僕は昨日は感動の半日だった。泣いた。涙が、とととっとこぼれた。
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全国高等学校総合文化祭佐賀県大会、器楽演奏発表部門を聞いた。泣いたのは、福岡県立筑後特別支援学校93人の発表のとき。演奏と歌を聞いた。そんなもの、何処にだって聞けるはずなのに、泣かせた。懸命さが伝わって来たからだ。全員の気持ちがぴたりと合っていた。舞台には車椅子の障害児が並び、その隣を先生が支えていた。ときおり、異様な奇声が発せられた。タンバリンを叩く手のリズムを先生が、生徒のの足先に伝えていた。ここまで仕上げるには、相当の練習を積み重ねたはずだ。それも偲ばれた。見事な出来映えだった。惜しみ無く拍手を送った。
僕は、初めてだったのだ。特別支援学校の障害児の舞台発表を初めて目にしたのだ。その堂々さ、明るさ、懸命さを知ることができたのだ。