1939年秋、登山家ハインリッヒ・ハラーは世界最高峰ヒマラヤ山脈への登山に向かった。時悪く、第二次世界大戦のためにインドでイギリス軍の捕虜となってしまった彼は脱獄し、チベットへと行き着く。
チベットの首都ラサで生活をしていたハラーは、当時14歳で好奇心旺盛なダライ・ラマ14世と出会い、親しく交流する。
ラサでの日々がハラーの荒んだ心に変化をもたらした。しかし、その生活も中国共産党の中国人民解放軍によるチベット国への軍事侵略によって終わりを告げることとなる。
チベットはヒマラヤの秘境であり、聖地。
チベット民族の生活、道徳心など、また少年時代のダライ・ラマを垣間見ることができました。
映画自体はチベットでの撮影は禁止されたため、アルゼンチンでの撮影を行ったらしいのですが、この作品の上映にあたり、中国からの強い批判と、ブラッド・ピッド、DB・シューリスの中国への永久立ち入り禁止命令がでたのだとか。
歴史の一部を紐解きつつ、人としての道徳、在り方を教わったすばらしい内容でした。
その後のダライ・ラマ、そして現在のダライ・ラマの人生を勉強したくなりました。