自民党の玉沢議員の収支報告の中に,一つの領収書を複数回使って報告しているものが発見されたそうです。中には,項目や日付などを変えて報告したものもあり,総額で330万円程度に及ぶそうです。
玉沢議員は,会計担当者まかせでよく分からなかったなどと弁明しています。
領収書を5重計上 玉沢元農相の自民支部(共同通信) - goo ニュース
こんどは原本だせという議論になる?
政治資金規正法の改正案の議論が進み,1円以上の領収書をすべて出すという方向で調整していますが,コピーでよいとなれば,当然今回のようなことは想定されます。
しかし,今回のケースは1枚の領収証をうっかり2回コピーした等という生やさしいものではなく,1枚の領収証をコピーした上で,日付や項目を改ざんしているため,明らかに「うっかりミス」ではなく「偽装行為」に他なりません。すなわち,「明らかに政治資金規正法違反」と思われても文句は言えないでしょう。
これを防ぐためには,「原本提出」しかありませんが,果たしてそこまでできるのか,代替措置はないのか等が今後の議論の対象になるといえます。
あとは,議員本人は,「知らなかった」というおとぼけ答弁に走っています。この点も,今後は選挙違反同様の連座制を適用させるなど,「人のせいにできない」体制も考える必要があるでしょう。
そういう意味では,この時期に玉沢議員の偽装問題が発覚したのは非常にラッキーであったと言えるでしょう。あとは,自民党の自浄作用や野党からの追及などに期待しましょう。
ちなみに,今回の偽装の発覚の端緒は「領収書番号」でした。領収証には必ず通し番号が振られているため,同じ人が同じ番号の領収書を複数振り出すことは物理的にあり得ないのです。また,税務署も税務調査の時,この領収書番号をチェックして脱税工作の有無を調べています。
いずれにしても,姑息な手法は通用しないのです。事務所の経費も政党助成金という税金が一部含まれているのですから,当然公明正大に会計処理を行うべきでしょう。それができない議員に財政改革などできるはずがありません。
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http://blog.livedoor.jp/yononakakoubou/archives/51216038.html
玉沢議員は,会計担当者まかせでよく分からなかったなどと弁明しています。
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こんどは原本だせという議論になる?
政治資金規正法の改正案の議論が進み,1円以上の領収書をすべて出すという方向で調整していますが,コピーでよいとなれば,当然今回のようなことは想定されます。
しかし,今回のケースは1枚の領収証をうっかり2回コピーした等という生やさしいものではなく,1枚の領収証をコピーした上で,日付や項目を改ざんしているため,明らかに「うっかりミス」ではなく「偽装行為」に他なりません。すなわち,「明らかに政治資金規正法違反」と思われても文句は言えないでしょう。
これを防ぐためには,「原本提出」しかありませんが,果たしてそこまでできるのか,代替措置はないのか等が今後の議論の対象になるといえます。
あとは,議員本人は,「知らなかった」というおとぼけ答弁に走っています。この点も,今後は選挙違反同様の連座制を適用させるなど,「人のせいにできない」体制も考える必要があるでしょう。
そういう意味では,この時期に玉沢議員の偽装問題が発覚したのは非常にラッキーであったと言えるでしょう。あとは,自民党の自浄作用や野党からの追及などに期待しましょう。
ちなみに,今回の偽装の発覚の端緒は「領収書番号」でした。領収証には必ず通し番号が振られているため,同じ人が同じ番号の領収書を複数振り出すことは物理的にあり得ないのです。また,税務署も税務調査の時,この領収書番号をチェックして脱税工作の有無を調べています。
いずれにしても,姑息な手法は通用しないのです。事務所の経費も政党助成金という税金が一部含まれているのですから,当然公明正大に会計処理を行うべきでしょう。それができない議員に財政改革などできるはずがありません。
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