今日は七夕さま。七夕祭り。あれは幼稚園児がするもので、つるつる丸ハゲの老爺は、するに相応しからず、なのだろうか?短冊🎋に願い事を書いて飾ってはいけないだろうか?
問う。
今日は七夕さま。七夕祭り。あれは幼稚園児がするもので、つるつる丸ハゲの老爺は、するに相応しからず、なのだろうか?短冊🎋に願い事を書いて飾ってはいけないだろうか?
問う。
10
此の詩が出来るまでに1時間が掛かってしまいました。5時になっています。
外へ出てみます。夕日が西の方から来て、庭を照らしていますから。
5
わたしも詩を書いてみたくなりました。訳詩ではありません。連想詩です。そこから連想された詩です。
6
「風の乗った人」 薬王華蔵
風に乗ってみたかしら
乗ったらあなたは風になる
木の葉がそれを知らせんと
ふういと風を連れてきた
7
風に乗ってみたかしら
乗ったらわたしも風になる
梢がそれを信じてて
すういと風を連れてきた
8
風に乗ってみたかしら
あなたもわたしも遠くから
夜風に乗って運ばれた
小さな綿毛 たんぽぽの
9
風に乗ってみたかしら
翼を着けてみたかしら
風に乗ったら透き通る
風の乗ったらもう見えぬ
1
同じロゼッテイの詩の、こんな別の訳詩も見つけた。
2
「風を見た人」 木島 始
風をみたひとが いるかしら?
あなたも わたしも 見ちゃいません
でも 葉っぱが 垂れて ふるえていたら
風が 吹きすぎているのです
風をみたひとが いるかしら?
あなたも わたしも 見ちゃいません
でも 木々が 頭で おじきをしたら
風が 吹きすぎているのです
3
ああ、これもいいなあ。感じるなあ。感じさせるなあ。そこからその次へ行って見たくなるなあ。
4
詩は入り口の門なのかもしれない。そこから入り込むようにと、誘われる。そこへ入って行く。するとすういと体が浮いてくる。体が翼を着けて来る。
1
クリステイーナ・ロゼッテイの詩をふっと思い出した。今日はしきりに風が吹いている。葉を着けている庭の植物が、それに応じて揺れる。
2
Chrisutina Rossetti
Who has seen the wind? Neither I nor you; But when the leaves hang trembling The wind is passing thro'.
Who has seen the wind? Neither you nor I; But when the trees bow down their heads The wind is passing by.
3
クリスティーナ・ロセッティ(Christina Georgina Rossetti/1830-1894)は、19世紀イギリスの詩人。敬虔なクリスチャン(イングランド国教会)で、敬虔主義的な作風による作品を残した。
4
原詩は、クリスティーナ・ロセッティが1872年に発表したナーサリーライム(童謡)集「シング・ソング(Sing-Song: a Nursery Rhyme Book)」に掲載された。原詩にはタイトルはない。
5
以下のように西條八十が訳詩している。うまいなあ。原詩も訳詩も、詩だなあ。1921年6月に発行された「赤い鳥」に「風」の題名で発表された。此の詩は曲にもなった。曲をつけたのは草川信。
6
誰が風を見たでしょう 僕もあなたも見やしない けれど木(こ)の葉をふるわせて 風は通りぬけてゆく
誰が風を見たでしょう あなたも僕も見やしない けれど樹立(こだち)が頭をさげて 風は通りすぎてゆく
7
いい詩だなあ。いい詩だなあ。
詩があると、此の世が詩の世界に変わるなあ。見えない世界が、ふっと見えて来るようだなあ。そこに、意思があるように思えて来るなあ。決して顔を出さない大いなるものの、その意思のようなものが。
77777
こんな美しい風景の中にわたしがいる。絵を描いてみてそんなことを思う。
こんな美しい風景を作り出して、その中にわたしを住まわせている。
あ、画像がひっくり返っているぞ。まずいなあ。だが、どうにもできぬ。
1
手の甲に静脈の血管が浮き出ている。腕にも盛り上がっている。此処を赤い血が流れている。体の外側の見えるところにも、内側の見えないところにも、流れている。わたしが意思して、命令をして、流しているわけではなく、自律して流れている。このお陰で、体内60兆箇の細胞が、必要なエネルギーをもらって活動をしている。
2
血管も血管を流れる血液も、しかし、わたしがどういう人間であるかを、知らない。
3
知ったら、どうするだろう。することなすことの悪行悪態。煩悩の泥の中を這ってうろついてばかりいる悪たれ。己が、そういう悪たれ人間の中を流れる血だ、ということを知ったら、どうするだろう。流れるのを止めてしまいたくなるだろう。
4
泣くかもしれない。悲しくなってさめざめ泣くかも知れない。
5
今日日は泣かないで、静けさを保って、我が腕の浮き出た静脈を流れている。手の甲を紫色して流れている。
6
知らされていないのが、可哀想にも思えて来る。
今朝のわたしの即興詩 「ほんにおまえはかわいいな」
ちりとんちりとんちんちりとん/青空を/粉にしてみせろ/
ちりとんちりとんちんちりとん/わたしが握った分の青空を/粉にしてみせろ/
ちりとんちりとんちんちりとん/青空が青い粉になって/手の平に積もる/
そしてそのとき/たてる声の響きが/ちりとんちりとんちんちりとん/
ちりとんちりとんちんちりとん/そしてまた手の平から/青空へたち昇る/
そしてそのとき/聞こえて来るのが/ちりとんちりとんちんちりとん/
ちりとんちりとんちんちりとん/ほんにおまえはかわいいな/
わたしの願いは/この通り/みんなみんなこの通り/