小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



7月22日、午前11時16分に8合目の関門で制限時間オーバーとなり今年の富士登山競走を終えた。距離にして19kmほど標高差2700mを登ってくるのは、相当にきつく、8合目に到着した時には気力と体力の限界に達していた。しかし、この富士登山競走の過酷さは、競技終了後にも続く。自力で5合目まで下りなければならないからだ。制限時間オーバーで競技打ち切りとなり8合目の山小屋で休憩を取る。もう体を動かしたくないが、この後すぐに5合目まで下山しなければならない。富士登山競走の山頂コース出場者は競技終了後に5合目まで各自下山して、そこからバスでスタート地点の富士吉田市役所まで戻る。バスの最終時刻は午後1時30分発。下山道を見ると選手が続々と下山しているのが見える。この時、午前11時30分を過ぎていたので8合目から5合目まで2時間以内で下山しないと、最終のバスに乗ることが出来ない。しかし、疲労困憊で動きたくない。とりあえず山小屋でコーラを買ってエネルギー補給。平地で買うと150円のコーラも8合目では500円。甘いものを飲んですこし元気になったような気がした。午前11時40分、下山開始。最終バスまで1時間50分。下山も時間に追われる。足に力が入らず何度も転びそうになった。8合目から40分ほどで吉田ルート下山道の6合目に到着。意外とスムーズに下ってこれたが、この6合目から5合目までが意外と長い。午後0時50分、5合目手前の荷物受取所に到着。ここで弁当と手荷物を受け取る。弁当はおにぎり3個。このほかにバナナの支給もあった。空腹だったのでこんな簡素なおにぎりでもすごく美味しく感じる。弁当を食べた後にシャツだけ着替えて帰りのバスが発着する駐車場へ向かう。その発着場は賑やかな5合目の山小屋が立ち並ぶ場所からさらに800mほど下の駐車場。もう歩くのもうんざりする。帰りのバスの発着場。いろいろなバス会社の車両をチャーターしているようで、綺麗なバスもあれば、ボロいバスもある。昨年は、ピンク色のかなりボロいバスに当たってしまい、空調と乗り心地が最悪で市役所に着くまでに気分が悪くなってしまったが、今年は富士急の綺麗なバスに乗れた。5合目から50分ほどで富士吉田市役所へ。バスの中で完走者の人にいろいろとトレーニングのアドバイスを頂いた。朝、エントリー受付していた場所では、富士吉田の名物である吉田うどんが振舞われていた。真夏の炎天下に、味噌仕立ての熱々の吉田うどんは少しミスマッチな気もするが、冷たい飲み物と一緒に美味しく頂いた。後は、小田原まで車で戻るだけ。運転中に寝ないようにしないと。今年の富士登山競走は完走出来なかったが、体力の限界や筋力の足りない部分が分かり大変有意義だった。これからもトレーニングを積み重ねて来年の大会に備えたい。

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