小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



10月31日、小田原は晴天の一日。昼過ぎから雲が多くなったが穏やかな秋の陽気で過ごしやすかった。午後から所用で箱根に出かけたので、移動の途中に何枚か秋の箱根の風景を撮影した。午後3時、元箱根で用事を済ませて芦ノ湖畔へ。箱根だけあって風は少し冷たいが穏やかな秋の午後。海賊船乗り場は遠足の子供達で賑わっていた。ボート乗り場の桟橋の近くにはカモとアヒルが泳いでいる。目の前まで近寄ってきて人に慣れているようだ。湖畔の木々も色付いていて秋らしい。周辺の山々も紅葉し始めていた。帰り際、元箱根の大鳥居近くのベーカリー&テーブル箱根に立ち寄り、遅い昼食兼おやつのパンを購入。ベーカリー&テーブル箱根は今年の7月にオープンした店舗で、1階はベーカリーで2階と3階がカフェとレストランになっている。1階のベーカリーは少し変わったシステムになっていて、ショーケース内のパンで買いたいものを伝票に記入してレジで精算。結構煩わしかった。ベーカリー&テーブル箱根でわさびフランスと東府や米粉のカレーパンとサツマイモデニッシュを購入。3つで760円。 280円のわさびフランスは、ワサビと合わせたバターがサンドされている。パンにワサビと今まで食べたことのない組み合わせでなかなかユニークな味わい。 260円の東府や米粉のカレーパンはパン生地部分が薄くて衣まぶされた米粒がサクサクの食感。中の具はゆるめのカレーとゆで卵が入っていてなかなかのボリューム。これもなかなかユニークな味わいで美味かった。元箱根から小田原へ帰る途中、台ヶ岳のススキ草原へ。平日の夕方だが、ススキのシーズンだけあって結構観光客が多い。曇天なのでススキの穂もあまり綺麗に見えなかったが、箱根の秋らしい風景を眺めることが出来て良かった。この週末からの3連休はこの周辺は激混みだろうから、また平日の外回りで箱根に来たときに立ち寄ろう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




広く飯泉観音の名称で親しまれている勝福寺の境内で、今年に入り納経塔の建築工事が続いていた。納経塔は2重構造のようで、夏過ぎには足場が組まれ上層部分の建築が行われていたが、10月下旬に立ち寄ったところ足場も外れ納経塔はほぼ完成していた。飯泉の勝福寺境内では、今年度開宗壱千ニ百五十年開帳記念事業として納経塔の建築が行われた。納経塔が建立された場所は仁王門を入りすぐの右手の一画。以前は木食観正碑など数基の石塔があった場所。 10月27日に散策の途中に立ち寄ったら、足場が外されていて納経塔がほぼ完成していた。社寺建築にはあまり詳しくないが2重構造の納経塔のようで、初重部分がコンクリートで2重目は伝統的な木像建築になっている。納経塔の高さは相輪部分まで含めると10m弱はありそうでなかなかの存在感。納経塔なので、完成後はお経を納めるために使われるが、勝福寺は坂東三十三観音の札所なので、巡礼者が納経したお経もこの塔に納められるのかもしれない。納経塔の上の相輪部分。黒く塗装された九輪の上には金色の水煙の装飾が陽光に照らされて輝いていた。打ったばかりのコンクリートに、ぴかぴかの銅板の屋根がなんとも新しくて、境内の他の建築物と調和していないように見えるが、数年もすると銅板が緑青色に変わり、コンクリートの色も落ち着いて境内に溶け込むのかもしれない。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




小田原市南町の天神山から板橋にかけての丘陵地は明治以降、皇族や政財界の重鎮の別邸が多く建設された。その中のひとつが日露戦争で活躍した瓜生外吉海軍大将の別荘で、別荘自体は残っていないが別荘へ通じる坂の入口には大正時代に造られた石垣が現存していたが、宅地の分譲のため今年になって石垣が撤去された。小田原市南町の山角天神社前から城山トンネル方面に向かう道路の途中に瓜生坂があって、その入口から道路沿いにかけて大正時代に造られた石垣があった。海軍提督として日露戦争に参加し、戦功により海軍大将となった瓜生外吉が小田原の地に別荘を構えたのは大正2年(1912年)。当時、別荘へと続く坂道は舗装されておらず、足の不自由だった瓜生を気遣って、親戚の実業家や海軍関係者が坂道を舗装したときに石垣も整備された。太平洋戦争中は石垣の一部を崩して軍用トンネルの出入り口ともなっていた瓜生坂の石垣。大正時代の遺構であり戦争遺産でもあったが、宅地の造成のためすでに撤去が終わっている。この石垣が瓜生外吉海軍大将の別荘と関係するものだと知ったのは、石垣が半分ほど撤去された時のことだったが、散策の途中で撮影した写真や、軍用トンネルの記事を書くために撮影したものがあったので記録に残せて良かった。

