小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原駅周辺も2000年以降マンションの建設が相次ぎ高層建築物が増えた。駅ビルや立地の良いマンションは小田原駅周辺のランドマークとして、新しい景観となっている。その一方、老朽化などで解体される家屋や建築物も最近目にすることが多い。この夏、国道1号沿いのタワーパーキングが解体された。小田原市本町、小田原市民会館の国道を挟んだ斜め反対側の区画は昭和50年代にはさがみ信用金庫本店のほか文房具屋や映画館があった。現在は文房具屋は移転し、映画館だった場所は駐車場となっている。さがみ信用金庫本店は昭和20年代から、この国道1号沿いの場所に所在しており、正確には分からないが今から20年ほど前に本店横にロゴマークがペイントされたタワーパーキングも建設された。そのタワーパーキングの解体工事が始まったのが今年の7月中旬。特にシートで囲うこともなく、積み木を崩すように着々と解体が行われた。解体工事の初期の頃には、クレーンはあまり目立たなかったが、解体が進むにつれクレーンのアームが国道からも良く見えるようになった。クレーン車はタワーパーキング裏のいろはの駐車場で作業していた。タワーパーキングは高さはあるが幅はそれほどないため、あまり建築物としての存在感は無かったような気がする。解体が進んでもあまり景観に違和感を感じない。さがみ信用金庫本店横のタワーパーキングの解体工事も数日前に終わり、跡地はアスファルト舗装の更地になっていた。以前、何度かこの本店の写真を撮ったことがあるが、タワーパーキングの全景写真を撮っていなかったのが悔やまれる。タワーパーキングが無くなり少し広くなったさがみ信用金庫本店の上には秋空にゆっくりと雲が流れていた。

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