,それはなおのこと「無理をする環境」にあるといえるでしょう。
今回の課長も,「市長にできて部下ができないとは何事だ」などと言われないようするためなどという心理的プレッシャーがかけられており,無理をしてしまった節が伺えます。メタボ対策は必要なことですが,「無理にしかも一気に減量させる」というのは,非常にリスクの多い手法であること,ましてそれを事実上の業務命令で行わせることは,一歩間違えれば死を伴う行為であるということを認識してほしいものです。そういう意味でも,新党デブは「ダイエット禁止法」を公約に打ち出していたのです。
ただ,ダイエットのために頑張ることは良いことです。無理をしないで頑張りましょう。ビリーのビデオがうけているのは,スポーツ科学を踏まえた上で,「無理をしないが頑張れる」という枠内すれすれの頑張りができる内容になっているからではないでしょうか。当然ですが,ビリーのビデオを日中屋外でやったり,閉め切りの屋内でエアコンなしでやることは完全に枠を超える行為となりますので,ご注意を!
ところで,そう考えた場合,今日明日マラソンを予定している萩本欽一さんに対し,「頑張れ」という声援を送ることは,実は「命をかけて無理をしろ」という声援を送っているのに等しい行為といえます。私は,この番組はまともに見ていないので何ともいえませんが,欽ちゃんに本当に頑張ってほしいのであれば,明け方以降については,「もう止めて」というのが,本当の声援だといえます。本当に頑張れるのは,太陽の出ていない夜くらいでしょうから。
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この時期,屋外の運動は極力控えるか,水分をこまめにとるなどして,水分不足と体温の上昇を押さえる必要があるようです。
そんな中,新党デブ党首としては,非常に悲しい出来事が起こりました。メタボ対策として減量のためのジョギングをしていた伊勢市課長がジョギング中に亡くなってしまったようです。
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屋外での無理な運動は慎みましょう
まずこの課長や今回熱中症でお亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈りいたします。同時に,改めて,「熱中症対策は万全にとるように」と強く主張します。特に,水分については,喉が渇いてから飲むのでは手遅れです。30分間隔で適量の水を飲む必要があるそうです。更に,お茶は利尿作用があるため水分補給には不向きで,いわゆるスポーツドリンクがミネラル分も補給できてベストだそうです。
さて,ダイエットについてですが,健康管理のための運動はどんどん行うべきですが,無理な運動というのは,医学的に見ても体にはあまりよくありません。まして,真夏の屋外での運動というのは,本来ならば止めた方が良いくらいです。夏はやはり「水泳」に限ります(と言いながら,この夏は全く泳いでいません(^_^;)。
といいながら,実際は「必要に迫られて」運動をする人が多いのも事実でしょう。ただ,それでも「無理をする」ことは命に関わる問題となるのです。
日本では,長年に渡り,根性論がスポーツ界でまかり通ってきました。「心頭を滅却すれば,火もまた涼し」という格言をネタに,「暑いと思うのは気合いが入っていない証拠だ」などといって炎天下を走らされ,また「水を飲むとばてるから飲むな」などと言われて,数時間全く水を飲めなかったなどいう練習メニューが数年前までまかり通っていました。ひょっとしたら,今でもまかり通っているかもしれません。
このように,根性論というのは,結局「無理をすれば,いつかは結果が出るだろう」というものなのです。言ってしまえば,旧日本軍の太平洋戦争における戦術とほとんど同じです。
しかし,根性でかわせるものには限界があります。根性だけでは体力は維持できません。もちろん,ここ一番という場面では根性論が必要であることは否定しませんが,やはりこれからは「スポーツ科学」をベースにした合理的な運動が望ましいといえるでしょう。
ただ,ここで誤解してはいけないのは「頑張るな」という意味ではないということです。頑張るというのは,合理的な運動の枠内において,自分の実力の120%を出せるようにするということです。したがって,枠内においては無理をする場面もあるかもしれませんが,枠を超えてまで無理をすることは頑張るとはいえないのです。
しかし,実際には,スポーツ,特にダイエットをする人は,事前にスポーツ科学を学び,自分にあった運動法や,どこが合理的運動の枠内なのかを把握しない人が大半ではないでしょうか。だから,どこかで「根性論的ダイエット」がまかり通っているといえるでしょう。しかも,「業務命令」などというプレッシャーがかかれば,それはなおのこと「無理をする環境」にあるといえるでしょう。
今回の課長も,「市長にできて部下ができないとは何事だ」などと言われないようするためなどという心理的プレッシャーがかけられており,無理をしてしまった節が伺えます。メタボ対策は必要なことですが,「無理にしかも一気に減量させる」というのは,非常にリスクの多い手法であること,ましてそれを事実上の業務命令で行わせることは,一歩間違えれば死を伴う行為であるということを認識してほしいものです。そういう意味でも,新党デブは「ダイエット禁止法」を公約に打ち出していたのです。
ただ,ダイエットのために頑張ることは良いことです。無理をしないで頑張りましょう。ビリーのビデオがうけているのは,スポーツ科学を踏まえた上で,「無理をしないが頑張れる」という枠内すれすれの頑張りができる内容になっているからではないでしょうか。当然ですが,ビリーのビデオを日中屋外でやったり,閉め切りの屋内でエアコンなしでやることは完全に枠を超える行為となりますので,ご注意を!
ところで,そう考えた場合,今日明日マラソンを予定している萩本欽一さんに対し,「頑張れ」という声援を送ることは,実は「命をかけて無理をしろ」という声援を送っているのに等しい行為といえます。私は,この番組はまともに見ていないので何ともいえませんが,欽ちゃんに本当に頑張ってほしいのであれば,明け方以降については,「もう止めて」というのが,本当の声援だといえます。本当に頑張れるのは,太陽の出ていない夜くらいでしょうから。
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