小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



8月31日、小田原は日中、晴天の空模様。正午過ぎに気温も33度近くまであがり連日の真夏日となった。昨日休んでしまったので今日は月末とも重なりかなり忙しかった。午前11時過ぎの小田原駅西口。朝からいくつか客先をまわりようやく一段落。30分ほど時間が出来たので少し早いが昼食を取る。小田原駅西口で食事の出来そうな店を探す。新幹線ビルの入口に置かれた積丹の看板が目に入った。午前11時を少し過ぎた時間だったので営業しているか分からなかったがとりあえず店のある地下へ。新幹線ビルの地下へ。久しぶりに地下のフロアに来たが、以前と比べると少し寂れた雰囲気。積丹は午前11時から営業していた。店の前のメニュー看板を見ると海鮮のメニューが多いがフライやとんかつなどの肉メニューもあった。ウニ丼(大)3600円が気になったが今日は懐具合が寒いので注文できず。店内に入りカウンター席へ。カウンターの上のメニューには、美味しそうな酒の肴が沢山並んでいる。今度酒を飲みに来たくなった。色々あるメニューの中から1000円のジャンボソースカツ丼を注文。10分ほどでジャンボソースカツ丼が運ばれてきた。大き目の丼の上にソースのからんだロースカツが2枚乗っている。ジャンボというだけあり結構なボリューム。からっと揚がったロースカツがなかなか美味くて相当満腹になった。午後5時半過ぎの小田原漁港前。最後の用事が済んで帰社途中に小田原漁港に立ち寄る。今日は昼食時以外は休憩無しだったので結構疲れた。夕暮れ時の漁港を眺めてしばし休憩。漁港の中は波も穏やかで、夏の夕暮れのゆったりとした時間が流れていた。箱根の山の向こうにゆっくりと陽が沈む。季節は夏から秋へ。今年はどんな秋になるのだろう。

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8月30日は休みが取れたので富士登山に出かけた。当初、トレーニングも兼ねて一番きつい御殿場ルートでの登山を予定していたが、思いのほか仮眠が取れなかったので、一番距離の短い富士宮ルートでの富士登山に変更。午前2時に小田原を出発し富士宮ルート5合目へ向かった。午前3時半、富士宮口5合目に到着。今年のマイカー規制も終了し富士宮ルートの5合目まで車で来れるようになった。午前3時でも駐車場は混雑しており、かろうじて一番下の駐車場に車を停めることが出来た。午前5時10分、富士宮ルート8合目付近で日の出。今日の日の出はかなり綺麗。御殿場ルートで登山していたら見事な赤富士が見れたことだろう。午前6時2分、富士宮ルート山頂の鳥居を通過。今日は2時間半で登頂。自宅の玄関からは4時間で富士山頂に到着。前回の御殿場ルートがけっこうきつかったので、今回の富士宮ルートはかなり楽に感じる。鳥居をくぐると富士山浅間大社奥院前。観光登山シーズンもまもなく終了する富士山だが、今日も多くの登山客で賑わっていた。山頂の気温は7度ほどで手がかじかむ寒さ。とりあえずフリースを着て防寒。山頂火口の縁に座り朝食タイム。今日は登山中に一度も休憩を取らなかったので腹ペコ。朝食はセブンイレブンで買った4個入りのつぶあんパンと山崎のロールケーキ。山崎のダブルロールは結構しっとりとした生地でどっしりとした甘さ。あまり好みの味ではなかった。今日は時間も余力もあったので山頂火口を1周するお鉢巡りをしてから下山することにした。とりあえず剣が峰に向かう急な馬の背を登る。今日の剣が峰は最高点に置かれた石柱前での撮影順番待ちの大行列。剣が峰には寄らずにお鉢巡り続行。富士宮ルート山頂から約30分ほどで剣が峰の反対側に到着。お鉢巡りは山頂火口の約3キロほどの縁を歩くコース。昨年はお鉢巡りをしなかったので2年ぶりのお鉢巡り。最高地点のある剣が峰の反対側には富士吉田ルートの山頂と山小屋が連なっている。富士山頂で一番賑やかな場所。毎年、この場所に富士登山競走のゴールが設置される。来年の富士登山競走はここまで到達したい。富士吉田ルート山頂からの眺望。雲の切れ間から足柄平野が見れた。今日は雲が多くて太平洋側の眺望は今ひとつ。50分ほどかけて山頂火口をぐるっと1周。色々な景色が見れるのでなかなか面白い。下山は御殿場ルートから宝永火口経由で富士宮ルート5合目へ。御殿場ルート山頂にある、長年営業していない山小屋は補修工事が続いている。来年は営業するのだろうか。御殿場ルート7合目下から大砂走りを下り、途中の分岐点で宝永火口の縁にあがる。残念ながらガスっていて宝永火口上部は見えなかった。宝永火口の底に下り反対側の縁へ。広々とした噴火口に雲の影がゆっくりと流れていく。稜線と山肌に雲の影のある風景は大好きな被写体。宝永火口の西側の縁に登り少し下ったところから撮影。写真下の窪みは宝永第2火口。宝永第2火口脇から森の中の遊歩道を通り富士宮ルート5合目駐車場へ。富士山には色々な登り方をしているが今日のコースが個人的に一番好きなコース。富士山頂から約2時間半で富士宮ルート5合目駐車場に到着。今日も怪我無く楽しい登山が出来た。今年も9月と10月にも登れたらと思っている。

