②カプセルホテル

ガイドブックに載っているのかわからないけれど、Willはカプセルホテルに
泊まることをとても楽しみにしている。
と親友が話していた。
でも実はサンフランシスコに住む父の友人もカプセルホテルに泊まりたいと
話している・・・

アメリカではめずらしいのだろうか・・・。
会社の人に聞いてみたけれど
『あんなとこに何千円も出して泊まるなんてバカじゃねえの』
と言われた。
かくいう私も泊まったことがないので未知の世界。

想像だとカプセルの形をした容器の中で寝る。
良くいうと　『未来のベット』
悪くいうと　『せまくるしい』
くるちい・・・。

とりあえず東京駅付近にあるだろうから、付いてから探そうと
思っていた。

バス停につくとWillはいなかった。
親友に電話してみたけれどまだ連絡がないらしい。
とにかく待つことにした。

３０分くらいしてにこにこしながらWillがきた。
うれしさと安心でほっとした。
『あれ？』Willをみるとすごい軽装。
『荷物は？』と聞くと、インターネットで調べたカプセルホテルに
チェックインしてきという。
『すごい！』なんておりこうさん

とりあえず二人で夕飯をたべに行くことにした。

（つづく）・・・

①Weｌcome じゃぱ～ん

先週NYに住む親友が帰国した。
彼女は今熊本にてSummer Vacation中。
その彼女を追って先日ダーリン（仮称：Will)が日本へきた。
Willは東京で１泊し、次の日熊本へ。

私のミッションはWillをカプセルホテルに泊めること。

おととしNYに遊びに行ったとき、仕事をしている彼女の変わりにWillは
仕事を休み、私に１日マンハッタンガイドしてくれた。
やわらかくきれいな金髪にグレーブルーの瞳、お人形さんのような顔立ち、
とにかくやさしく、バカがつくお人好し。
NYでの恩返しをしなくては

でも日本の、いや東京の電車はとにかく複雑だ。
改札、出口はいくつもあるし、駅も広く、案内はわかりづらく、東京に
住む私でさえよくわからないことが多い。
なので、成田からエアポートバスで東京駅まで来てもらうことにした。
電車に乗せては迷子になってしまう。

私の仕事もなんとか終わり、夜Willの待つバス停へ向かった。

（つづく）・・・。