小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



8月23日・24日は板橋地蔵尊大祭が行われる。今日は朝まで降っていた雨も午前中に止み、午後からは夏らしい陽気となった。夕方には風も涼しくなったので、散策がてら板橋地蔵尊大祭が行われている板橋方面に出かけた。午後6時半、板橋見付から露店が立ち並ぶ旧東海道へ。参拝客の賑わいや露店の明かり、祭りの空気を感じながら板橋地蔵尊まで歩いた。昔のことを思い出しながら地蔵尊の入口まで歩いた。優柔不断な性格なので、子供の頃に板橋地蔵尊大祭に連れてきてもらうと、どの露店で何を買うのかなかなか決められず親に叱られた。そのことが影響しているのか、祭りの露店で物を買うのが今もあまり好きではない。境内に入り本堂へ。薄暮の中、祭り提灯の明かりが良い雰囲気。時間帯によっては入場規制をすることもあるが、この時間帯は比較的空いていた。本堂前には花と線香を売るテント。常香炉のまわりには多くの人だかり。堂内には多くの参拝客。独特の掛け声が飛び交い蝋燭が燈される。燭台の淡い蝋燭の光の向こうには、祈りを捧げる参拝客。新仏の供養で3年続けて参拝すると、故人に似た人と出会えると言われている。本当に出会えた人はどれ程いるのだろうか。しばらく堂内の様子を眺めていたら、外はすっかり夜の闇に包まれていた。堂の入口右手にある大黒天の写真を撮ってから、賑わう板橋地蔵尊を後にした。

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