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小田原市内には神奈川県の大気汚染監視測定局が2ヶ所設置されている。小田原市役所には一般環境大気測定局、小田原市民会館には自動車排出ガス測定局がそれぞれ設置されており大気中の汚染物質の測定を継続的に行っている。小田原市羽根尾にも大気汚染の観測局があったが数年前に観測が中止されてしまった。観測施設はそのまま残っているようなので先日散策の途中に立ち寄った。小田原市羽根尾の国道1号橘インター入口交差点近くに、数年前まで大気観測を行っていた施設が残っている。国道脇のフェンスに囲まれた中に観測設備が設置されていた。フェンス内には電柱が1本とスチール製の観測機。それほど大きな観測設備ではない。フェンス内の観測機に取り付けられたプレートには「環境観測局 羽根尾局」の記載。この観測設備の管轄は国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所。
横浜国道事務所では現在でも県内2ヶ所で大気観測を続けている。この羽根尾局では2007年の9月までは観測が行われていたようで、横浜国道事務所のホームページ内にも観測データが残っている。この場所では、大気中の浮遊粒子状物質と二酸化窒素の測定のほか、風速、気温、湿度の観測も行われていた。茶色いスチール製の観測機器には吸排気用のパイプのような管も取り付けられているので、大気汚染の観測のための設備なのかもしれない。フェンス内の鉄柱下部には温度計と湿度計が取り付けられている。UFOのような形状の観測機器は放射収支計とのことで、日照を観測する機器のようだ。5mほどの鉄柱上部には風速計が取り付けられている。観測は行われていないが風速計は今も滑らかに作動していた。この羽根尾局の観測中止の経緯を探したが分からず。おそらく経費削減の一貫として廃止されたのではと思う。せっかく観測用地と機器類が残っているのでどこかに観測を移管して有効活用できると良いのだが。

