不思議なひと

私の母はわたしにとって『不思議なひと』
母なのだけれど、母ではない。
そういう雰囲気を持った人だ。

母とかれこれ30・・・年のお付き合いになるけれど、ほとんど怒られた
記憶がない。
（本人は怒っているつもりかもれない。）
母があぐらをかいている姿を見たことがない。
とにかく上品でやさしく、いつもにこにこ、おっとりしている。

友達によく
『血がつながっているとは思えない！』
といわれるけれど、わたしもそう思う。

私は母と違い、言葉もきたなく、お行儀も悪い。
いつも母に注意される。
『どうしていつもそうなのお～～～～』
と。
どうしてなんだろう・・・。

煮物

私の母は、多趣味な父と正反対で何にでも興味を持たない人だ。
料理もそう。
下手ではないけれど、向上心、研究、探求心がない。

そんな母だけれど煮物だけはおいしい。
おいしい理由はダイナミックさと『愛情』

煮物には必ず干しわらび、ぜんまい、たけのこ、かぼちゃ、豚肉、
人参、油揚げ、こんにゃくが入る。
切方はでっかく、味付けも毎回テキトー。

『だれがこんなに食べるわけ？』
という程作るのだけれど、気が付くと皆で食べつくしている。

料理好きな父と私もとかく煮物だけは母にかなわない。

先週末、仕事で熊本に帰った。
日々の出張と疲労でダウン。
土曜日は点滴を３時間した。

家に帰ると母が煮物を作ってくれていた。
食欲もなくおかゆが食べたかったのだけど、おいしくて
気が付くつとたくさん食べていた。

母の味、母の愛情に感謝。

婿殿

夕べテレビをみていたら佐藤琢磨がでていた。

スポーツで唯一好きなのが『Ｆ1』。
最近は見なくなってしまったけれど、一言では説明できない位奥が
深いスポーツ。

ミーハーだけれど1番好きなドライバーはミハエル・シューマッハ。
彼もまた天才という一言では語り尽せない偉人。

２番目にすきなのは琢磨。
多分これまでの日本人ドライバーの中で彼はダントツに優れているの
ではないかと思う。
大好きだからついつい色眼鏡でみてしまいがちだけど、彼の評価はＦ1
界でもなかなかのもの。

琢磨の魅力は、普段のやさしい笑顔とは裏腹なドライブ。
とても危なっかしく、それがまた頼もしい。
最後のインタビューも、どんな結果に終わっても前向きで礼儀正しい。

わたしの婿にぜひともきてほしい。

がんばれ琢磨～～～。

もうすぐ収穫時期

先週末、１ヶ月ぶりにはちさんのおうちをのぞいてみた。

はちの巣の色が以前は白っぽかったのに、黄色くなっていて、
大きさも１．５倍は大きくなっていた。

来月には収穫しないと。

スゴイな～～～～。

到着～。

足に花粉をくっつけ、すぐお城の中へと急ぐ。
黄色の花粉、オレンジの花粉、白っぽい花粉。
さまざま。

次からつぎへと花粉をかかえたはちさんが到着し、
また採取に飛び立つ。

がんばれはちさん。

ぶんぶんぶん

秋が近づいている。

寒くなると花が咲かないので花粉を採取できない。
今がかきいれ時。

とは言えまだまだ暑い。
１日に何往復しているのだろう。

働き者のはちさん。
足に花粉をくっつけて『ただいま～～～』

今やってみたいこと

『今やってみたいこと』

エジプトにいってらくだにのりたい。
のんびりと砂漠をお散歩。

ピラミッドとスフィンクスも見学。
ナイル川くだりもしなくては。

夜はエジプトの衣装をきてエジプトディナー。

いきたいな。
エジプト

飼い主に似る

オリーブを最近みていておもう。
母に似てきた。

ちいさいことは気にしない。
よく寝る。
いつもにこにこ怒らない。

よいことだ。

家内安全と平和。

『過去のない男』

去年の映画ベスト3の中の1つ。

監督は巨匠アキ・カウリスマキ
舌をかみそうになる名前だ。

＜ストーリー＞
ある男がいる。男は旅の途中襲われ記憶喪失となる。
瀕死の彼は回りに助けられながら知らない土地で暮らし始める。
何も思い出せない彼の第２？の人生がはじまる。

ストーリーは下記ＨＰで詳しくお調べいただきまして、とにかく
しぶいです。
この主人公のちょっとしたしぐさ、映画の音楽、あらゆる細かい
ところに監督のこだわりを感じます。
日本のド演歌が流れます～。

主人公になつく犬。
「ハンニバル」
とってもかわいいです。
ハンニバルの実の母親がアキ・カウリスマキ『浮雲』に出演しています。
『浮雲』もアキ監督独特のムーディーな映画です。

お時間ありましたらぜひ。

http://www.eurospace.co.jp/kako/

『オアシス』

去年公開された映画で『オアシス』という韓国映画がある。
今流行りのかっこいいものではないけれど、バスタオルを準備して観てほしい。

＜ストーリー＞
30過ぎても定職につけずふらふら刑務所を入ったり出たりしている男。
頭は悪いがとても純粋でお人好し。
ある日重度の脳性麻痺障害をもつ女と出会う。
２人のラブストーリー。

この映画は去年観た中のベスト３に入ります。
まず彼女の演技が演技とは思えないくらいすばらしい。
ダスティン・ホフマンも真っ青な演技。

彼女は重度の障害をもってはいるけれど、とても知的ですばらしい。
バカだけれど、純粋でやさしい彼の良き理解者。
彼もまた、重度の障害を持つ彼女を1人の女性として大切にし、守ろうとする。

障害がひどいため彼女は自分の気持ちさえ満足に伝えることができない。
普段不平不満の多い私にはかなり響きました。
言葉が話せる、歩ける。
こんな当たり前のことを当たり前としてできる幸せ。

お時間ありましたらぜひご鑑賞ください。


http://www.cqn.co.jp/oasis/