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )




小田原市内の大型商業施設の建設は、この秋に巡礼街道沿いに1棟紳士服販売店が完成し、他にはすぐに着工しそうな予定地もないのでしばらくは一段落といった状態。先日、小田原周辺で新たな商業施設建設の予定がないかと神奈川県のホームページを眺めていたら店舗所在地が山北町になっている大規模小売店の新設届けが掲載されていたので、予定地へと出かけた。神奈川県のホームページに掲載されていた大規模小売店の新設届けによると、店舗所在地は山北町の岸で名称は(仮称)山北SCとのこと。山北町で大型商業施設が出来そうな場所は国道246号沿いだと思ったが、地図を調べたところ県道721号沿いに位置する場所のようだ。県道721号は新大口橋を渡った先にある三菱ガス山北工場の横から東山北駅方面へと続く道路。新大口橋を渡り県道721号沿いを御殿場線東山北駅方面へと進む。沿道にはいくつか工場が点在しているがのどかな風景。車の往来も少なく本当にこの県道沿いに商業施設が出来るのだろうか。三菱ガス山北工場の横から700mほど進むと道路右側に工事フェンスで囲われた一画が見えてきた。どうやらここが山北SCの建設予定地のようだ。工事フェンスの隙間から建設予定地内を覗く。まだ着工したばかりのようで土工事が続いている。新設届けによると(仮称)山北SCは食品スーパーとホームセンターの店舗になるようで店舗面積の合計は約2000㎡。完成予定は来年3月で予定地はかなり奥行きがあって広い。(仮称)山北SC予定地の裏手に回り撮影。西丹沢や山北の山々が目の前にあって、なかなかロケーションの良い場所。今はのどかなこの場所に大型商業施設が出来るのは少し不思議なような気もするが、完成を楽しみに待ちたい。またランニングやポタリングで近くを通った時に、工事の進捗を撮影しよう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




10月27日、小田原は晴天の一日。台風も通過して朝から久しぶりの秋晴れとなった。先週の日曜日は雨だったので2週間ぶりに自転車で散策に出かけた。午前9時の小田原駅前通り。気持ちの良い青空と秋らしい爽やかな陽気。とりあえず駅周辺を散策する。駅前通りからお城通りへ。駐車場施設ゾーンの予定地は工事フェンスで完全に囲まれていた。先週まではフェンスの設置されていない退出路脇から敷地内を撮影出来たのだが。旭丘高校側にある搬入口から予定地を撮影。埋蔵文化財の発掘調査のため対象となる区画に沿って矢板が打たれていた。まだしばらくは調査は始まらないようだ。小田原駅前から扇町の旧道を走り飯泉橋方面へ。シルバーボールのところにあった水汲み場が閉鎖されたこともあるのか、足下地蔵尊の水汲み場はここのところ混んでいる。今日も水汲みに訪れていた車が3台ほど停まっていた。飯泉橋を渡り国道255号沿いを巡礼街道方面へ。国道沿いの洋服の青山小田原飯泉店は今日で閉店。近々シティーモール近くの新店舗へと移転となる。この国道沿いの跡地は何になるのだろう。国道255号飯泉交差点から巡礼街道を国府津方面へと自転車を走らせる。途中、ヤマダ電機の旧隔地駐車場前を通ると駐車場のアスファルトが除去されていて介護施設の建設が始まっていた。巡礼街道を中里方面に進む。サイゼリア横の敷地で建設中の店舗は鉄骨の組み立てがかなり進んでいた。そろそろ外壁の取り付けが始まりそうだ。巡礼街道から打越跨線橋上へ。跨線橋下にあった精米工場跡地の老人ホーム建設現場を撮影。敷地内に杭打ち機があったので基礎工事が始まったようだ。巡礼街道から穴部国府津線で富水方面に向かい新屋のういーとで朝食のパンを購入。ういーとを訪れるのは久しぶり。パンを買い栢山の西栢山薬師堂へ。趣のあるお堂の前が広場になっていてのんびり朝食を食べるのにぴったりの場所。西栢山薬師堂のベンチに座り朝食タイム。ういーとで肉まん風パンとクルミあんぱんとクロワッサンサンドを購入。3つで572円。 176円の肉まん風パンは、中に肉まんの具が入ったパン。ういーとのパン生地は結構モチモチしているので、それほど違和感なく味わえるが、やはりユニークな食感。 220円のクロワッサンサンドはトマトと玉子と鶏肉がサンドされている。クロワッサンが結構しっかりした食感で具の風味に負けていなくてなかなか食べ応えがあって美味い。パンを食べ終えて南足柄郊外へ。田園風景を眺めながら、ゆっくりと自転車を走らせる。日差しが温かで気持ちが良い。今日は午後までのんびりと自転車で散策しよう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 前ページ