小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



8月3日から始まったF-TRAINの運行もこの9月30日をもって終了となってしまった。運行最終日の今日は小田原へのF-TRAINの運行が無かったため、昨日29日が小田原市内のラストランとなった。昨日のブログでは触れなかったが、昨日は計3回F-TRAINを撮影に出かけた。昨日29日は、小田原駅5時54分着・9時31分着・16時14分着・19時34分着の下り電車がF-TRAINだった。前日は夜遅くまで飲みに出かけてしまったので、朝5時台は寝過ごしてしまい、9時31分小田原着の下りのF-TRAINを撮影に久野川に架る鉄橋へ出かけた。まだ頭が寝ぼけていたので、日差しのことを考えずに撮影したため逆光になってしまった。急いで少年院近くの撮影ポイントに向かい、折り返し上りのF-TRAINを撮影。ここでは前からお寺とF-TRAINの構図で撮影しようと何度かトライしているが、ことごとく下り電車が被ってしまい上手く撮れない。最終日もこの有様。夕方、16時14分小田原着のF-TRAINを撮影に、朝のリベンジも兼ねてふたたび久野川の鉄橋へ。今度は順光だが露出オーバー気味になってしまった。折り返し上りのF-TRAINを撮るために足柄駅近くの踏切へ移動して待機。急行電車なので足柄駅周辺ではかなりスピードが出ており、シャッター速度が遅かったのでブレてしまった。夜は沿線で撮影するのが難しいので小田原駅のホームへF-TRAINを撮影に出かけた。19時34分、時間通りF-TRAINが8番ホームに入線。折り返し19時39分発急行新宿行きとなる。小田原駅停車は5分ほど。事前情報で、最終日の30日は小田原方面への運行は無いようなことを聞いたのでこれで見納めになるかもしれないと思いながら撮影を続けた。夜の8番ホームに停車しているF-TRAINと駅舎の風景は最終日に初めて撮影。名残おしい。駅舎とF-TRAINの風景を撮りながらホーム先端へ歩く。あと1分ほどで発車。この1ヶ月ほどF-TRAINを追いかけたが、なかなか楽しかった。20時39分、F-TRAINは新宿へむけ発車。ホームで見送ったF-TRAINがラストショットとなった。またいつの日か賑やかな車両に再会できることを願いつつ、閑散とした夜のホームを後にした。

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9月29日、小田原は朝から爽やかな青空が広がる天候。今日は分散取得した夏休みだったので、富士登山にでも出かけようかと考えていたが、昨晩、友人からの誘いがあり飲みに出かけてしまったので、朝寝坊と体調不良のため小田原でのんびり過ごすことにした。9月中は何回か連休などもあり、小田原市内のめぼしい場所は大体巡ってしまったので、今日は曽我丘陵を越えて橘方面へ自転車で出かけることにした。いくつかのの工事現場を覗きながら中里のダイナシティ周辺へ。気持ちよい秋晴れで絶好の散策日和だが、二日酔い気味で身体が重い。散策の途中に街路樹や神社のイチョウを見たが、先日の台風で葉がかなり落ちてしまっているので、今年の紅葉はあまり期待できそうにない。ヨーカドー前から高田方面へ。ロピアとカインズの工事現場では、敷地内の駐車場部分に残っていたビルの解体工事が始まっていた。賑やかなダイナシティ周辺から自転車で10分も走ると、のどかな田園風景が広がる千代地区へ到着。半分以上の田んぼで稲刈りが終わっていた。千代小学校近くの「パンとシフォンのお店 は・る」で昼食のパンを購入。ここも平日しか営業していないパン屋さん。パンを買い、近くの田んぼのあぜ道に座り、は・るで買ったパンを食べる。は・るでは米粉を使ったパンが多く、チーズとアンパンとクリームパンとプレーンの4つをチョイス。どのパンが小麦生地だったか忘れてしまったが、このうちの3つは米粉のパン。黄金色の稲穂を眺めながら米粉のプレーンパンを食べる。米粉のパンはあまり美味しそうなイメージが無かったが、食べてみると以外とモチモチした食感で美味しい。かすかにお餅のような風味がした。千代から曽我梅林を通り曽我丘陵を上る。お昼過ぎは気温も上がり、長袖では暑いくらいだった。六本松近くから尾根道を国府津方面に進む。途中、畑の脇に植えられたマリーゴールドが花を咲かせていて綺麗だった。3月にアンテナ鉄塔へ散策に出かけたときに尾根道にいた猫に再開した。高齢の猫のようでに3月に比べ痩せ細っていて元気がなかった。この様子だと次にここに来るときには会えないかもしれない。尾根道を途中で下りて沼代方面へ。農道脇に設置されていた上原中佐の案内板は移転したお墓の横に移されていた。上原中佐のお墓には彼岸花が手向けられていた。沼代地区の農道を緩やかに下ると、山間の田んぼの広がる場所へ出た。稲刈りの終わった田んぼでは稲を干していた。藁立てが並ぶ田んぼのあぜ道には所々、真っ赤な彼岸花が鮮やかに咲いている。のどかな秋の風景を眺めてから帰路についた。

