小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



8月7日朝、散策がてら小田原漁港で開催された小田原みなと祭りに出かけた。小田原漁港内には露店や体験・実演コーナーのほかステージイベントも設けられており多くの人で賑わっていた。そのみなとまつりの中に「相模湾ゆかい探検」というイベントがあった。会場で配られていたチラシによると漁船で相模湾を遊覧するイベントで10時から16時まで6回運行し遊覧時間は50分。料金は中学生以上が500円、子供は200円で船に乗れる。船上から小田原の風景を撮る機会はなかなか無いので乗船することにした。相模湾ゆかい探検の漁船の発着場は小田原漁港西側。朝9時30分から乗船整理券を配布。9時10分頃には50名ほどの列が出来ていた。しばらく列に並び10時発の整理券を手に入れる。午前10時発の相模湾ゆかい探検は2隻の漁船が出船するようで、整理券には第3富三丸と記載されていた。出船前の第3富三丸。第3富三丸の定員は35名ほど。漁船なのでスペースが狭く、1度座ると場所の移動が難しい。右舷側に座った。午前10時出船。おそらくこのような感じでの出船。これは午前11時の回の第3富三丸。港内は比較的ゆっくりのスピードで航行。ブルーウェイブリッジをくぐる。小田原漁港入口の提灯形の灯台。波も穏やかなので船酔いはしなさそうだ。小田原漁港から出ると、漁船は一気に加速し真鶴方面に向かって航行。まず海岸線に石橋インターチェンジが見えてきた。しばらくすると海岸線に白いラインが見えてくる。白く見えたのは米神で行われている国道135号の高波対策工事に使われている消波ブロック。小高い山の上にはヒルトン小田原。以前、仕事の関係で定置網の漁船に真夜中に乗船したことがあるが、闇の中に灯るヒルトンの明かりが印象的だった。小田原漁港を出港すること25分。船は1度もスピードを緩めることなく真鶴半島の手前でUターン。途中、見所などに立ち寄って簡単なガイドがあるのかと思っていたが、どこにも寄らず実に簡潔な遊覧である。帰りは左舷側が海岸方面を向く。反対側に移りたいが座るスペースがない。帰りの右舷側の風景はこのような何もない大海原。同じような景色が続きすぐに飽きてしまう。出港時元気だった子供達も、この頃になると船酔いや飽きてしまってぐったりとしている。遊覧開始から40分ほどで再び小田原漁港近くまで戻ってきた。小田原駅周辺のマンション群が見える。城址公園の木々の上には小田原城。江戸時代は高層の建物が無かったので海上からはかなり目立って見えていたのではと思う。約50分ほどの遊覧を終えて帰港。イベント名にあるような「ゆかい探検」的な要素は無い遊覧だったが、船上からの風景が沢山撮影出来てよかった。

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