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小田原市入生田にある温泉地学研究所が地殻変動を観測するために、足柄平野の8ヶ所に光波反射器を設置している。酒匂の下水道管理センター屋上に光波測距器が設置されており各所に置かれた反射器に向け光波が発射され、反射器内のミラーで反射した光波は再び酒匂の下水道管理センター屋上の測距器に戻りその距離を測っている。これまで曽我と国府津の2ヶ所に設置されている反射器はこのブログでも紹介したが、先日久野地内に設置されている反射器を見に出かけた。温泉地学研究所のホームページによると久野に設置されている光波反射器は久野霊園にあるとの記載。いこいの森前の道路から宮城野林道へ。宮城野林道との交差点角では老人福祉施設の建設工事が行われている。以前訪れた時は整地が終わったばかりだったが、大型のクレーンも搬入されていたので基礎工事が始まったようだ。交差点を宮城野林道方面に曲がり程なく、道路右手に久野霊園への脇道がある。久野霊園は随分前に桜を見に来て以来。脇道を曲がってすぐに霊園入口かと思ったら結構坂を上ったところに霊園があった。宮城野林道から脇道を曲がりバイクで5分ほど坂道を登り久野霊園の管理事務所前に到着。だいぶ登った場所にあるので自転車で来なくて良かった。管理事務所前の見晴らし広場からの眺望。酒匂川河口から曽我方面までよく見渡せる。久野霊園入口にあった案内板。久野霊園は標高250m~300mで敷地面積は約13ヘクタール。光波反射器の所在場所の記載はもちろん無いので早速探索開始。園内の道路沿いを探しながらぐるっと1周するも見つからず。簡単に見つかるだろうとたかをくくっていたが大間違い。何より反射器の形状が墓石と似ているので無数にある墓石と見分けがつかない。それと各区画が段々になっているのでどの場所からも眺望が良く、どこに設置されていてもおかしくない。散々道路脇を探したがどうしても見つからず。最後の手段で管理事務所で聞いてみたところ墓地の区画入口に設置されているとのこと。教えてもらった区画へ向かうため13区・14区の入口へ。温泉地学研究所の光波測量用反射器が設置されているのは13区の隣の17-3という区画。13区の1段目を横切り17区画へ。 17-1区画の階段下までやってきた。17-3はこの2段上のようだ。しかし場所を聞かなかったら、絶対に見つけられないところに設置されている。石段を登り一番上の区画が17-3だった。区画入口の岩の上に探していた光波測量用反射器を発見。曽我や国府津で見つけた光波測量用反射器とほぼ同じ形状。岩の上に金属製の土台が固定されており、その上に設置されている。土台部分に取り付けられたプレートには「神奈川県温泉地学研究所 光波測量用反射器」の表記。間違いなく探していた温泉地学研究所の光波測量用反射器だ。この久野霊園に設置されている光波測量用反射器内のミラーは7つ。国府津の反射器内のミラーは3つだったのでそれと比べると多い。光波測量用反射器からの眺望。足柄平野が見渡せる場所で、光波測距器が設置されている酒匂の下水道管理センター屋上との間に遮るようなものも無い。この光波測量用反射器が置かれている区画は久野霊園内でも、上のほうの区画でとても眺望が良い。湘南から三浦半島までの海岸線もよく見える。光波測距器が設置されている酒匂の下水道管理センターを探すも、肉眼だと良く分からず。カメラのズームを最大にして撮影。カネボウ小田原工場の少し左上の青い塗装の建物が酒匂の下水道管理センターのようだ。家に帰ってから調べたところ酒匂の下水道管理センターからは直線距離で7km。下水道管理センター屋上の光波測距器から発射された光波は芦子小学校や小田原市役所上空を横切り、この久野霊園の光波測量用反射器に照射されている。この温泉地学研究所の光波測量用反射器が置かれている場所を3ヶ所ほど訪れたが、どこも眺望が良い場所ばかり。残りの光波測量用反射器も設置されている場所の景色を楽しみに探しに出かけたい。

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今年の4月8日、小田原市内の桜の名所を巡りながらランニングをした際に風祭の農道脇で滝を見つけた。ランニングの途中だったので、そのときは詳しく調べなかったが、沢の落ち口から下を覗きこむと5mほどは落差がありそうな滝だった。以降、その滝のことが気になっていたが、先日夕涼みがてら風祭へ探索に出かけた。風祭の滝を探しにとりあえず風祭駅へ。4月のランニングの際は荻窪用水沿いを走っていてその滝を見つけたので、下の道路からのアプローチが分からない。風祭駅から旧東海道へ。風祭駅横の道路から旧東海道へ出て入生田方面に進む。酒屋の先を山側に曲がる。旧東海道から脇道へ曲がり、最初の二股を左へ進む。実は滝に行き着くまで散々迷ったので滝へのアプローチのための道順の写真は帰路途中に撮影した。二股の場所から道なりに10分ほど坂道を登ると、農道が分岐するのでそのまま直進。さらに5分ほど登ると山間の場所に出る。農道脇にはキウイ畑や蜜柑畑。農道右側に細い沢が流れているはず。農道脇の沢を見ると、なんと沢水が枯れていた。涼しげな滝が見れるものと期待していたのに。この沢の上流に目指す滝がある。滝の下流の沢沿いからは藪が多くて近づけない。農道を登り滝の上部へ。農道は滝を回りこむようにして上の沢に続いている。滝の途中くらいの場所の農道脇から滝の下に行けそうなので慎重に下る。岩場伝いに下りてゆくと切り立った崖が見えてきた。残念ながら水音はまったく聞こえない。岩場伝いに滝の下へ。高さ5mほどの滝には沢水の流れた跡がはっきりと残っていたが、この日は水が枯れていてただの崖にしか見えなかった。暑いなか、20分ほど坂道を登ってきたのでなんとも残念。滝の下の滝つぼ部分。それほど深くえぐれていないので、普段から水量は少ないのだろう。見たところ、曽我の弓張の滝よりは落差もあって、垂直に切れ落ちているので大雨の後は結構見事な滝が見れるのではと思う。この滝をネットで調べたが、学術関係のレポートでは風祭滝と出てくる。滝の名前も追って調べてみたい。

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