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8月3日から始まったF-TRAINの運行も残すところ後2日ほどとなった。運行終了発表後の先週末は線路沿いにF-TRAIN目当ての撮影者の姿を多く見かけた。運行スケジュールが不定のため、いつ小田原周辺を運行するのか直前にならないと分からないF-TRAINだが、25日の日曜日は長時間、小田原市内に停車していたので駅や車窓から見かけた人も多かったのではと思う。午後、F-TRAINが留置予定の足柄駅に出かけた。この日の運行スケジュールでは、14時33分小田原着の後、回送電車として14時42分に足柄駅の留置線に入線し夜8時17分までずっと足柄駅に停車。留置線上の写真と足柄駅を通過するF-TRAINを撮影するため入場券を買い足柄駅構内で待機した。14時32分、下りのF-TRAINが足柄駅を通過。上り線ホームから撮影したが直前に上り電車も通過し被ってしまうかと心配したがなんとか撮影できた。14時42分、予定通りF-TRAINは足柄駅の留置線に入線。留置線がよく見える上りホーム端には撮鉄の方々が大勢陣取っていた。車両のみの写真は沢山撮っているので駅舎や街並みとF-TRAINの写真を撮ることにする。上りホームには30人ちかくのカメラマンがいて撮影会状態。足柄駅のスロープから留置線上のF-TRAIN。華やかな車体がのどかな風景に映えて面白い。この日の夜、足柄駅を出たF-TRAINは、小田原駅の留置線で更に約50分ほど停車。夜の駅舎とF-TRAINを撮影するために20時半過ぎに小田原駅に出かけた。改札を通り、ホームに向かう階段を下りていくと留置線に停まったF-TRAINが見えてきた。夜の小田原駅も多くのカメラマンがいるのかと思ったら、以外に少なくて落ち着いて撮影出来た。留置線に停車したF-TRAIN。小田原駅に賑やかな壁画が出来たようで面白い風景だった。運行終了まで残すところ2日ほど、あと何回この華やかな車両を見ることができるだろうか。

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散策の途中に工事現場に立ち寄ることが多い。街並みの中に新しい建物や道路が出来ていく様子を写真に撮ったり、作業を眺めたりしている。散策中に工事現場を探す目印となるのが家並みの上に突き出ているクレーンのブームやジブ。狩川の橋梁上部工事の現場でもここ数週間、大型のクレーンが鋼鉄の橋桁を吊り下げて作業を行っていた。先週、狩川周辺を散策中に橋梁上部工事の現場に立ち寄った。休日だったためか休工中でクレーンも動いておらず土手にジブ上部が接地して停められていた。近くでみるとかなりの大きさで迫力がある。このクレーンはTADANOのAR-5500Mという型式のクレーンで、最大550tの荷重まで対応。国内最大級のオールテレーンクレーンである。ジブの先端に台車のような機具が取り付けられていた。脇に転がっているフックもかなり大きい。ワイヤーもかなりの太さ。メーカーのサイトを調べたところ直径2.5センチで長さは705mとのこと。台車のベースとなっているのは外国車のようで左ハンドルだった。メーカーのサイトによるとエンジンはベンツ製の14.6リッターのターボ付きディーゼルエンジンで最大馬力は550馬力。重量が45トンもあるため最高速度は62キロとのこと。台車の上には旋回式のブームとクレーンの運転席。オールテレーンクレーンには台車とクレーンそれぞれに運転席がある。ブームの先にジブが取り付けられておりかなりの迫力がある。この現場で使われているジブの形式は分からないが最長81mのジブが取り付け可能とのこと。斜め後方から台車を撮影。タイヤは7軸14本で多軸駆動、多軸操舵が可能。狭い場所でも小回りが出来るようになっている。クレーン後部には鉄製の重りが取り付けられている。吊り上げ資材と重さのバランスをとるため、車体に取り付けるものでカウンタウェイトという名称らしい。このTADANOのAR-5500Mの価格はなんと11億円。国内最大級のオールテレーンクレーンだけあり、価格も最高級だ。今日の昼、たまたま近くを通ったので現場を覗くと、2台の中型クレーンが停車して作業を行っていた。よく見るとAR-5500Mを解体していた。ブーム部分は1台の台車に積まれている。メーカーのサイトによるこのAR-5500Mは台車のみでないと公道の走行が出来ない旨記載されている。もう1台の台車にはクレーンの旋回部と運転席が載せられていた。このAR-5500Mの解体には2台のクレーンが必要のようだ。旋回部を載せた台車から少し離れたところに、AR-5500Mの台車が停まっていた。ブームや旋回部が取り外されると意外と寂しく見える。次はどこの現場にいくのだろうか。

