古代エジプト展に続いて、上野で開催中の『ツタンカーメン展』へも足を運んでみました。
平日の10時にもかかわらず、既にすごい人で生まれて初めて入場制限整理券をもらいました
整理券の指定時間、11時30~からやっと入ることができました。
ツタンカーメンは紀元前3300年前、9歳で即位、19歳という若さでこの世を去った王様で、またそのお墓が荒らされることなく発見されたことでも有名です。
今回は、この時ツタンカーメンと共にお墓に埋葬されていた調度品の数々、約200点余りを展示開催していました。
古代エジプト人は、「死後の再生(復活)」を深く信じていました。
お墓の中に入れる埋葬品も位が高かければ高いほど立派で品数も多く、確かツタンカーメン王のお墓には700点以上もの調度品があったのだとか。
展示は、アクセサリー、椅子、玩具、壺、食器、化粧道具など広範囲で、そのどれもが細かくすばらしい細工が施され、どのような道具や技術があったのか、驚きとしか思えません
特に金の棺、黄金のマスクは圧巻でした。
ふたつとも土台は木で作られ、細かい細工を施した後、漆喰で下塗り、金箔で覆い、ガラスや宝石を埋め込んでありました。
すばらしいという思いと、どうやって?何人ぐらいの職人がどれぐらいの歳月をかけて造ったのか? どの美術品を見てもそう思うばかり。
古代エジプト王の権力の強さと技術力の高さを物語ります。
歴史的にはギザのピラミッドのクフ王など様々な王様が統治していましたが、
このツタンカーメンという人は特に興味をそそられます。
ツタンカーメンの父であるアクエンアテン王は、それまで多神信仰だったエジプトを、太陽のみを神とする一神信仰へと変えてしまいます。
それはエジプトの神官および民衆の怒りを一身に買う自体となり、父の愚行?の怒りを背負い王となったツタンカーメンは、大変な苦労をしたのではないかと伺い知ることができます。
この『ツタンカーメン展』、上野の森美術館で12月下旬まで開催しています。
興味のある方はぜひ
私もまた行きたい~