先週の日曜日、上野で開催されている恐竜展を見に行きましたが、あまりの人の多さに断念し(100分待ち)、
いつもの常設展をみたあと、国立科学博物館から徒歩10分ほどのところにある
国際こども図書館へ行ってきました。
国際こども図書館は約100年ほど前に帝国図書館として開館したのち、
最近になって安藤忠雄による改修、増築設計を経て、今の国際こども図書館になったようです。
建物は100年前の明治に建てられた重厚感ある雰囲気と、
近代建築がマッチしていて、クラシックモダンな素敵な建物。
天井が高く、扉やタイルの貼り方、その他至る所のデザインが手間暇かけてあるのが伺えます。
階段の手すりは鋳鉄製の凝ったデザイン。
2階のホール(廊下)。
3階の展示室は漆喰塗りの壁でした。
久しぶりに「素敵だな~」と思った建物でした。
中庭にあるカフェは広々としていて、お値段もリーズナブル。
子供たちもこんな素敵な中で本を読むことは、いろんな感性の刺激になりそう。
絵本が大好きな娘。
図書室で娘とふたり、何冊も本を読みましたがもうすっかり夕方。
次回は朝から夕方まで、たっぷり本を読みに行こうね
ひとりごと
最近の建築は、予算はない、工期は超短い、でもクライアントの要望はいっぱい・・・。
マンション、住宅、ビル、全てにおいてそう感じます。
だから天災にも弱く、デザインも似たようなものばかり、
「素敵」と思える建物がありません。
やっぱりいいものは、時間とアイディアがいっぱい詰まったもの。
これからは「本物」「いいもの」を創っていければいいのに、と思います。