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先日の台風15号の通過に伴い小田原市内でも多くの被害が出た。小田原市から発表された資料を見ると城址公園内では31本の倒木、酒匂川スポーツ広場は冠水により当面使用不可と記載されている。その資料の中で前川地内の認定外道路の被害状況の欄には「擁壁下部が洗堤されたため、道路が約50mにわたり陥没」。また被害想定額の欄には数千万円との記載があった。今回の台風で被害を受けた小田原市所管施設のなかで、前川の認定外道路の陥没が、被害想定額の最も高い被害のようである。被害状況を見るため前川地区に出かけた。小田原市の資料には認定外道路の地番などの記載が無いため、詳しい場所が分からず。恐らく一番海岸よりの道路と思われるので国道1号から前羽福祉館近くの海岸沿いの道路に向かった。前羽福祉館前から50mほど国府津方面に進むと小田原市の名前の入った工事フェンスとパイロンが置かれていた。ここが認定外道路の陥没箇所のようだ。この認定外道路は擁壁の上に作られた道路で、すぐ下は海岸で、横は西湘バイパスの高架になっている。パイロンのすぐ先の部分は、道路のコンクリートが割れて数センチほど陥没している。陥没はこの1箇所だけでなくこの先数十メートルにわたり道路全体が沈下していた。道路の陥没区間の擁壁の継ぎ目部分も隙間が多く開いていたり、コンクリートが剥落している部分もあった。陥没区間を反対側から撮影。小田原市の資料によると被害区間は約50mと記載されていたが、素人目には30mほどに見えた。陥没により側溝との継ぎ目も隙間が開いてしまっている。被害箇所の擁壁を見るために海岸へ下りる。西湘バイパスは耐震工事中で橋脚に足場が組まれていた。この前川地区の海岸は以前にも高波の被害があったようで、壊れたコンクリート片が沢山転がっている。被害箇所の擁壁へ向かう途中、西湘バイパスの橋脚に大きなコンクリート片がもたれかかっていた。高さは2m以上の大きなコンクリート片。その先では海岸へ下りるコンクリート製のスロープが壊れていた。今回の台風で壊れたのかは分からないが高波の影響で壊れたようだ。壊れたスロープの先が、今回被害を受けた擁壁部分。相当波が高かったようで、西湘バイパスの橋脚に組まれた足場も崩落している。高さ5mはありそうな擁壁の継ぎ目に大きな亀裂が出来ていた。これを直すのにはやはりお金がかかりそうである。擁壁下部の状況。被害状況の記載にあった「擁壁下部が洗堤されたため」とはこの部分に波が打ち寄せたことにより隙間が生じ、上部の道路が陥没したようである隙間の開いた擁壁の下部から上部までの状況。この擁壁の管理者は神奈川県で、今後の復旧措置については協議中とのこと。今回の被害箇所のすぐ横には、以前被害を受けたと思われる擁壁があった。下部のコンクリートは崩れており、波が当たらないように消波ブロックが積まれている。今回の被害区間は道路の陥没のほかに、下水道管の被害もあったようで、一日も早い復旧が望まれる。

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