豆とオリーブ

4歳の娘と私の日々日記

映画 『デザートフラワー』

2012-04-22 08:29:20 | 映画

【ストーリー】
ソマリアの遊牧民家庭で生まれ育ったワリス・ディリーは、13歳で結婚させられそうになったことを機に家族のもとを離れる。
砂漠からロンドンへたどり着き、路上生活を送っていた彼女は、一流ファッションカメラマンに見いだされショーモデルに転身。
やがて世界的トップモデルとなるワリス(リヤ・ケベデ)だったが、しきたりで幼いころに受けた傷に今も苦しめられていた……。


ソマリア出身の世界的トップモデル、ワリス・ディリーが波乱に満ちた半生をつづった自伝「砂漠の女ディリー」を映画化したもの。
彼女は、幼くして故郷を逃れロンドンへと渡り、スーパーモデルとして世界的成功を収めた一方、
自身も幼少時に経験したFGM(女性性器切除)廃絶運動に奔走している。
そんな数奇な半生を歩んできたワリスを、トップモデルのリヤ・ケベデが熱演。
自らの意志と努力で逆境を乗り越え、人生を切り開いていったワリスの生きざまに圧倒される。


この映画は久しぶりに深く考えさせられた。
華々しい成功を収めた裏に、古い民族のしきたりによって心身共に苦しむ女性が世界に存在すること。
このFGM(女性性器切除)は、30年前に友人から教えてもらったことがあり、幼心に衝撃だった。
この女性性器切除によって命を落とすことも少なくはなく、おまけに衛生的にも非常に悪く、妊娠や生理の他にも一生この苦痛はついて回る。
アフリカでは今でも毎日6000人近い女の子たちがこのしきたりよってFGMを受けているとのこと・・・。

なぜ女性はこんなにも虐げられているのか。
発展途上の貧しい国ほどこういった女性に対する暴力、虐待、人権の尊重の低さは多い。
貧しい国に生まれた女性はどんなにか大変な人生を生き抜かなければいけないのか・・・。

問題は男性の間違った偏見権力主義だと思う。
簡単に言えば「弱い者いじめ」。

私自身女として生まれ、女の子を育てる母親として胸が痛い。
女性を尊重し、労り、思いやることが真の「男らしさ」なのだとわかってほしい。

「いい映画」、と言っていいのかわからないけれど、
今の地球上の問題として皆で考えるべき内容だと思いました。


『子は親の鏡』

2012-04-22 07:57:23 | ひとりごと

『子は親の鏡』
ということわざがある。
一般には「子は親の背中をみて育つので、親のいいところ、悪いところを子供も引き継ぐ」
というもの。

以前スピリチュアルに詳しい友人に言われたことがある、
「子が親に似るのではなくて、子は親の悪い面を自分がやってみせて親に気づかせようとしているんだよ。夫婦もそう。」
と、

ずっと娘を観察していて思う。
娘の「なんでこうなの?」と、怒鳴りたくなるようなあきれることがたまにある。
よくよく考えてみると私の短所だったりする。
皇子の悪い面もそう思う時がある。
「私も似たようなことしてたな~。仕方ない・・・。」


子供に頭を悩ませるとき、自分を振り返ってみるチャンス
自分がその悪いところに気がつき、改善していけば子供も自然と直るらしい。


親子の分析 ~ ママと女の子

2012-04-13 13:33:57 | 育児日記

幼稚園で興味深いのが、親子の分析。
最近気になっているのが、
『女子に目覚めるのが早い女の子とママ』

女の子は「子供を産む」という使命からなのか、男の子に比べて早い時期から
現実的で精神年齢も高い気がする。
娘の幼稚園でも女の子は年少さんの頃から自分で洋服を選んだり、髪型を気にしたり、
好きな男の子ができたりと、自己をしっかり持っている子が多い。
比べて男の子の場合は少ない。

こういう女の子の中でも特に「女の子」している子は、
「○○くんと結婚したい!」
とか、
好きな男の子の前ではすこぶる「かわいい女の子」になったりする。
まだ小さいだけにアピールがオープンでかわいい

そういう女の子のママは大抵、とてもかわいい人が多い。
そういうママと四六時中一緒にいる環境柄、
子供も自然と「かわいい女の子」になりやすいのだろうか?


ちなみにうちの娘はものすごくボーイッシュ。
スカートはここ2年はいてくれないし、着るのも嫌がり、洋服のほとんどが男物。
将来の夢はウルトラマンサーガになること・・・。
格好、言葉遣い、服、とにかく男っぽい。

恐らくその原因は私であろうと思う・・・。


たまにふと考えるのは、もしうちの娘を、幼稚園のかわいいママが育てたとしたら、
うちの娘は「かわいい女の子」になったのだろうか?
もし幼稚園の「かわいい女の子」を私が育てたとしたら「男っぽい子」になったのかな?

環境が及ぼす子供の性格、影響。
奥が深いです。